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2004年7月30日

週末だけのアートギャラリー
大門商店街に「カサマン」オープン
 元シューズショップを改造した土、日曜の週末だけのアートギャラリー「カサマン」が、このほど浜の大門商店街にオープンした。村山光子さん(54)=溝尻中町=が店を自主廃業し、友人の画家や写真家らが改造を手伝い、作品の出品でも協力している。奥行きのある広いギャラリーは、作品と音楽とコーヒーを楽しみながら、くつろぐことができるおしゃれな空間となっている。  カサマンは大門ビルセンターが昭和28年にできたのとほぼ同時に入居し営業を続けてきたが、夫の村山好さんが今年1月に亡くなったことから店を閉めた。美術品が好きな光子さんは、ビルセンターが数年後に建て替えられるまでの間、空き店舗を週末だけのギャラリーとして楽しむことにした。  25年前に店舗を改装した際、多目的に使えるようにしておいたため、商品を陳列する棚を取り外し、白い壁紙に張り替える程度で、大きな改造をせずに展示空間を作ることができた。作業と作品出品は造形作家と画家の絹川徳成さん・琴美さん夫妻、アマチュア写真家の倉橋俊一さんらが協力。また、コーヒーをたてるのも手伝っている。  24坪の広さにテーブルと椅子を並べ、コーヒー(250円)を飲みながらくつろいでもらえるように、作品の配置や照明も配慮し、都会的な雰囲気を作りだしている。週末のひと時をゆっくり過ごそうと、女性たちの隠れたスポットになっている。村山さんは「夫の追悼展をしようという話からギャラリーへと話が広がりました。みんなの憩いの場に使ってもらえれば」と話していた。時間は正午〜午後6時。電話62・1110。

写真=おしゃれな空間を生みだした「カサマン」(倉橋俊一さん撮影)
「はまなす会」が梅干しを天日干し
社協、一人暮らしの男性高齢者に毎年配る
 市社会福祉協議会が毎年一人暮らしの男性高齢者に配布している梅干しを加工するため、食生活改善推進員連絡協議会「はまなす会」が7月28日、余部下の中総合会館屋上で、梅干しとシソの天日干し作業をした。メンバーたちは強い日差しの下、おいしい梅干しになるようにと汗をかきながら取り組んだ。  男性のお年寄りの食生活の改善にと、同会が民生児童委員やはまなす会らの協力で、減塩梅干しをつくっている。今年は66歳以上の希望者を募り、約450人に配布する。  6月14日にはまなす会が梅100キロを漬け込み、この日は梅酢から取り出した梅とシソを、屋上に広げた簾の上に並べた。夏の日差しに干すことでまろやかな味になる。後日、まこも会がパック詰めし、民生児童委員らが配る。

写真=梅干しを並べるメンバーたち
2004年7月27日

7月31日と8月1日に「ちゃったまつり」
花火大会終了に合わせ電車・バス臨時便
 舞鶴の夏の恒例行事となっている「第29回みなと舞鶴ちゃったまつり」(舞鶴市、舞鶴商工会議所など主催)が、7月31日、8月1日に市内で開かれる。前夜祭の民踊ながし、1日には5000発を打ち上げる花火大会がある。今年は花火終了時間に合わせ、JRと京都交通が東地区から西地区行きの電車とバスの臨時便を運行する。  31日は午前10時と午後1時半から市民会館でかんでんファミリー劇場を開催。入場は無料で当日会場で受け付ける。前夜祭は午後6時から西地区のマナイ・平野屋商店街で、舞鶴音頭に合わせて民踊ながしと手作りみこしが披露される。昨年は約1600人が参加した。  8月1日は午前8時から東地区の海岸で舞鶴市民ちゃったレガッタを開く。同9時〜午後1時、浜のしおじプラザではリサイクル・フリーマーケットがある。花火大会は午後8時15分〜同9時15分。企業や団体スポンサーの花火のほか、市民から寄せられた募金のよるみんなの花火を海上自衛隊教育隊から打ち上げる。  主催者は自動車による交通の混雑を避けるため、公共交通機関の利用を呼びかけている。花火の終了時間に合わせ、JR東舞鶴駅から午後9時46分発の福知山行きの電車を1両増結して2両編成とする。また、同駅から同10時3分福知山行き(4両)と同10時10分発の西舞鶴行き(6両)を増発。京都交通では国道27号線経由西舞鶴行きの最終便(市場車庫午後9時30分ごろ発、大門三条は同9時34分発)を増便する。
【問い合わせ】電話62・4600、舞鶴商工会議所。

