2002.4.30  

「市花と緑の公社」設立1周年で
ソメイヨシノを記念植樹

 財団法人・舞鶴市花と緑の公社(梅原儀視理事長)が設立1周年を迎え、4月29日、多祢寺の舞鶴自然文化園で記念式典が催された。関係者らがソメイヨシノの植樹をした。
 同公社は緑化の普及啓発を図って、花と緑のまちづくりの推進のために作られた。元西武農場跡地を活用した同園でアジサイ展やツバキ展などを開くほか、四季の花畑計画に基づく事業やガーデニング教室などを実施している。昨年1年間で同園には約1万人が来園した。
 記念式典には関係者ら約100人が出席。梅原理事長が「心に安らぎを与える花と緑のまちづくりを進めてきたい」とあいさつした。続いて、ソメイヨシノ1本の植樹があり、江守光起市長や市民も加わってスコップで土をかけた。

志高の共同茶園で茶摘み始まる
一番茶を品評会に出品

 志高の舞鶴茶生産組合岡田下支部(永野孝夫支部長)の共同茶園で4月29日、一番茶の茶摘みが行われた。今月(4月)3日に茶の萌芽宣言があり、茶摘みも昨年より9日早くなった。収穫した茶は、茶品評会に出品される。
 茶摘みは、黒い日除けシートで覆われた茶畑約15アールで、組合員ら66人が出て行われた。黄緑色の絨毯を敷いたような茶畑のなかで、組合員らが丁寧に手摘みで新芽を摘み取っていた。一番茶は120キロ収穫、早速、綾部市内の両丹茶研修工場に運ばれ、製茶に加工された。
 この新茶は、両丹茶品評会、京都府、関西、全国茶品評会に出品される。舞鶴茶は、毎年品評会で上位入賞し、高い評価を得ているという。永野支部長は「今年は霜の被害もなく、昨年より収穫は増えそう」と期待している。
 市内には、総面積12ヘクタールの茶畑があり、46戸の茶生産農家が茶を栽培。昨年の収穫高は約6500万円。

2002.4.26  

JR東駅コンコースに生け花
華道家の椿さんら4人に感謝状

 JR東舞鶴駅(吉崎進駅長)のコンコースに、5年前からボランティアで生け花作品の展示を行い、駅の美化活動に協力している華道家の女性4人に、このほどJR舞鶴鉄道部の大槻克也部長から感謝状が贈られた。季節の花や行事に合わせて生けられた作品は、乗降客に一時の安らぎを与えている。
 感謝状を受けたのは、椿道恵さん(60)=行永東町▽稲田順子さん(61)=溝尻町▽古川絢子さん(62)=森本町▽山中知昌さん(48)=丸山西町。いずれも華道家元池坊の教授の資格を持っている。
 平成8年7月にJR舞鶴線の電化・高速化の開業に伴って、東舞鶴駅は高架駅の新駅舎に生まれ変わった。この新駅舎に彩りをと、翌年1月から1人が1カ月間を担当する形で、毎月交代で生け花作品を展示している。担当月には、4回から6回生け花の展示替えを行い、「雛祭り」には桃の花、「母の日」にはカーネーションなど行事にちなんだ花や季節の花を生けている。
 感謝状は5年間以上に渡り、駅の美化活動に協力したことに対して贈られた。椿さんは「新しい駅に潤いをと、4人で始めました。感謝状をいただき驚いています。これを励みに、これからも生け花の展示を続けていきます」と話していた。
 吉崎駅長は「パンフレットなどを備えただけの駅のコンコースに、美しい生け花の作品が展示され、お客様に好評を得ています」と喜んでいる。

余部下にリサイクル・リフォームハウス
4月27日「おもちゃ箱」オープン

 市民から委託を受けた子供服などをリサイクルしたり、リフォームして販売する店が4月27日、余部下にオープンする。これまで捨てられていた服やおもちゃなどを、必要な人に安く提供するだけでなく、子育て中の母親らが交流したり、パッチワーク教室などの場としても利用してほしいという。
 和田の森脇香織さん(28)が、リサイクル・リフォームハウス「おもちゃ箱」を開く。5歳と2歳の子供をもつ森脇さんは、着れなくなった子供服などが捨てられるのをよく目にするようになり、物をもっと大切に使うことができないかと思った。洋裁と和裁の学校を卒業し、縫製の仕事をした体験を活かし店を立ち上げることにした。

