2004.1.27
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■市消防本部〜文化財を火災から守れ!
小倉の行永家住宅などで消防訓練
「文化財防火デー」(1月26日)に伴う防火運動の一環として、舞鶴市消防本部は1月27日、国の重要文化財に指定されている小倉の行永家住宅で消防訓練を実施した。
訓練は、行永家付近の民家から出火、同家の母屋と蔵に延焼の恐れがあるとの想定。東消防署のほか地元の志楽、朝来、祖母谷消防団などから消防車両7台、署員と団員合わせて107人が出動。近くの小倉川から水を引いて一斉放水した。
訓練終了後、東消防署の森脇利之署長が「貴重な文化財を後世に残すため、これを契機により一層防火に務めてほしい」と講評。訓練に参加した行永家を所有する行永壽二郎さんは「この家は、解体修理で180年前に火災の跡に建ったことが分かりました。これからも防火に務めるとともに、皆さまのご協力をお願いします」と感謝の言葉を述べた。
西消防署でも、この日引土の円隆寺で消防訓練を行った。
写真=一斉放水する消防団員ら
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■舞鶴ユネスコ協会が「新春の集い」
小・中学生の絵画と作文表彰
舞鶴ユネスコ協会(福嶋正美会長)は24日、浜の東公民館で新春の集いを開き、第4回「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」絵画と第5回「地球社会に生きる」小・中学生作文の表彰式を行った。
絵画は小・中学生を対象として、舞鶴にある自然や歴史などで大切にしているものを絵にしてもらった。72点の応募作品が集まった。作文はいじめや地球環境保護、命の大切さなどのテーマから選び、自分の考えを書いてもらった。96点の応募があった。
その中から優秀作品を表彰した。絵画では吉田のしだれ桜や舞鶴湾、円隆寺などが描かれた。作文では与保呂川のクリーン活動や、身近な肉親の死から人の生死を考えたことなどを綴った。表彰式では福嶋会長が受賞者に表彰状を手渡し、「舞鶴の文化財などの遺産を今後とも未来へ引き継いでほしい」とあいさつした。
受賞者は次の皆さん。
【絵画】市長賞=臼井彩也(明倫小5年)▽教育長賞=村上幸穂(余内小3年)▽小学校長会会長賞=森下弘理(岡田下小6年)▽中学校長会会長賞=下西麻由実(岡田中3年)▽日本ユネスコ協会連盟会長賞=河崎洋貴(明倫小5年)▽京都府ユネスコ協会連盟会長賞=河村壽々奈(余内小3年)▽舞鶴ユネスコ協会会長賞=臼井萌絵(中筋小4年)森下実幸(同)
【作文】舞鶴ユネスコ協会会長賞=市村英未(倉梯第二小5年)井上嗣貴(岡田中3年)▽優秀賞=瀬野美京(与保呂小3年)藤原大貴(大浦小6年)桑垣美紗(岡田中1年)
写真=福嶋会長から日本ユネスコ協会連盟会長賞の表彰状を受け取る河崎君
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2004.1.23
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■志摩さんが製作総指揮の映画「ニワトリはハダシだ」
ベルリン国際映画祭から招待を受け出品へ
舞鶴の近現代史を背景に、舞鶴に暮らす人々の物語を題材にした映画「ニワトリはハダシだ」(森崎東監督)が、2月5日から開かれる第54回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待を受け、出品されることが決まった。製作総指揮は北田辺のシマフィルム代表の志摩敏樹さん(41)が務め、昨年5月から6月まで舞鶴ロケが行われた。志摩さんも同映画祭に出席し、現地での反響を楽しみにしている。舞鶴での先行試写会は春ごろの予定という。
昨年11月の第4回東京フィルメックスで、「ニワトリはハダシだ」が招待され、最終上映の作品として選ばれた。その際、この映画を観たベルリン国際映画祭の関係者から高い評価を得て、招待作品に決まった。
同映画祭は4部門が設けられている。フォーラム部門は作家の独自性に重点を置いている。優秀な作品には「国際批評家連盟賞」が贈られる。第50回では故・相米慎二監督の「風花」が受賞した。森崎監督は「生きているうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」などで知られているが、今回の映画が初めての海外参加。
志摩さんは相米監督の「風花」の製作に関わった。昨春公開された阪本順治監督の「ぼくんち」では、舞鶴ロケに協力したが、舞鶴そのものを物語とした映画作りの思いを森崎監督に伝え、監督の快諾を得た。