写真=ちゃったまつりをPRするポスター
8月24日(火)にナイター観戦ツアー
「阪神×横浜」戦の参加者募る!あとわずか
 舞鶴市民新聞社は、8月24日(火曜日)に大阪ドームで開催されるプロ野球「阪神vs横浜」(午後6時プレーボール)のナイター観戦ツアー(日交トラベル福知山営業所主催)の参加者を募集します。ペナントレースも後半戦がスタート、2連覇を目指す阪神タイガースを1塁側内野指定席で応援します。家族やグループでプロ野球をお楽しみください。  観戦ツアーの日程は、当日午後1時半、JR東舞鶴駅前(北口)▽同1時45分、中舞鶴バス停留所(中総合会館前)▽同2時、JR西舞鶴駅前(舞鶴グランドホテル前)を大型バスで出発。大阪ドームで試合を観戦、再び大型バスで舞鶴に帰ります。  募集人数は50人(先着順)で、小学生は保護者、または引率者同伴。参加費は1人9000円(小人も同額、飲み物・お菓子付き)。食事は各自ご用意ください。  申し込みは、はがきに住所、氏名、年齢、電話番号(参加者が複数の場合は全員)を記入して、〒624―0905 福来912―1、舞鶴市民新聞社「プロ野球観戦ツアー」係まで。FAX77・1750、Eメール(maipress@topaz.ocn.ne.jp)でも受け付けます。定員になり次第締め切ります。また、参加者には、観戦ツアーの詳細を後日お知らせします。
【問い合わせ】電話78・2055、舞鶴市民新聞社。

2004年7月23日

郷土史家・真下さん、研究20年の集大成
ホームページ『丹後の金石銘文』完成
 舞鶴をはじめ丹後地域の金属や石造物などに刻まれた文字資料を集めた『丹後の金石銘文』のホームページを、平の郷土史家、真下克己さん(80)が完成させた。大浦半島の石造物の調査からスタートし、約20年にわたる研究の集大成ともいえる。3年前には脳梗塞で左半身麻痺となり、野外調査はできなくなったが、資料を収拾し右手1本でパソコンに入力、平安〜江戸時代の約350点の銘文や写真などの基礎データを蓄積した労作となっている。  定年退職後に地方史の研究に取り組もうと決意。紙以外のものに書かれた中世以前の歴史の手掛かりを探そうと、大浦半島を歩いて板碑などの銘文を調べ、冊子『大浦の石造物』を作成した。また、多禰寺に残る大般若経を八年がかりで調べ報告書を発表した。研究者にとって必要な基礎資料をまとめる地道な仕事を根気強く続けてきた。  田井の海臨寺の宝篋印塔(ほうきょういんとう)を調べたが、1文字の判読の誤りで、その製作の年が250年も逆上る指摘を受け、銘文の重要さを痛感する体験から、舞鶴だけでなく丹後地方の金石銘文の調査をしようと各地を歩き回っていた。そんな中、左半身麻痺となって野外調査を断念。代わって取り寄せた著作物などを基に調査を続けた。  いつかはその成果をまとめようと思ったが、次男の俊樹さんのアドバイスを受け、本よりも追加や訂正がしやすい利点を考慮し、ホームページを開設することにした。作成の方法を専門家から指導を受け、約1年かかって完成させた。  ホームページ『丹後の金石銘文』は、金工品や石造物などの種類別、舞鶴と宮津、京丹後市などの地域別、平安から江戸までの時代別に見ることができるよう整理した。寺社などの梵鐘や棟札などを取り上げ、銘文の本文とその意味の概略、年号、写真などが掲載されている。  真下さんは「片手での資料調べや入力、作成で苦労しただけに完成させることができてうれしい。地方史の研究者に利用をしてもらい、歴史の解明に役立てば。HPで交流したり、今後も追加をしていきたい」と話していた。アドレスはhttp://kinsekibun.hp.infoseek.co.jp/

写真=銘文の資料をホームページにまとめた真下さん
行永東町・奥田さん宅の庭
数十年に1度?ソテツに花が咲く
 行永東町の会社員、奥田秋男さん(60)宅で、庭のソテツが黄色い花を咲かせた。花といっても一見したところ幹にも見える。ソテツが花を付けるのは非常に珍しい現象という。  このソテツは約50年前に庭に植えたもの。冬に凍結して1度枯れたが、約15年前に再び芽を出し伸びてきた。奥田さんは毎年4月に葉を刈り込み、6月には新しい葉が出てくるが、今年は葉が出ずに幹のようなものが伸び、約40センチの高さにまでなった。奥田さんは「初めて見たので驚いた」と話してていた。  造園業者によると、これは花で数十年に1回咲くかどうかの現象で、その後、赤い実を付けるという。

