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NO.25 銅像「有本國蔵翁」(三の丸)   

 西総合会館は公園隣に位置した一等地。以前ここには舞鶴随一の大殿堂「公会堂」が建っており、今はすっかり様変わりした感じ。しかし今も変わらないのは、舞鶴が生んだ大実業家「有本國蔵」の銅像である。有本翁は萬延元年(1860)、平野屋で7人兄弟の末っ子として生まれた。12歳で丁稚奉公、18歳で大阪に上がり24歳で洋服商を開業した。いわゆる「舶来屋」である。このころ洋服屋は、軍隊から民間へと大衆に流行した時で、翁はみごと流行の波に乗り、店はますます繁盛し拡大していった。こうして翁は、大実業家になると共に洋服の先覚者として名を成したのである。後に田辺城櫓、図書館などを寄贈、さらに昭和11年には巨額を投じ、この場所に舞鶴公会堂を建設し、郷土の発展に尽くしたという。翁の信念と商売の秘訣は常に「正しく努力して商いすれば、破れて悔ひ無し」であったと書物に記されている。この像は、まさに舞鶴市の偉人の一人である。なお、会館の中には翁の展示コーナーも設けられている。

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