映画は海軍鎮守府のもとで発展した町の光と影に彩られた舞鶴の近現代史を背景に、在日朝鮮人と日本人の元夫婦、知的障害の子供と養護学校教諭らの家族を描いている。吉原などでロケがあった。出演は原田芳雄さんや倍賞美津子さんら。
志摩さんは「舞鶴というローカルで撮った映画に普遍的な価値を感じてもらえた。森崎監督を遅ればせながら世界に紹介できてうれしい」と話していた。全国公開を計画している。映画のホームページ(http://www.shimafilms.com)も作った。
写真=昨年行われた舞鶴ロケでの1シーン(シマフィルム提供)
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■関電・船舶型PR施設の船体進水
「エル・マール まいづる」8月開館目指す
関西電力の船舶型PR施設の船体の進水式が1月21日、余部下のユニバーサル造船舞鶴事業所で行われた。施設の名称は「エル・マール まいづる」と名付けられた。今後は内装の工事を進め、8月の開館を目指す。
現在試運転中の舞鶴発電所の地域振興策の一つとして関電が計画。施設は全長約65メートル、幅約18メートル、総トン数約4、000トン。環境問題を考える体験館やプラネタリウムなどの施設を備えている。千歳の海に停泊させる。
建設を請け負った同舞鶴事業所の1号船台で進水式を実施。関電関係者や作業をする造船マンらが見守る中、関電土木建築室社屋建築グループチーフマネジャーの濱根潤也さんが、船体を支える綱を切断すると、船体は静かに滑り海面に浮かんだ。施設名のマールはスペイン語で「海」を意味している。
写真=船台を滑るPR施設の船体
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2004.1.20
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■倉谷にマンガ&ネット喫茶
「Public Cafe」オープン
コミックとインターネットなどが利用できるマンガ&ネット喫茶の「Public Cafe」が、このほど倉谷にオープンした。時間ごとに決められた料金を支払えば、ドリンク飲み放題、約1万5000冊揃えたコミックが読み放題、ネットはつなぎ放題でゲームなどができる。出張中のサラリーマンらがネットを利用している姿も見られるという。
Public Cafeは書店「アスカ」隣のレンタルビデオショップ「TSUTAYA」の2階。約50坪の店内に人気の青年や少年、少女マンガのコミックが並んでいる。これらを読むスペースのコミックブースは12席。個人用のネットブースは10席、ペアブースは2席。このほかにはプレステ2やプロジェクター装置を設けたレンタルルーム、マッサージチェアーを備えたリラクゼイションルームもある。
空き店舗だったこの空間の有効活用と、今後は市内でもネットやコミックが利用できるカフェの需要が見込めることからオープンした。開店してまだ2週間も過ぎていないが、高校生やサラリーマンらの利用が目立つという。スタッフの椋本智子さん(25)は「女性が入りやすいようにオープン席を設けたり、明るい店内にした」と話してる。
同店の利用は会員制となっている。コミックの利用は30分までが一般300円(学生250円)、31分〜60分が250円(同200円)、91分以上は200円(同150円)。営業時間は午前11時〜翌日の午前3時。
【問い合わせ】電話75・8787。
写真=マンガが並ぶ本棚とコミックブース
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■昭和12年刊行『有本國藏翁』(水島彦一郎著)
水嶋さん(元市議)が復刻版自費出版
伊佐津の元市議会議員、水嶋昇さん(78)がこのほど、昭和12年に刊行された『有本國藏翁』(水島彦一郎著)の復刻版=B5判、64ページ=を自費出版した。舞鶴出身の実業家で、郷里の発展のために力を尽くした有本翁の功績を知らない市民が増えたため、これを改めて後世に伝えようと出版したという。
有本翁は、万延元年(1860)に平野屋で生まれ、18歳のときに大阪に出て兄の経営する洋酒兼洋服店に就職。その後、24歳で大阪市内に洋服店を独立開業して成功した。40歳で大阪市会議員に当選、49歳には衆議院議員にも当選した。
晩年は郷里の舞鶴の発展のため、教育施設の充実のために多額の寄付を行った。68歳の昭和2年には、舞鶴図書館敷地購入費、76歳の同11年には、舞鶴公会堂の建設資金を、それぞれ当時の舞鶴町に寄付している。同19年、85歳で亡くなった。この功績をたたえ、昭和12年に衆議院員で後に舞鶴町長などを務めた水島彦一郎氏が、有本翁の半生をまとめた本を出版した。