2002.4.23  

八島おかみさん会が考案
肉じゃが関連お土産グッズ販売

 「八島おかみさん会」(伊庭節子会長、会員20人)は、舞鶴が発祥の地とされる肉じゃがにちなんだお土産グッズを開発し、4月18日から発売した。まいづる肉じゃがまつり実行委員会が使用するマスコットキャラクターを基にしたデザインとなっている。子供からお年寄りまで購入してもらえるようにと、携帯電話ストラップや鈴付きキーホルダーなど5品を考案。新たなお土産品に育てたいとしている。
 八島商店街の各商店の女性たちでつくる同会は、舞鶴をPRするお土産品を販売する取り組みを続けてきた。これまで売り出したのは平成5年に自衛隊人形キーホルダーを皮切りにして、赤れんがしおりなどの赤れんが関連グッズ、岸壁の母手拭いなどの岸壁の母関連グッズなど計13品目。いずれも舞鶴にちなんだ商品を開発した。
 数年前から舞鶴が発祥の地とされる肉じゃが料理を使ってまちおこしがなされていることから、肉じゃがに関係したお土産品をつくるアイデアを温めてきた。同実行委員会の清水孝夫代表が、舞鶴鎮守府初代長官の東郷平八郎海軍中将をモデルとしたマスコットキャラクターをデザインしたが、このキャラクターを活かすことにした。
 マスコットキャラクーを基に作った人形は、左手で肉じゃがの入ったお碗をかかえ、右手にお玉を持っている。お碗には「まいづる元祖 肉じゃが」の文字が入っている。お土産品にはこの人形を取り付けた。グッズは携帯ストラップとキーホルダー、根付け、ボールペン、耳かきの5品。携帯ストラップなどは青、黄緑など6色ある。
 伊庭さんは「軽くて安くてだれにも持ってもらえるものにしたかった。かわいらしいイメージのものができあがり、持ち歩いて使ってもらえるものが多いので、PR効果も期待できそうです」と話していた。携帯ストラップとキーホルダー、根付け、ボールペンは各300円(税別)、耳かき280円(税別)。会員の店で扱っている。市内の観光施設にも販売を依頼している。
【問い合わせ】電話62・5533、伊庭さん。

「ロータリーの道」整備に汗(6月2日に登ろう会)
舞鶴RC会員とボーイスカウト

 5月からの行楽シーズンを前に、舞鶴ロータリークラブ(森津徳夫会長)とボーイスカウト舞鶴第4団(上山利彦団委員長)は4月20日、五老岳までのハイキングコースとなっている「ロータリーの道」の整備作業をした。参加者らは山道を登りながら、倒れた木の後片付けやごみ拾いに汗を流した。
 ロータリーの道は、上安久の日星高校西側に登り口があり、五老岳山頂まで通じている約2キロのコース。同クラブが30年前に整備して造り、毎年道の手入れと市民に呼びかけてのハイキングの催しを続けている。
 この日、同クラブの10人、第4団の隊員とリーダーらの70人が参加した。クラブの会員たちは上安久の熊野神社前の山道を登り、ロータリーの道を示した標識を6カ所に立てた。また、草刈り機やナタ、ノコギリを使って倒れて道をふさいだ木を片づけたり、道に多いかぶさった木の枝払いなどをした。第4団隊員の子供たちもハイキング気分を味わいながら、ごみ袋を手にしてごみを拾いながら山頂を目指した。
 ロータリーの道は歩いて約1時間の道のり。同クラブは6月2日、登ろう会を催す。頂上広場でゲームなども楽しむ。だれでも参加できる。水筒、昼食を持参。上安久の文化公園体育館に午前9時半に集合、同10時に出発する。
【問い合わせ】電話76・6111、同クラブ(舞鶴グランドホテル内)。

