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NO.18 日尾池姫神社(与保呂)   

 その昔、多門院に「おまつ」と「おしも」という美しい姉妹がおり、2人が与保呂へ草刈りに出かけたある日、美しい若衆に出会った。以来、この若衆の姿が「おまつ」の心に深く刻まれたそんな時、「おまつ」に縁談が持ち上がり、彼女は行く末を悲観し、池に身を投げ大蛇に化したという。
 それからは大蛇が仇をするという噂が広まり、村人がこれを退治しようとモグサで牛を作って食べさせた。すると蛇は火に苦しんでのたうち回り、池は大洪水となった。その時、「蛇」が岩に当たって3つに割れたという「蛇切岩(じゃきりいわ)」もある。
 以後、村人は蛇の祟りを恐れ、頭部を日尾池姫神社に、胴は田の宮、尻尾は大森神社に奉納した。現在この神社には、おまつの因縁で松は1本もない。このように「蛇」にまつわる話はいろいろあるが、ここもそのひとつ。

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