2002.12.27  

配食ボランティア「五和会」
一人暮らしのお年寄りにお餅届ける

 ボランティアグループ「五和会」(滝口不三子会長、25人)は12月23日、伊佐津の滝口会長宅で、会員たちが餅をついて一人暮らしのお年寄りに届けた。歳末恒例のボランティア活動で、今年で25回を数えた。
 五和会は、ボランティア・スクールを修了した滝口会長ら5人で昭和53年に結成。明倫校区の65歳以上の一人暮らしのお年寄りに、民生委員と協力して、月1回弁当を届け、安否確認する配食ボランティアを続けている。また、結成当初に、一人暮らしでお餅も食べられないお年寄りのいることを知り、自分たちでついた餅を届けはじめた。
 会員たちは、前日に42キロのもち米を洗って準備。電気餅つき機で出来上がった餅を、鏡餅用や丸餅にした。この餅をパックに詰め、ミニチュアの門松と「温かくしてお体に気をつけてください」と書いた手紙を添え、福祉施設のヘルパーと会員たちがお年寄り宅に届けた。

写真上は出来上がった餅を丸める会員たち


お年寄りに心和ます歌声と絵
さくら保育園の園児たちクリスマス訪問

 七条中町のさくら保育園の園児32人が12月25日、引土の介護老人保健施設「すこやかの森」を訪問、クリスマスらしくメロディーベルによる演奏などをプレゼントした。小さなサンタのかわいらしい歌声と毛糸を使った絵のプレゼントに、お年寄りらは心を和ませていた。
 同保育園は毎年クリスマスの時期に市内の福祉施設を訪れ、お年寄りらと交流している。今回は5歳児18人、4歳児14人がバスでやって来た。
 園児全員で「大きな古時計」などを合唱した後、5歳児らがメロディーベルを手にして「きよしこの夜」などを演奏、お年寄りらはベルの音に耳を傾けた。その後、園児らは自己紹介や手遊びをしたりして触れ合い、お年寄りらを喜ばせた。

京大水産実験所・益田玲爾さんの
若狭湾水中散歩9「オニオコゼ」

注射針より危険な輩

写真は体長15センチのオニオコゼ=長浜、水深4メートル

内容は舞鶴市民新聞をお読み下さい。




2002.12.24  

阪神に杉山投手、近鉄に横山捕手の2選手
「プロでも活躍を」とそれぞれ激励会

 プロ野球の阪神タイガースと近鉄バファローズに入団が決まった舞鶴出身の2選手の激励会が12月22日、市内でそれぞれ開催され、両選手の元チームメートや後輩たちが、「プロでも活躍を」と熱いエールを送った。
 阪神に入団する杉山直久投手(21)=龍谷大=の激励会は、浜の総合文化会館大ホールで、市民ら約900人が参加して開かれた。同投手の出身校の東舞鶴高野球部OB会や所属していた舞鶴ベースボールクラブ、南舞鶴スポーツ少年団などでつくる「励ます会」(梅原正昭会長)主催。
 激励会では、杉山投手が阪神応援歌「六甲おろし」の流れるなか、大きな拍手に迎えられて入場。梅原会長は「阪神入団は市民の心を明るくする素晴らしい快挙。開幕1軍はもとより、満員の甲子園で新人王をめざして頑張ってほしい」と励ました。
 続いて、南舞鶴スポーツ少年団や舞鶴ベースボールクラブの後輩たちも激励の言葉を贈り、大阪から来鶴した阪神の私設応援団「飛虎会」が、甲子園での右翼スタンドさながらの応援を送った。背番号「18」の縦縞のユニホームを着た杉山投手は「舞鶴出身を誇りに、プロでも精一杯頑張ります」と決意を披露した。
 近鉄に入団する横山徹也捕手(18)=福知山成美高=の「入団祝賀激励会」は、円満寺の舞鶴グランドホテルで、元チームメートや後輩、野球関係者ら約百五十人が参加して開かれた。同捕手の小中学時代に所属していた高野少年野球クラブ(岩崎幹雄代表)が主催した。
 両親とともに会場に入った横山捕手を拍手で迎え、岩崎代表は「プロ野球は雲の上の存在だったが、横山捕手のプロ入りが実現した。後輩たちの大きな励みになった」とあいさつ。続いて、横山捕手の入団と激励を込めて乾杯した。
 会場では、横山捕手の小学生から今年夏の高校野球京都大会まで活躍ぶりをスライドで紹介。また、後輩たちが次々と激励の言葉を贈り、同捕手は「近鉄で頑張ります」と決意を新たにしていた。