2002.4.19  

本格的なフランス料理を気軽に味わって
カフェレストラン「ほのぼの屋」4月26日にオープン

 大波下の精神障害者通所授産施設「ワークショップほのぼの屋」(西澤心施設長)が運営するカフェレストラン「ほのぼの屋」が、4月26日にオープンする。本格的なフランス料理を気軽に味わってもらえる店を目指しているが、授産施設が運営する店としては全国でも例のない試みという。店づくりを通して地域と交流を深め、心のバリアフリーに取り組む。開店に向けて、職員と利用者のスタッフらが調理と接客の練習を重ねている。
 社会福祉法人・まいづる福祉会(黒田隆男理事長)が、精神障害者の働く場の確保と地域生活を支援する拠点として、ワークショップほのぼの屋と障害者地域生活支援センターほのぼの屋を今春開設した。建設にあたっては、不足した自己資金をまかなうため、「まいづる共同作業所・まいづる作業所『友の会』」が募金活動をし、市民や事業所から約2200万円が寄せられた。
 カフェレストラン「ほのぼの屋」は、子供からお年寄りまでフランス料理を気軽に食べてもらえる店にしようと、「プチフレンチ」の店と銘打った。シェフには、大阪ヒルトンホテルの料理長や京都ロイヤルホテルの総料理長を務めた塩原勝さん(53)が就任し、メニュー作りから関わった。職員と利用者らがスタッフとして厨房やフロア係を担当し、下ごしらえや盛りつけ=写真=、接客などの仕事をする。
 1階と2階で約60席。舞鶴湾と夕日の景色を眺めることができ、外のテラスでも食事ができる。2階部分はギャラリーのスペースも設けた。天井には京都市内の染織作家が制作した藍染の布が張り渡されており、しゃれた雰囲気の店となっている。ミニコンサートやレストランウエディングの開催もできる。
 メニューはランチが800円のAコース、1200円のBコースなど、ディナーはコースメニューなどを組んだ。ランチとディナーとも、海鮮丼や幕の内膳などの和食も備えたアラカルトもある。コーヒー1杯から予算に応じたパーティー料理まで応じ、本格的な料理を安く提供していきたいという。すでに予約も数件入っている。
 フロア係をする男性スタッフ(38)は「舞鶴湾を眺めることができるこのレストランで働いてみようと思いました。お客さんにゆっくりと過ごしてもらえるようなお店にしたい」と接客の練習をしていた。西澤施設長は「障害者施設だと市民が入りにくいという面もあったが、お店だとだれでも入ってきやすい。みんなと楽しみながら育っていき、地域に還元できるようにしていきたい」と話している。
 営業時間は午前10時〜午後9時。水曜日は休み。
【問い合わせ】電話66・7711、ほのぼの屋。

4月26日〜28日、北村さんが勤労者福祉センターで「手と手と心 信濃展」
亡くなった娘への励ましの手紙やメッセージ並ぶ

 難病で重度の障害を持った娘を亡くした母親が、亡くなって10年の区切りとして、「手と手と心 信濃(しの)展」を4月26日から28日までの3日間、浜の勤労者福祉センター3階で催す。通っていた与謝の海養護学校の教師や病院の医師、友人らの励ましのメッセージなどを並べ、人と人のつながりの大きさを伝えることができればとしている。
 福来の会社員、北村和子さん(51)が開催する。北村さんの長女、信濃さんは先天的な染色体の難病で、10年間岩滝町の養護学校に通い、入退院を繰り返しながら15歳で亡くなった。
 厳しい現実に直面したが、絶えず教師や医師、友人らから励ましを受けた。それは手紙やメッセージだったり、お弁当を病院に届けてくれるという行動だった。同じく重度の障害の子供をもつ母親と知り合って、はがきを交わして励ましあった。
 会場では友人や教師からもらった手紙、医師や妹たちが信濃さんあてに書いた文章などを張って作ったアルバムなどを並べる。北村さんは「励ましていただいた先生や友人は信濃が残してくれた宝物です。人は捨てたもんではないという思いを感じてもらえれば」と話していた。
 時間は午前9時〜午後7時。28日は午後6時まで。