水島彦一郎氏の遠縁にあたる水嶋さんは、郷土史『中筋のむかしと今』の編纂に携わっているとき、偶然に『有本國藏翁』を見つけた。この本を読んで改めて、有本翁の貢献に心を打たれ、復刻版の出版を決めたという。
水嶋さんは「有本翁の銅像が西総合会館前に建立されていますが、若い人は、翁の功績をほとんど知りません。改めて翁の恩に報い、その功績を後世に伝えるため出版しました」と話している。
復刻版には、新たに有本翁と水島氏の略歴を掲載、250部作成した。
写真=復刻版を手にする水嶋さん
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2004.1.16
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■例年より2カ月早くツバキ開花
暖冬と寒波が同居する中、舞鶴自然文化園で
多祢寺の舞鶴自然文化園のツバキの一部が、昨年から暖かい天候が続いたため、例年より約2カ月早く開花し、3月20日から始まるツバキ展を前にして、花の世話をする職員らを驚かせている。1月13日夜から降り積もった雪の下、野外ではつぼみが色づいたツバキが見られたり、屋内施設で栽培されているツバキは見事な花を咲かせ、暖冬と寒波が同居する季節模様となっている。
同園には日本や洋種の1500品種、約3万本のツバキがある。ほとんどのものが例年なら3月に入ってから花を咲かせているが、昨年秋から続く暖かい天候の影響で、今年に入って一部の木に花が見られるようになった。
野外では「旭の光」などが、屋内施設では例年なら3月下旬に開花する「マジョリーマグニフィセント」などが大きな花を付けた。40年間ツバキの世話をしている花と緑の公社職員の足立尚義さん(70)は「こんなに早く開花したのはあまり記憶にない。室内の鉢には黒い覆いをかけて開花を抑えている」と話していた。
写真=花を咲かせた洋種のツバキ
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■丸山4町内住民有志の「にこにこ会」
1月25日、取り組み紹介と講演会
丸山地区の4町内の住民有志でつくる地域ボランティア「にこにこ会」(村尾幸作代表、会員65人)の取り組みの紹介と、今後の方向性を探るための専門家による講演会が、1月25日午後1時半から丸山口町の森の子ら幼稚園ホールで開催される。だれでも自由に参加でき、「にこにこ会」では、地域住民や関心のある市民の来場を呼びかけている。
この催しは、舞鶴市と学術交流協定を締結している立命館大学の「人間福祉セミナーinまいづる」(市など主催)。平成12年度から社会福祉士をめざす同大学の学生を市が受け入れ、これに対して同大学が教授などを派遣して、福祉施設職員などに専門的なアドバイスを行っている。
今回は、昨年5月に結成された「にこにこ会」の地元地域で、立命館大学産業社会学部の津止正敏教授が「住民が支え合う福祉のまちづくり」と題して講演する。会の取り組み紹介や今後の課題について発表の後、講演がある。その後、会員や参加者からの質疑応答や意見交換をする。
「にこにこ会」は、昭和40年代に開発された新興住宅地の丸山、丸山口、丸山中、丸山西の4町内で、住民の高齢化が進んだことなどから、住民有志が互いに助け合うボランティア組織として設立した。地域美化活動や防火、防犯など住民の安全を守るための地域パトロール、子供たちの登校時の「声かけ」「あいさつ」運動などに取り組んでいる。
写真=「にこにこ会」の取り組みで地域パトロールを行う住民有志ら
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2004.1.13
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■東アジアホープス卓球「団体戦」で
一条クの上田選手が銅メダル
一条卓球クラブ(小畑喜生代表)の上田仁選手(12)=新舞鶴小6年=が、日本代表メンバーとして、このほど大阪府立体育会館であった第12回東アジアグランプリホープス卓球選手権国際招待大会(日本卓球協会主催)に出場、団体戦で銅メダルを獲得した。
東アジアホープス大会は、昨年8月に開催される予定だったが、アジアで流行したSARS(新型肺炎)の影響で、日程が延び、今月5、7日に開催。日本、中国、韓国、台湾、香港、マカオ、モンゴルの7カ国の小学6年生以下の選手が出場して、団体、個人戦で優勝を争った。
団体戦は、地元開催の日本A、B、その他の国の計8チームが、4チームに分かれて予選リーグと、各リーグの同順位のチームが対戦する順位決定戦で優勝が争われた。
上田選手は日本Aチームのメンバーとして出場。予選リーグで2位となり、3位決定戦で台湾を3―2で破った。上田選手の成績はシングルス1勝1敗だった。個人戦(シングルス)では、第1ステージの予選リーグを2位で突破。1、2位の選手による決勝トーナメントに進出したが、惜しくも初戦で敗退した。