写真上は後輩たちから激励を受ける杉山選手。写真下は激励を受けジュースで乾杯する横山選手


入院患者らに心和ます音楽
舞鶴赤十字病院でクリスマスコンサート

 舞鶴赤十字病院と舞鶴赤十字在宅介護支援センンターは12月21日、倉谷の同病院玄関ホールでクリスマスコンサートを開催した。看護師らがハンドベルを演奏したり、城南中学校の生徒たちが合奏を披露=写真=し、患者たちの心を和ませた。
 入院患者らの早期回復を願い、介護する家族らにもクリスマスの一時を音楽を聴いてゆっくり過ごしてもらおうと、毎年催している。
 入院患者と家族らが集まる中、看護師らが練習を重ねてきたハンドベルを奏で、続いて同病院で職場体験をした城南中の生徒らがリコーダーなどによる合奏を披露。最後にプロ奏者でつくるピープルパイパーがバイオリンとフルートで「アヴェ・マリア」などを演奏した。また、中学生らと日赤ボランティア会が病室を回り、クリスマスカードを患者らに手渡した。

2002.12.20  

インターネット上で無料健康相談「舞鶴e―ホスピタル」
新たに11科の総合病院でスタート

 4人の開業医が昨年9月、インターネット上で無料による健康相談に応じるホームページ「舞鶴e―ホスピタル」を開設したが、新たに開業医や舞鶴赤十字病院の勤務医も加わり、このほど11科の総合病院としてスタートした。病院に行かなくても医師からアドバイスを受けることができ、医療への安心感が生まれたと市民からも好評という。今後は市内の各病院をつなぐネットワークの構築も目指したいとしている。
 治療に対する医師の説明が十分でなく悩んでいる相談を患者から受け、梅原秀樹医師らがその悩みを解消する活動を模索。利用者が自宅からいつでも質問でき、忙しい医師も時間の合間に答えることができるメリットを考え、インターネットによるボランティアの診療所の運営を始めた。
 昨年9月からの質問件数は120件、市内からが37%、その他が63%。女性が約7割を占めた。産婦人科や胃腸内科へは、診察内容や手術への決心がつかないという相談があり、それに回答したことで受診しやすくなったと返信が届いた。隅山充樹医師らは「メールでなら聞きやすく、活字での回答を何度も読み直せるメリットもあります」と振り返っていた。
 現在は歯科医師や小児科などの医師も加わり、9人による11科の総合病院の態勢が整った。今後は市内の病院の参加を呼びかけてネットワークでつなぎ、開業医から病院への紹介状や画像診断のデータの交換などできればとしている。ホームページのアドレスはhttp://maizuru‐e‐hospital.com/