2002.4.16  

「CASネットワーク」代表の西田さん
4月19日現地入り、アフガンのいまを見てきます

 市民活動の支援に取り組むNPO法人「CASネットワーク」代表の西田博一さん(57)=寺内=が、新しい国づくりを進めるアフガニスタンの現地を見てくることにした。これまでもアフガンの難民らに向け、市民から寄せられた支援物資などを送ってきたが、パキスタンの難民キャンプやアフガン国内の様子を自分の目で見て、今後どういった支援活動が必要か見定めてくる。国内の他のNGOメンバーと一緒に4月19日に現地入りし、約10日間の日程で各地を訪問する。
 昨年九月、NPO法人としてスタートした同団体は市民活動の支援のほか、長い内戦と干ばつ、同時多発テロを契機とした米国による攻撃で、多くの難民を生み出したアフガンの支援にも取り組んできた。国連難民高等弁務官・日本オフィスに協力して、アフガン難民への募金活動を行ったり、市民から寄せられた毛布やセーターなどの物資を送った。
 西田さん自身、旧ソ連軍が侵攻する以前の約30年前、ネパールやインド、イランなどを巡る旅の途中、アフガンに立ち寄った体験をもつ。カイバラ峠からカブールなどの国内を歩き、のどかな村人らに出会った。当時は山は緑に覆われて美しく、子供たちの目が輝いていたのが印象的だったという。
 こうした体験をしたアフガンへの支援を取り組むようになったが、地に足の着いた、息の長い活動をするために一度現地に入りたいと思っていたところ、支援物資を送ったNGO「アラブ・イスラム文化協会」(東京都杉並区)から、アフガン入りを打診され、訪問団のメンバーに加わった。同協会やペシャワールの会のメンバーら7人で19日に向かう。
 パキスタンのイスラマバードやペシャワールなどの難民キャンプを見るほか、アフガン国内では特に南部のクエッタ、カンダーハル、チャマンなどを訪れる。アフガンではいま部族対立が激しくなっているだけに、そうした国内情勢も肌で感じてきたいという。
 西田さんは「現地では何が必要とされているのか。また、それがちゃんと子供たちに届くのか。今後の支援活動の参考になるようアフガンのいまを見てきます」と話していた。帰国後は報告会もしたいとしている。同団体は旅費のカンパを募っている。
【問い合わせ】電話78・2448、CASネットワーク。

本社など後援・チャリティー春のKSKカラオケ祭り
会員らステージで熱唱

 近畿歌謡総合研究会=略称、KSK=(中橋丈夫会長)主催、舞鶴市民新聞社など後援の第3回チャリティー春のKSKカラオケ祭りが4月14日、北田辺の市民会館で行われ、会員たちがステージで歌を熱唱した。
 同研究会は、カラオケ愛好者らが集うグループで、春、秋の年2回、会員たちが日ごろの練習の成果を発表する場として、カラオケ祭りを開いている。
 カラオケ祭りは、演歌舞踊の青葉竜太郎社中の踊りで開幕。この後、会員たちがステージ衣装を身につけ、ソロやデュエットで得意な曲を次々と歌った。また、地元のプロ歌手、山本和恵さんの歌謡ショーもあり、祭りに花を添えた。
 会場入り口の受け付けには、募金箱が置かれ、来場者らから浄財が寄せられた。この募金は社会福祉に役立てるため、市に寄付する。このほか、お楽しみ抽選会もあり、来場者を楽しませた。

