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NO.45 遺跡の「下森神社」(女布)   

 女布(にょう)は、古くは「祢布」と記し、アイヌ語の村の意。かつては純農村地帯であったが、特に近年ベットタウンに変貌した。城南中を西へ500メートル余り進むと北に入る農道が1本。この分岐点に「下森神社」と太く刻まれた大きな標石が建っており、この道約100メートルの所に神社が祀られている。昔、境内は狐狸の住む大木の森なるも、戦後は村中に区分け開墾して畑地に。南北約100メートル、東西約200メートルの台地は、なぜか頭を女布集落に向けた亀の形とか。下森神社は九社明神、日原神社の御旅所に当たり、ここが西地区の中心集落遺跡と言われる下森丘陵なのである。神社を中心に1500平方メートルの面積を平成3年から第3次にわたる発掘調査が行われ、弥生〜古墳時代の竪穴式住居跡や打製石斧、飛鳥〜奈良時代の大規模な倉庫群跡などが確認されている。さらに近くには、森脇宗坡が城主「女布城」跡もあり、あの大蛇退治の由来も…。女布は筆者の生まれ故郷。森さんで遊んだ幼い日々が、またブーメランのように返ってきた―。

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