写真はホームページの相談をする医師たち


中舞鶴幼の園児らが交通安全サンタ
余部地区のお年寄りにカードと反射材

 年末の交通事故防止府民運動(12月11日〜31日)の一環として、舞鶴東署は12月17、18日、中舞鶴幼稚園の協力で、余部地区のお年寄りらに交通安全の啓発活動をした。園児らが交通安全サンタになり、お年寄り宅を訪問してメッセージ入りのカードと反射材をプレゼントした。
 今年の市内の交通事故による死者は同17日までに13人、このうち高齢者は九人となっている。同署管内でも死者7人中4人が高齢者。なかでも国道27号が通る中舞鶴地区は交通事故が多発し、高齢者の居住率も高くなっており、同署は同地区を事故防止モデル地区に指定し、安全活動に力を入れている。
 今回は同署が交通ルールを記入したカードを用意し、園児が絵などを書いて仕上げて、お年寄りらにプレゼント。園児33人と中舞鶴交通安全推進委員、同署交通巡視員らが9軒を訪れた。その途中、交差点などで園児らは巡視員から交通安全の指導を受けた。

2002.12.17  

日星高Sクラブの生徒ら友愛訪問で
一人暮らしのお年寄りにクッキーなど

 上安久の日星高校の点字、手話、ボランティアクラブでつくるSクラブが12月13日、余内地区の一人暮らしのお年寄り宅を訪れて、クッキーとメッセージカードをプレゼントをする友愛訪問をした。お年寄りらは「毎年おいしいクッキーをありがとう」と喜んでいた。
 クリスマスの時期を前にしてのボランティア活動で、地域の人たちとのふれあいを目的に今年で11回目の取り組み。同地区の65歳以上の一人暮らしのお年寄り、寝たきりの人を介護している家庭を対象にしている。
 Sクラブの生徒らが前日に225人分のクッキーとドーナツ、カードを作成。クッキーなどは6つを1袋にし、カードには手作りのサンタクロースの絵と、体調に気をつけてといったメッセージを添えた。
 この日はSクラブの16人が、民生委員12人の案内で数班に分かれて訪問した。福来西地区を担当した1年生の曽我光里さん=福知山市=と寳來茜さん=溝尻=は「お年寄りの人に喜んでもらえてうれしい。これからも自分たちでできるボランティアを続けていきたい」と話していた。

写真はお年寄り宅を訪れてクッキーを手渡す生徒


三鶴幼の園児120人が年賀状投函
西舞鶴郵便局で引受式

 12月15日から平成15年の年賀状の取り扱いが始まったが、西舞鶴郵便局は同16日、特設ポストを置いて年賀状引受式を実施した。さっそく近くの三鶴幼稚園の園児120人が年賀状を投函、加藤岩男局長から記念品を受け取った。
 年賀状の発行枚数が前年比で3%減少していることから、同局は引受枚数を113万8000通(前年実績117万2000通)、配達枚数を107万3000通(同110万5000通)と予想。元旦は約60人態勢で配達する。
 園児らは自分たちの祖父母をはじめ、ノーベル化学賞を受賞した島津製作所の田中耕一さんら活躍した人にも年賀状を書いた。今年はマラソンの高橋尚子選手からお礼のはがきが届いた。同局は「24日までに出してもらえば元旦に配達できます」という。

2002.12.13  

大浦半島の赤野神子谷に
支配者の存在示す中世集団墓

 舞鶴地方史研究会(小林清会長)は、大浦半島の赤野神子谷の竹林にある中世時代の集団墓について、神戸市の摂陽文化財調査研究所の古川久雄さん(49)を招き、このほど調査をした。12年前に平の郷土史家の真下克己さん(78)がその存在を明らかにしたが、古川さんの調べで14世紀末から16世紀末までにできたもので、この谷を支配していた土豪の存在を示す遺跡と分かった。真下さんは文書にも記録されている赤野氏一族の墓と推測している。
 真下さんは平成2年、集団墓の存在を明らかにし、調査結果を同研究会の会報に発表した。凝灰(ぎょうかい)岩の板碑や五輪塔、自然石などの計59基が無秩序に転がっていたり、一部は原型を残して建っていた。この内、2基については室町時代の「文明七年(1475)」の銘文が刻まれていたが、だれの墓か手掛かりはなかった。
 古川さんは高浜町の日引石に詳しく、舞鶴市内の石造物の調査にも何度も訪れているが、今回初めて赤野の現地を見て回った。文字が彫ってないことなどから中世のころのものと指摘。近世以降に墓として使わなかったためこの集団墓が残ったとし、現状のまま保存することをアドバイスした。
 大正3年に村の歴史を書いた「西大浦村沿革及び記事」には、赤野氏の記述がある。永仁2年(1294)から永正13年(1516)にかけて大浦全域を支配した。真下さんは赤野氏に関する文明年間の文書の存在や、赤野氏の墓地に中世にさかのぼる墓がないことなどから、この集団墓が赤野氏一族のものと考えた。「中世墓の発見で西大浦村の文書が現実的なものとなった」と話していた。