2002.4.12  

みずなぎ高野学園が新たに
無公害の一般家庭用ごみ袋製造・販売

 野村寺の知的障害者通所授産施設「みずなぎ高野学園」(松岡正人施設長)は、無公害の一般家庭用ごみ袋の製造・販売を始めた。長引く不況の影響で、園生(利用者)たちの賃金となる下請け作業の受注が減少するなか、新たな作業として取り組んだ。現在、販路の開拓に力を注いでおり、市民から購入の注文を受け付けている。
 社会福祉法人「みずなぎ学園」(多田卓夫理事長)の運営する高野学園では、知的障害者の社会参加と自立をめざして、門扉やフェンスの加工、リフト用のパレット製作などの仕事に取り組んでいる。また、空き缶のリサイクルのほか、鹿原のみずなぎ学園の園生と共に、平成10年にオープンした森の市リサイクルプラザで、市の委託を受けてプラスチック容器の手選別作業を行っている。
 こうしたリサイクル事業と関連性のある作業として、ごみ袋の製造・販売に取り組んだ。ごみ袋(ポリ袋)を製造する製袋包装機と関連機器は、財団法人・中央競馬馬主社会福祉財団からの460万円の助成と、自己資金159万5000円を合わせて購入した。
 学園内に作業場を設けて機械を設置。機械から製造されて出てくるごみ袋を、園生たちが点検して十枚単位にまとめ、袋詰めしている。ごみ袋のサイズは650ミリ×800ミリ×0.03ミリで、容量は45リットル。色はごみの中身が見える緑、黄、青色と、見えない黒、青色。中身がみえるものを「クリーンパックみえ太」、見えないものを「無公害ポリ袋」と名称を付けている。価格は1袋10枚入りで100円(消費税込み)。月6000袋(6万枚)を製造する。
 同学園では、「不燃ごみの分別収集に、例えばプラスチック容器類には『緑色のみえ太』、埋め立てごみには『黄色のみえ太』というように、色分けで正確なごみ仕分けができるようにしてもらえば」としている。
 ごみ袋の注文は、電話75・8800、みずなぎ高野学園。

気功を使って健康づくり
NPO法人の取得へ「愛の気」設立総会

 気功を使った健康づくりを図ろうと、昨年12月に米国で活躍する気功家を招いて研修会をした市民らが、特定非営利活動(NPO)法人の取得に向け、10日、浜の市商工観光センターで、「インターナショナル愛の気」の設立総会を開いた。6月に第2回目の研修会を企画し、今秋には法人としてスタートを切りたいとしている。
 昨年、気功家の新倉勝美さんを講師として開いた研修会には、市民の気功への関心は高く、再度体験したいとの要望があった。主催した市民らがその後も毎週教室を開いているが、東洋医学の気のもつ治癒力を活用して、病気の治療と予防に役立つ活動をボランティアの立場で取り組もうと、NPO法人を立ち上げることにした。
 設立総会には7人が出席し、定款や役員、今年度の事業計画などについて話し合った。理事長には藤井満さんが選ばれ、会員15人でスタートする。今月(4月)中にも法人登録の申請をし、気のトレーニングや人材育成、福祉施設へのボランティア訪問などを予定している。
 6月1日には上安久の文化公園体育館で、第2回愛の気研修会を開く。新倉さんが指導するほか、米国オハイオ州立大学医学部で気の研究をする幸泉久子教授が講演する。受講料2000円。
【問い合わせ】電話63・8099、藤井さん。

2002.4.9  

市政記念館で初のロビーコンサート
出演者を募集、演奏家らに発表の場を提供

 市民の音楽活動を支援し、くつろいだ雰囲気のなかで音楽を鑑賞してもらおうと、4月7日、北吸の市政記念館で、初めてのロビーコンサートが開催された=写真。主催したのは、市文化事業団の事業を市民自ら企画・運営する「舞鶴プランナーズ21」(山田宏委員長)。毎月第1日曜日に、このロビーコンサートを開催することになっており、出演者(グループ)を募集している。
 舞鶴プランナーズ21は、市文化事業団の公募した市民組織。同事業団の文化事業を、市民自ら手作りしてもらうことを狙いに、1昨年発足した。初年度は平成12年の年末に世紀越えコンサート、昨年は劇団「四季」の公演を企画した。今年は、音楽活動を行っている演奏家らを支援するため、発表の場を提供するとともに、市民にも音楽を楽しんでもらおうと、「市政記念館ロビーコンサート」を企画した。
 初のコンサートには、邦楽の琴演奏家、立道明美さんらが出演した。立道さんは独奏で「さくら」を演奏、また、尺八の奥村雅響さん、琴の山下美穂さんと「コーヒールンバ」などポピュラー曲も演奏した。第2部はピアノの高田聡子さんの演奏、第3部は木声合唱団の合唱が行われた。約50人の聴衆は、間近で生の演奏や合唱を楽しんだ。
 山田委員長は「気軽に演奏を楽しんでもらうため、また、赤れんが建物の活用も狙いの一つに、市政記念館ロビーでのコンサートを企画しました。管弦楽、吹奏楽、合唱などの音楽活動に取り組む出演者を募っています」と話している。
 ロビーコンサートは、4月から6月を「春うららコンサート」、7月から9月を「真夏の夢のコンサート」、10月から12月を「さながら秋のコンサート」とのタイトルが付けられている。すでに6月までの出演者は決定しており、7月以降の出演者を募集している。出演者は毎回3組(1組の演奏時間は30分)で、高校生以上の個人、またはグループが条件。
【問い合わせ】電話64・0880、市総合文化会館内の舞鶴プランナーズ21係。