上田選手は、昨年5月のアジアホープス大会の選手選考会で、7戦全勝の好成績で、日本代表10人のメンバーに選ばれた。その後の強化合宿などで、日本A、Bチームに振り分けられ、Aチームに入って大会に出場した。
大会では、団体で優勝した中国が、個人戦でも上位を独占して圧倒的強さを見せた。上田選手は「パワーとフットワークの速さが一段上でした。大会に出場したことは、夢の一歩。これから追いつき追い越せるように練習に励みたい」と感想を話していた。
小畑代表は「よい体験ができ、これから大きく飛躍する一歩を踏み出したと思う。また、クラブのメンバーにも、よい刺激になった」と話していた。
写真=銅メダルを胸に大会のゼッケンを持つ上田選手
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■観音寺の舞田さんが新会社設立
健康食品の販売、食や気功の情報提供と相談
観音寺の舞田宗孝さんが、人のもつ自己治癒力を高めることを広めようと、有限会社「紅麹(べにこうじ)本舗」を設立し、健康食品の販売のほか、食や気功に関する情報提供と相談をする事業を始める。中国から伝統のある健康食品「紅麹」を輸入販売するのをはじめ、インターネットを使った地方の自然食品の紹介などを手掛け、ネットで食とエコロジーショップも展開したいという。
気功で自身の体の不調を回復した舞田さんは、気功家の津村喬さんと協力して、舞鶴で気功大学を開催し、その普及に取り組んだ。が、気功による体質改善だけでなく、食による自己治癒力の回復も必要と感じ、2年前から公的機関である北京市中薬研究所名誉所長の林明美氏らと、中国の健康食品の紹介を話し合い、新会社を立ち上げた。
同研究所にある北京百全薬物開発有限責任公司と代理店契約を結び、生活習慣病の予防の視点から紅麹を選んだ。紅麹菌から生み出された麹で、中国では1千年前から紅酒などの原料として使われ、近年は紅麹から有効成分のモナコリンKが見つかり、副作用のない健康食品として欧米で評価され、コレステロールの合成を抑え、血糖を下げる効果も明らかになっているという。
同社の仕様に従って、遺伝子組み換えの原料を含まない粒状の紅麹を中国側で生産し、100粒入りのボトル(1箱8500円)で、卸売や店舗で販売している。舞田さんは「今後はネットを使っての販売のほか、地方の自然食品や健康相談、食と気功に関する情報提供などにも努めたい」と話している。問い合わせは浜の営業部(電話63・7751、Eメールbenikouji@theia.ocn.ne.jp)。ホームページアドレスhttp://onemegu.com
写真=中国から輸入販売する「紅麹」
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2004.1.9
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■赤煉瓦倶楽部舞鶴 が「舞鶴赤れんが賞」新設
第1回受賞物件はロードの再生活動など4件
NPO法人・赤煉瓦倶楽部舞鶴(松井功理事長)は、赤れんがを活用したまちづくりに市民の意識の高揚を図ろうと、「舞鶴赤れんが賞」を新設し、受賞物件を発表した。大正末ごろに建築された北田辺の舞鶴西商工会館や、平成14年に建てられたシオン幼稚園、赤れんがロードの再生活動などが受賞した。表彰式は1月18日、余部下の同倶楽部舞鶴事務所で開かれる。
同倶楽部舞鶴は平成3年に設立し、市内に残る赤れんが建物の調査やジャズ祭などに取り組んでいる。今後はさらに赤れんがを生かしたまちづくりに、市民が参加できる雰囲気を作りだそうと、同賞を設けた。歴史的なまちなみと調和し、その雰囲気を高めているもの、魅力的な地域景観に寄与しているものなどを対象とした。
昨年10月から11月までに募集し、15件の応募があった。京都工芸繊維大学教授の日向進さんを選考委員会の委員長とした委員10人が現地調査などし、4件を選んだ。北吸の旧舞鶴海軍軍需庫倉庫周辺で、昨年から市民らが土に埋もれた赤れんがの道を掘り起こし、再生に取り組んでいる。「赤れんがロードを再生する市民の会」(小原舞代表)が受賞した。
シオン幼稚園は一部れんがタイル張りとし、れんが倉庫のデザインを取り入れた。市が所有する舞鶴西商工会館は、田辺城道筋に特徴ある建物として市民に親しまれている。海上自衛隊舞鶴地方総監部第1庁舎は旧海軍機関学校庁舎で、終戦後は駐留軍により白ペンキで塗られていたが、外壁を元のれんがタイルの姿に改修した。
同倶楽部舞鶴の馬場英男事務局長は「れんがを使った新しい建物が生まれるきっかけになれば」と話している。表彰式では舞鶴在住の陶芸家の鉄尾伸介さんが制作した銘板が贈られる。
