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NO.7 赤煉瓦のトンネル(北吸)   

「赤れんが」は舞鶴のシンボルである。その歴史は古く明治34年、舞鶴鎮守府が開庁されてから、次々と多くの赤れんがづくりが築造されている。
 旧中舞鶴線があった北吸トンネルもそのひとつ。全長110メートル。れんがの積み方は見た目が美しいフランス式と異なり、地震に強いイギリス式である。このほか舞鶴線では、伊佐津川橋梁や白鳥線第1真倉トンネルなど、れんが造りの施設が多く見られる。いずれも当時、ロシアとの開戦で海軍施設への輸送を強化するため、緊急敷設路線として明治37年に開通、工厰への軍港線とともに活躍していた。このトンネルは昭和47年に廃線となったが、1025メートルの自転車道のオアシスとして今も健在である。明治、大正のロマンが香る「赤れんが」の構築物は、「れんが博物館」とともに、当時を偲ぶ舞鶴の歴史を彩っている。

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