アマチュアカメラマン・林さん
4月20日まで個展「港と山の詩」

 アマチュアカメラマンの林正武(まさたけ)さん(59)=吉野=が、舞鶴の風景をテーマとした写真の個展「港と山の詩」を、天台のカフェギャラリー「サルバドール・ダリ」で開催している。4月20日まで。
 林さんは1962年から写真を始めた。学生時代テニスをしていたことから、最初はスポーツを被写体とした写真を撮っていたが、次第に風景写真が多くなり、舞鶴の自然に魅了されるようになった。コンタックスクラブ北京都支部長などを務め、舞鶴市展やワンダフル舞鶴写真展などで特選などに輝いた。
 市内で個展を開いたほか、昨年は京都市内のギャラリーでも開催。また、西公民館主催の写真教室の講師を務めるほか、写団「北京都・写楽」を主宰している。
 五老岳や槇山、佐波賀、グリーンスポーツセンター、金剛院などに足しげく通って、そこから見える海や木々の緑などを撮影している。ダリの個展ではそうした作品10点を展示。途中で入れ替えもする。また、5月1日から22日までは、五老岳頂上のカフェテラス「ラ・メール」でも個展をする。写楽の写真展も今月(4月)28日、29日、浜の総合文化会館展示室で開く。
 林さんは「四季折々の表情豊かな舞鶴の風景の美しさを見てください」と話していた。
【問い合わせ】電話75・7173、ダリ。

2002.4.5  

江戸時代の大庄屋・池田弥太夫が残した記録帳
古文書勉強会の小西さんが読み解き翻刻書自費出版

 古文書勉強会会員で市文化財保護委員の小西とも子さん(55)=七条中町=が、江戸時代に祖母谷組の大庄屋を務めた池田弥太夫が残した記録帳を読み解き、翻刻(ほんこく)書を自費出版した。元文元年(1736)から5年までの出来事を書き留めている。上納金をめぐる藩と大庄屋とのやり取りがくわしく記録されるなど、舞鶴の歴史の余白を埋める貴重な資料となっている。
 応仁の乱(1467〜77)の時代、幕臣であった大和守池田重房が、京から丹後の国に移り住んだという。8代目の弥太夫が大庄屋を務めた。6代と7代は池辺姓を名乗り、古文書では「池辺(部)」と書かれている。池田家には多数の古文書が伝わっていたが、散逸するなどして、いまは弥太夫の大庄屋記録など1部が残っている。
 記録の表紙には「元文元年 記録帳 池部弥太夫 辰ノ九月十六日」とあり、後世だれかによって書き写された。古文書勉強会は平成6年、この大庄屋記録をテキストとして読んだが、第16代の池田叡子さんが小西さんに改めて解読を依頼。小西さんは同会会員の高橋俊治さんの協力を受け解読を進めたが、歴史資料として残しておきたいと、池田さんの了解を得て出版した。
 翻刻とは写本などを底本として活版などで刊行する作業。解読から完成まで約1年かけた。藩が江戸町人から借財した金子の請け合い手形に、大庄屋八人が印形を仰せ付けられたことや、佐波賀村で起きた火災で大庄屋八人が寄り合い、材木などを出したことなどが書かれている。
 B5判、27ページ。50部作成した。小西さんは「当時の大庄屋の動きが生き生きと描かれていました」と話していた。希望者には1部1000円で販売している。
【問い合わせ】電話62・2777、小西さん。