写真=【赤れんがロードの再生活動】土に埋もれた赤れんがの道を掘り起こす市民ら(昨年9月)
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■「在宅ケアセンター・ハーティ」
岸本病院がデイサービスなど開始
医療法人岸本病院(岸本良博理事長)が、南浜町に在宅ケアセンター・ハーティを開設し、1月9日にオープンした。介護認定を受けた人を対象としたデイサービス事業と、健康状態に考慮した食事の配達サービス事業の拠点となる。個々のニーズに応じた生活をサポートし、地域に開かれた施設づくりを目指している。
介護認定を受けた人が日中、入浴やレクリエーションをして過ごすデイービスは市内の福祉施設で実施されているが、受け入れが満杯の状態にあることから、新しい施設を設置した。また、浜の岸本病院では高齢者や病気治療中の人に向けた食事を、1日180食自宅に配っているが、この事業も新施設に移した。
在宅サービスセンター・ハーティは鉄骨一部2階建て、延べ床面積は523平方メートル。食堂兼機能訓練室と静養室にはテーブル席とソファー、こたつ、ベッドを配置した。利用者の個々のニーズに合った趣味や生活をサポートするサービスを大切にしている。入浴施設にも個別浴ができる浴槽のほか、車いすのまま入浴できる浴槽には府内の福祉施設では初めとなる気泡浴ができる機器を導入。総工費は約1億円。
同病院は「自宅でやりたいことがこの施設でもできるようサポートし、利用者だけでなく地域の人や子供たちとの交流も図っていきたい」としている。デイサービスは定員25人。利用時間は午前9時〜午後3時半。【問い合わせ】電話65・2103。配食サービスは電話65・1775。
写真=車いすのまま気泡浴ができる機器
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2004.1.6
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■円心会館東舞鶴分支部
子ら気合を込め空手寒げいこ
国際空手道の円心会館京都北東舞鶴分支部(尾関昌則・分支部長)の寒げいこが1月4日、伊佐津の伊佐津川河川敷であり、子供たちが気合を込めて、基本の突きや蹴りなどのけいこに汗を流した=写真。
円心会館は、二宮城光氏を師範に、米国・デンバーに本部のある空手の流派。肉体と心が調和し、人と人の心が輪のようにつながっていく「円心」を理念としている。全国各地に支部が設けられ、幼児から一般まで多くの人たちが、けいこに励んでいる。
東舞鶴分支部は、尾関分支部長を道場長に、毎週火、金曜日に、浜の橘幼稚園で、3歳児から大人まで19人がけいこを続けている。寒げいこは、年の始めに空手の上達を願って行われ、幼稚園児から小学4年生の子供たち12人のほか、一般の5人が参加した。
伊佐津川河川敷に集まり、ストレッチ体操で体をほぐし、近隣をジョギング。この後、再び河川敷で、基本の突きや蹴りの型を繰り返し、円心会館独自の技の「さばき」と呼ばれるけいこなども行った。けいこの後には、用意した豚汁を食べて、体を温めていた。
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■薪割りの極意教えて!と名人探し
市職員の品田茂さんが1月9日夜、TV番組に出演
薪割り名人はどこにいるのやら? 七日市の市職員、品田茂さん(45)が、1月9日夜の朝日放送の番組「探偵!ナイトスクープ」に出演する。品田さんは自宅に持つストーブで使う薪を割っているが、薪割り名人からその極意を教えてもらうと、同番組に名人の調査を依頼した。応募競争率約100倍の難関を越え、探偵の間寛平さんと一緒に名人を探し歩いた。
品田さんは約10年前に自宅を購入したのと同時期に、薪ストーブの設置を決め、米国製の薪ストーブと煙突を購入。薪4、5本で8〜10時間は暖をとることができる。「炎を見ているとのんびりできて癒される」という。残った灰は知人が染織などの触媒として利用している。
薪は綾部市内のチップ会社から、ナラなどの雑木(長さ2メートル、直径20センチ)を分けてもらう。一冬に使うだけの40〜50本を持ち帰り、春から夏にかけて割っている。最初は斧が木に当たっても抜けなかったりしたが、今では太い薪も一撃で割れるようになった。
薪を使う機会のほとんどない今こそ、名人を探し出してその技を習い、昔の山の生活も知りたいと調査を依頼。1週間に約500通の応募がある中から採用され、11月中旬にロケが行われた。間さんらと朝日放送を出発、愛用の斧を持って訪ね歩き、品田さんもその腕を披露している。
写真=愛用の斧を持つ品田さん
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