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2015年9月11日

プロゴルファーの6割が愛用
パシフィックウエーブが開発
ジェルトロン入りショルダーベルト
キャディーバッグの重さ半減
松山プロの専属・進藤さんも

 京田のパシフィックウエーブ(田中啓介社長)が研究開発した新素材クッション「ジェルトロン」が、プロゴルファーのキャディーバッグ用ショルダーベルトに使用され、世界ランキング16位(9月8日現在)の松山英樹プロ(23)をはじめ、日本のレギュラーツアーに出場する選手の6割が愛用している。(渡辺由徳)
 床ずれ防止マットレスや枕などに使われるジェルトロンは、宇宙船内用の衝撃緩衝材の研究からできた立体構造ジェルを独自に改良して開発され、体圧分散性やねじれの吸収に優れている。
 キャディーバッグ用ショルダーベルトは、プロゴルファーの依頼を受けて、メーカーから送られてきた既成品の中の素材をジェルトロンに入れ替え、縫い込みをして仕上げている。耐久性があり、肩に掛けた時に、ずれとねじれを吸収するため、血行障害による痛みやしびれが起こらず、重さを半分に感じることができる。
 松山プロは、プロになった3年前から、舞鶴の引土が実家の専属プロキャディー・進藤大典さん(35)=東京都=と2人でジェルトロン入りのショルダーベルトを同社にリクエストし、愛用している。米国での新年度のツアーから新調するため、今月上旬に同製品を依頼した。
 進藤さんは、同社の田中社長(58)と6年前から交流があり、松山プロの専属キャディーになる以前から同製品を使用していた。舞鶴に帰郷した際には、田中社長が友人たちを集めて会食するなど親交も深まっている。
 ショルダーベルトはメインとサブの2種類があり、同社とアドバイザー契約を結ぶ藤田寛之プロのほか、片山晋呉プロ、池田勇太プロらが使用し、ベルトの「GELTRON(ジェルトロン)」マークがテレビ中継で全国に発信されている。
 日本褥瘡(じょくそう)学会で大学教授らと研究発表も行う田中社長は「プロゴルファーのシェアが60%あるということが、介護用ベッドのマットレスや枕に使われる素材の安心感を伝えることに繋がっている」と話していた。今後は米国の選手への普及にも取り組んでいく。

写真=松山プロに依頼を受けたショルダーベルトと田中社長。手前がジェルトロン


市長旗少年野球・下級の部
連合チームが優勝
余内・共楽・福井

 第26回市長旗全舞鶴少年野球選手権大会(舞鶴野球連盟主催、舞鶴市民新聞社など後援)下級の部の決勝戦が9月5日、伊佐津の西運動広場であった。余内と共楽、福井の連合チームが、池内少年野球クラブを8―1で降し、優勝した。
 小学5年生主体の下級の部には11チームが出場。今年は選手が少ないチームがあったため、志楽と朝来、余内と共楽と福井が連合チームを結成して臨んだ。
 決勝は1回裏に池内が1点を先取したが、連合チームが2回表に2点を入れ逆転すると、それ以降も得点を重ねた。守っても池内を2回から0点に抑えた。
 表彰式では同連盟の倉橋貢会長が「3チームがひとつになり立派なチームに仕上がった。池内は守備が光った」と講評し、表彰状や優勝旗などを選手に贈った。
 連合チームキャプテンの後守叡選手(福井小5年)は「最初はチームプレーやチームワークに不安があったけれど、試合を重ねてだんだんよくなった。しっかり守り打つことができ、優勝はうれしい」と話していた。

写真左=優勝した余内・共楽・福井の連合チーム
写真右=準優勝の池内少年野球クラブ



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