5月から来年3月にかけ連続講座6回
「ミュージアム・カレッジ」の受講者募る

 舞鶴の近代化遺産である赤れんがの魅力を広く知ってもらおうと、赤れんが博物館は5月から来年3月にかけて、連続講座「ミュージアム・カレッジ」を開催する。6回にわたって博物館について系統的に講義するほか、市内の赤れんが建造物の見学も予定している。受講者を募っている。
 講座は昨年=写真=に引き続いて2回目となる。第1回は「博物館へのお誘い」(5月25日)、第2回「舞鶴市内のれんが建造物見学会」(7月6日)、第3回「近隣市町村のれんが建造物見学会」(9月14日)、第4回「れんが学入門」(12月21日)、第5回「れんがとまちづくり」(来年1月25日)、第6回「これからのまちづくりと博物館」(3月22日)。
 時間は第3回を除いていずれも午前10時〜同11時半。講義会場は総合文化会館会議室(第1回のみ市商工観光センター)。講師は北海道浅井学園大学生涯学習システム学部教授で、同博物館顧問の水野信太郎さん。
 定員は20人(先着順)。応募資格は市内、または近隣市町に住んでいる人で、毎回受講できる人。参加は無料。申し込みは同博物館(電話66・1095、FAX64・5123)へ。

2002.4.2  

精神障害者の社会復帰施設
「ほのぼの屋」の完成を祝う

 社会福祉法人・まいづる福祉会(黒田隆男理事長)が大波下に建設していた精神障害者通所授産施設「ワークショップほのぼの屋」と精神障害者地域生活支援センター「障害者地域生活支援センターほのぼの屋」が完成し、3月30日、しゅん工式が開かれた。授産施設では本格的なカフェレストランも運営する。出席者らは一流シェフの作る料理と、レストランのテラスから眺めることができる舞鶴湾と桜並木の景色を楽しみ、完成を祝った=写真
 同福祉会は精神障害者の働く場の確保や地域生活を支援する拠点として建設した。両施設は一つの建物内に設けられ、鉄筋コンクリート2階建て。総事業費は2億4884万8000円。うち1800万円の自己資金が不足したため、「まいづる共同作業所・まいづる作業所『友の会』」が昨年9月から募金活動をし、市民や事業所から約2200万円が寄せられた。
 授産施設ではレストラン事業のほか、高齢者や障害者への配食サービス、福祉機器の修理・販売をするリサイクル事業を予定している。レストランのシェフには、大阪ヒルトンホテルの料理長も務めた塩原勝さんが就任。支援センターは相談業務、ホームヘルパーの派遣、就業の支援、入浴サービス、地域交流の場の提供などを行う。
 しゅん工式には約250人が出席。黒田理事長が「行政や地元の皆さん、友の会、多くの市民のご支援でこの日を迎えることができ感謝でいっぱいです。カフェレストランには障害者と職員の夢が込められており、障害者施設としては全国屈指と思っています」とあいさつした。続く立食形式の祝賀会では、塩原さんらが作った数々の料理が並び、出席者らは食事と景色を味わいながら、施設を育てていこうと話し合った。
 レストランは4月26日オープンの予定。施設の問い合わせは電話66・7707。

中筋の地元の人らが郷土誌づくり
明治から昭和30年代までの写真提供呼びかけ

 中筋地区の歴史をまとめようと、地元の人たちで組織する「中筋郷土誌編纂委員会」が郷土誌づくりに取り組んでいる。各資料などを収集して執筆を進めているが、明治から昭和30年代までの中筋の暮らしが分かる写真も掲載する。そうした写真があれば貸してほしいと呼びかけている。
 中筋地区は真倉や京田、引土など18町内会で構成されている。地域での世代交代や景観の変ぼうが著しいことから、地元の歴史を伝える郷土誌を作成しようと、中筋文化協会が平成12年から準備を進めてきた。現在は産業や行事、祭り、民俗、教育などの項目で文章が仕上がってきた。完成は5月以降の予定。
 各項目には写真も掲載する予定だが、多くは集まっていない。いまのところ、明治29年の大水害で伊佐津川の堤防が決壊した写真、大正13年に完成した中筋尋常高等小学校の真倉分教場の写真、昭和26年の農作業の様子を示す写真などが集まっている。
 同委員会事務局の嵯峨根一正さんは「農作業や子供の遊び、中筋農協の建物、お飾り作りなど昔の中筋の暮らしや風景がわかる写真を貸してほしい」と話している。連絡は今月中旬までに嵯峨根さん(電話75・1200)へ。