写真は石塔を調べる神戸市の摂陽文化財調査研究所の古川さん(左)と舞鶴地方史研究会の会員ら


福井小5年生「すこやかの森」を訪問
ふれあい交流会で絵手紙などプレゼント

 福井小学校の5年生23人が12月10日、引土の介護老人保健施設「すこやかの森」を訪れ、ふれあい交流会をした。10月から続けている交流で、これまでの体験学習を発表したり、お年寄りにプレゼントを贈った。
 5年生は総合的な学習で「ふれあおう命の輝き」をテーマにして、福祉施設でのお年寄りとの交流を通して、思いやりなどを学ぶことにし、10月末から3回にわたって、「すこやかの森」を訪れてきた。これまでは施設での生活などについてお年寄りにインタビューした。
 最後の交流会のこの日は、児童らがインタビューをもとに施設の様子をまとめた新聞や絵手紙をプレゼント。車いす介護の体験を発表したり、連想ゲームで一緒に遊んだ。また、折り紙で作ったペンダンドも手渡し、お年寄りから喜ばれていた。

2002.12.10  

中学生の軟式野球「城南リーグ」
池内少年野球クに賞状と優勝杯

 中学生の軟式野球チームがリーグ戦で優勝を争う「城南リーグ」(濱口芳雄会長)の表彰式が12月8日、高野台の高野小学校体育館であり、優勝した池内少年野球クラブに賞状と優勝杯が授与された=写真
 城南リーグは、池内少年野球ク、高野ドジャース、中筋少年野球ク、舞星野球クの4チームが参加。今年3月に開幕し、11月まで各チーム15試合を戦い、順位が決まった。優勝した池内少年野球クは、11勝3敗1分の勝率7割8分6厘だった。
 表彰式には、各チームの選手や監督、保護者らも出席。濱口会長から池内少年野球クの安宅基主将、川端将久副主将に賞状と優勝杯、準優勝の高野ドジャースに準優勝盾が贈られた。
 また、選手の個人表彰では、打率4割1分2厘で首位打者を獲得した真野広樹選手(池内少年野球ク)に最優秀選手賞(MVP)が贈られたほか、優秀選手や特別賞受賞選手、打率上位10選手を表彰。濱口会長は、選手の健闘をたたえるとともに、「来シーズンも新たな気持ちで頑張ってほしい」と励ました。
 城南リーグは、今年で4シーズン目。スタートした平成11年のシーズンでは、大阪近鉄バファローズに入団が決まった横山徹也選手(福知山成美高校)が、高野ドジャースの選手として活躍、首位打者を獲得している。

