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NO.62 「開花宣言」の桜(下福井)   

 年々歳々、春風に乗ってサクラ前線がやってくる―。桜は国花として親しまれ、花といえば桜を指す。確かに舞鶴は桜の名所も多く「桜が似合うまち」。そこで気になる「開花宣言」の桜とは、何処に…。何と、舞鶴港湾合同庁舎西側の「生物季節観測場」の中にあった!。以前、観測桜は文庫山の所に位置したが、その後、舞鶴公園の城門右にある3本の桜で宣言されてきた。そして平成12年、21世紀を迎え、この観測場の桜と交代して今日へ。樹は昭和49年、庁舎の完成時に植えられたもので樹齢30年を経過。高さ10メートル以上もある立派な桜の木である。ただし標準木は、毎年同じ条件で観ていくことが重要。しかも種類はソメイヨシノとなっている。それ故、ここでは自然のままの生育をモットーに監視して春を待っている。やがて春到来。この時季になると、毎年午前と午後に直接この桜の木を見つめ続け、1枝に5、6輪の花が開いた日が「開花日」。その日を「開花宣言」として舞鶴海洋気象台から全国へ発信されていく。また、1週間後に満開日となって春は最高潮に。江戸末期、江戸染井の植木屋から出た染井吉野(ソメイヨシノ)。昔はつぼみ10個の重さで開花予想したときも…。桜の風情と日本人の心。やはり、桜は「国花」と言うべきか。(桜の開花情報は3月5日から4月2日毎水曜日、毎海洋気象台のホームページで紹介される。アドレスはhttp://www.maizuru−jma.go.jp/)

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