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NO.2 カヤ(榧)の大樹(鹿原の金剛院)  

鹿原の金剛院は、紅葉の名勝として有名であるが、若葉、青葉につつまれた春の金剛院もまた格別。高岳親王の菩提のため白河天皇が建立したと伝えられ、三重の塔、本堂、雲山閣があり、塔には多くの重要文化財が収蔵されている。緑の境内を散策していると、必ず1本の「カヤ」の大木に出合う。このカヤ(榧)の木は、天長6年(829)高岳親王の御手植えと伝えられ、カヤが1000年は保ち難いことから樹齢700〜800年くらいと推定されている。胸高囲5・3メートル、根回り5・7メートル、高さ22メートルで府下では随一の大きさ。もちろん舞鶴市指定文化財に指定。カヤはイチイ科の常緑の高木で、針状の葉が2列に並んでつき、4月ごろ花が咲き、秋には長方形の実がなる。種からは油、材は建築、彫刻、碁盤などの材質に使われる。この地は特に秋の名所ではあるが、秋とは言わず、ぜひカヤの緑と新緑の金剛院にもお出かけを―。

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