市のアダプト・プログラム参加の12団体40人
浜の海岸周辺を年末合同清掃

 市のアダプト・プログラムに参加している舞鶴ライフセービングクラブ(山本良徳代表)が、同プログラムに加入している各団体に呼びかけて、12月7日、浜のしおじプラザの海岸周辺で、年末の合同清掃活動をした。12団体・個人の約40人が草むらに隠れた不燃ごみなどを集めた。
 アダプト・プログラムはアメリカで始まった制度で、養子に見立てた公園などの地区と里親役の市民の縁組を成立させ、市民が清掃を担当し、行政がごみ袋の提供などを担当する取り組み。市では昨年9月から実施し、約40団体・市民が各自で選んだ市内の13カ所を清掃している。
 夏の神崎海水浴場での救助活動にあたる同クラブは、浜の海岸の清掃を担当し、今年3月にも各団体に呼びかけて合同で実施したが、今回はさらに多くの団体と協力することにした。青葉グリーンロードを担当する舞鶴高専鶴友寮、前島ふ頭担当のまち遊びフェスティバル実行委員会などが参加。3グループに分かれて、空き缶やビールびんなどを集めた。
 山本代表は「草の根的に活動が広がるきっかけになれば」と話していた。

2002.12.6  

気さくな人柄で学生たちからも人気の先生
舞鶴高専の川勝教授に文部科学大臣賞

 全国の54校ある国立高専の教員の中から、教育活動や学生指導、地域社会への貢献で功績のあった人を顕彰する制度が今年度から設けられ、舞鶴高専機械工学科の川勝邦夫教授(58)=木ノ下=が最高位の「文部科学大臣賞」を受賞した。もの作りの楽しさを実践的に体験できる授業に取り組み、気さくな人柄で学生たちからも人気の先生。地元以外でも国際協力事業団(JICA)の派遣専門家として、海外での活躍でも知られている。
 国立高等専門学校協会が、全国の54校の教員3855人を対象にした顕彰制度で、同大臣賞1人、国専協会長賞5人などを選んだ。
 舞鶴出身の川勝さんは、民間企業などを経て昭和45年から舞鶴高専に勤務。当時は製図と製作実習の授業で課題を学生に与えていたが、アイデアを考えて試作して動かすまで一貫した授業をする「考案製作実習」の授業を同48年から導入。この取り組みが先駆けとなり、今では全国の大学や高専で取り入れられている。
 学生生活の指導では学生寮の主事などを担当し、野球部などの顧問をして学生と関わっている。分け隔てなく学生と人としてつきあう姿勢は学生たちからも親しまれ、熱心な講義も重なって学生らによる「良い先生アンケート」で第1位に選ばれた。
 授業の成果を公開講座として市民に講義したり、同校地域共同テクノセンター長として、府北部の企業の技術力開発のため、産官学の連携にも努めている。また、フィリピンやルワンダ、タイなどの学校建設を支援するプロジェクトで、JICAから現地へ派遣され、その体験から国際交流事業にも取り組んでいる。
 川勝さんは「社会人となった卒業生たちがぼくの財産。今後は一層地域との連携に取り組みたい」と話していた。

舞鶴市民病院に「不妊治療センター」開設
カウンセラーも養成して配置、高度生殖医療の実施へ

 舞鶴市民病院は、12月2日から受精卵の胚の凍結保存などの高度生殖医療などを実施する「不妊治療センター」を開設した。心のケアなどをする不妊カウンセラーも養成して配置し、ハードとソフト面で治療体制の充実を図る。
 不妊治療を受けている人は現在、全国で約28万人、不妊に悩む夫婦は10組に1組と言われている。府内では京都市内を除いて、府中北部で同病院が唯一、昭和62年から体外受精を実施。平成5年からの統計では延べ58件の治療を行い、11件の妊娠で五人が生まれた。
 同センターでは、これまでできなかった液体窒素が入った容器での凍結保存、顕微受精を実施する。また、医師や検査技師などの連携を強め、不妊に悩む人の相談や医療の情報を提供する不妊カウンセラーと体外受精コーティネーターを養成して配置する。顕微受精の機器は来年度中に導入の予定。
 産婦人科の奥田英人医長は「府北部の人が不妊治療のため大阪や九州まででかけている現状があった。専門スタッフの配置は民間の不妊治療専門病院ではあるが、公立の大学病院ではほとんどないだろう」と話していた。

