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写真は語る 〜新舞鶴名勝繪葉書〜 |
「龍宮新地ノ一部」 |
舞鶴市内にはいくつか遊廓があったがそのうちの1つ。明治になって海軍鎮守府の建設工事が始まると、多くの流れ込んできた作業員や兵隊をあてこんで、料理屋などができた。龍宮遊廓もそのころにできたようだ。こうした遊廓について、くわしくまとめた資料は見たことがない。新舞鶴商工案内(大正14年10月発行)の新舞鶴市街地の地図に、わずかに「龍宮廓」として記載されている。写真の川は市場を流れる堀川。現在この川に架かる2つの橋は「乙姫橋」「乙姫小橋」と呼ばれる。「龍宮」から由来した橋の名前であることは容易に想像できる。昔のことを覚えている人の話では、子供のころに母親から父親を迎えにやらされたとか、廓の建物の2階から釣りをしている人がいたということだ。昭和5、60年ごろまでは木造家屋が残っていたような気がする。遊廓があったとは全く知らなかったのだが、ここを通るたびに街路や建物の造りから、どこか独特な雰囲気のある場所だと子供心に感じていた。写真には手すりから身を乗り出している人や、ドレスを着ている女性も写っている。新舞鶴の名勝の1つである。 |
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