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NO.16 C58蒸気機関車(中舞鶴駅跡地)   

 明治37年、阪鶴鉄道の開通とともに、軍港引込線といわれる新舞鶴駅(東舞鶴)から東門(北吸)を経て、余部町(中舞鶴)の軍港施設に至る専用路線が敷設された。いわゆる「遊歩道」の終点が中舞鶴駅の跡地であり、ここに1両の蒸気機関車が展示されている。機関車番号「C58113」、動輪三対を構えた勇姿である。機関車の重量は53・6トン、動輪の直径152センチ、最大速度85キロと記されており、興味深い。また、昭和14年12月大阪で製造され、以来32年間に舞鶴線・宮津線・山陰本線など、地球の約55周に相当する221万キロを走り続け、昭和45年10月、宮津線のディーゼル化に伴い廃車になった。第2次世界大戦中には、海軍工厰への発着でにぎわった中舞鶴線が廃線となって、今は遠い昔になった。石炭を焚きながら大活躍したこの蒸気機関車も、往時を偲ぶ「貴重な舞鶴の宝物」の一つと言えないだろうか。

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