写真=受精卵の胚の凍結保存をする容器


2002.12.3  

「私のアイデア貯金箱」コンクールで
今井君(明倫小6年)に郵政事業庁長官賞

 第28回「私のアイデア貯金箱」コンクール(郵政事業庁主催)で、郵政事業庁長官賞を受賞した明倫小学校六年の今井裕也君(12)に、11月29日、賞状と記念品が伝達された。全国審査での入賞に、「すごい賞をもらってうれしい」と喜んでいた。
 今井君の作品は「がんばれ飛脚さん」で、飛脚が郵便箱を担いで勢い良く走る姿の貯金箱。社会科で「日本郵便の歴史」を学んだことをきっかけに、飛脚の姿が印象に残り、夏休みに制作した。針金で骨組みを作り、粘土で形を仕上げた。また、郵便箱は発砲スチロールの廃品を利用したという。この郵便箱が硬貨をいれる貯金箱になっている。
 賞状伝達式は、北田辺の明倫小であり、西舞鶴郵便局の加藤岩男局長から今井君に賞状と記念品が贈られた。今井君は「すごい賞をもらってうれしい」と喜んでいた。
 「私のアイデア貯金箱」コンクールは、無駄遣いしないで貯金する大切さを知ってもらうため、小学生を対象に創意工夫して作った貯金箱を募集。全国各地域での1次審査と近畿地方などの2次審査を経て、全国(中央)審査が行われ、入賞者が決まる。今回、舞鶴地域では22校から958点の応募があった。
 舞鶴地域の1次審査で郵便貯金振興会賞(2次審査出品作品)と、郵便局長賞を受賞したのは次の皆さん。
 ▽郵便貯金振興会賞=今井裕也(明倫小6年)関小田幸大(新舞鶴小4年)増田崇(明倫小2年)▽郵便局長賞=千代和志(与保呂小6年)村田諒(中舞鶴小6年)福本みのり(志楽小4年)和気一真(余内小3年)東航輝(倉梯小1年)鶴村浩輝(倉梯第2小2年)

写真上=西舞鶴郵便局の加藤局長から賞状を受ける今井君。写真下=今井君の作品「がんばれ飛脚さん」


12月14、15日に「マルタさんを舞鶴に呼ぶ会」
「ほのぼの屋」で クリスマスディナー・コンサート

 世界的サックスプレーヤーのマルタさんと東舞鶴高校ウィンドアンサンブルとの共演によるチャリティーコンサートの実現を支援しようと、「マルタさんを舞鶴に呼ぶ会」(岸本純子会長)が、12月14日と15日、大波下のカフェレストラン「ほのぼの屋」で、クリスマスディナー・コンサートを開催する。フルコースのフランス料理を食べながら、永井美穂さん=写真右=のサックスと内藤泰子さん=写真左=のピアノ演奏を聴く。収益金を来年3月のコンサートに役立てる。
 市民から楽器購入などの寄付の応援を受けた同アンサブルが、音楽を通してだれかの役に立てることを考えたことから、NPO「難民を助ける会」関西支部長の鷲田マリさん=丸山中町=が、マルタさんとの共演によるチャリティーコンサートを提案。来年3月の演奏会で共演し、会場で受け付けた募金を難民支援に役立てることにした。
 マルタさんを招くための費用が必要だが、部員らはそのためのアルバイトもできないため、市民有志らがその必要経費を支援するため、各界の著名人を講師とした連続教室を企画した。舞鶴出身のモデルの藤原弘子さんのトークショーなどをした。
 両日のコンサートに出演する永井さんは作陽音楽大学を卒業し、現在は舞鶴市内でサックス教師として活動中。内藤さんは京都市立芸術大学を卒業し、舞鶴でピアノ教室を主宰。午後6時半から。14日は50席すべて売り切れ、15日のみ若干席が残っている。料金は7000円(フリードリンク)。
【問い合わせ】電話66・7711、ほのぼの屋。