写真=黄色い花をつけたソテツ
2004年7月20日

8月10日〜9月20日、京都国立博物館特別展覧会
舞鶴から高倉神社と倭文神社の宝物出品
 8月10日から京都国立博物館(京都市東山区)で始まる特別展覧会「神々の美の世界―京都の神道美術―」で、舞鶴から高倉神社(長浜)と倭文(しどり)神社の宝物が出品される。高倉神社所蔵の男神と女神坐像と陶製の狛犬一対、倭文神社の男神坐像。4点とも市指定の文化財で、同博物館では貴重な神道の作品として展示することにし、すでに現地を訪れて調査などもした。会期は9月20日まで。  特別展覧会は同博物館や京都府神道青年会などの主催。青年会の創立50周年を記念し、神々の美の世界と題して京都府下の神社が所蔵し、ふだんは見ることができない宝物を一堂に集めて、その魅力を紹介する。京都は平安京以前にまでさかのぼる歴史があり、数多くの古社に恵まれ、貴重は作品が伝わっている。「神々の姿」や「京のお祭り」などのテーマを設け、神像や祭礼図などを展示する。高倉神社と倭文神社へ出品協力の依頼をした。  高倉神社は創建の年代は明らかではないが、古くは現在地の裏山山上に置かれていた。天文六年(1537)の棟札が残っている。春日大神などを祭神とする。男神坐像(高さ51センチ)と女神坐像(同48センチ)はともに一本造り。鎌倉時代の作という。  狛犬は阿(あ)形(高さ31センチ)と吽(うん)形(同32センチ)で、江戸時代(桃山)の作。安久焼きと伝えられる。両作には「慶長十八年(1613)八月十五日」の年銘のヘラ書きがあり、この地方での窯業を知る貴重な遺品となっている。  倭文神社は「天羽槌雄命(アメノハツチオノミコト)」を祭神とし、延喜式に記された約千年の歴史をもつ古社。現在は水田地帯が広がる中に繁る森に囲まれた地に立つ。神体の男神坐像は木造で、平安後期の藤原彫刻の作という。体部は簡潔で穏やかな起伏で表現されている。  同神社氏子総代の嵯峨根長明さんは「出品をうれしく思い依頼を引き受けました。地元の貴重な遺産として地域の皆さんに見直してもらえる機会になると思います」と話していた。同博物館では「両神社の坐像は研究者の間でもすぐれた作品と評価されている。狛犬の年号ははっきりしており、陶器史の上からも貴重な資料だ」としている。月曜は休館。
【問い合わせ】電話075・525・2473、同博物館(テレホンサービス)。

写真=左から高倉神社所蔵の陶製の狛犬一対。同神社の男神(左)と女神坐像(舞鶴市発行『舞鶴の文化財』より)。倭文神社所蔵の男神坐像
夏季企画展「ふるさと昆虫ミュージアム」
8月29日まで市郷土資料館で
 北田辺の市郷土資料館は夏季企画展「ふるさと昆虫ミュージアム」を開催している。舞鶴に生息する蝶や甲虫など約2300点の標本の展示のほか、虫の食べ物や標本の作り方なども紹介している。8月29日まで。  昨年は化石の展示をしたのに続き、夏休みの子供たちに舞鶴の自然の豊かさを知ってもらおうと、舞鶴に生息する昆虫についての様々を、青葉山レインジャー隊の協力で展示する。  「虫と食べ物」「市内に生息する絶滅危惧種」「標本の作り方」などのコーナーを設置。絶滅が心配されるオオムラサキの標本のほか、クワガタやカミキリなどの標本と生息する地域を地図などで示している。また、世界の大型のカブトムシなどの標本も並べたり、標本作りの道具を展示しその手順も紹介している。  同資料館は企画展に合わせて、7月25日午前10時から標本の作り方教室を開く。定員は小中学生の10人。無料。7月27日から毎週火曜日の午後1時半からは昆虫と恐竜の折り紙教室をする。対象は小中学生の親子で5組。材料費300円。また、夏休みの自由研究の相談窓口を設けている。 【問い合わせ】電話75・8836、同館。

写真=展示される蝶などの標本
2004年7月16日

平成18年度の全国高等学校総合文化祭
大会テーマで亀谷さん(東高)最優秀賞
 東舞鶴高校2年の亀谷涼子さん(16)=行永=が、平成18年度に京都府で開かれる「第30回全国高等学校総合文化祭」の大会テーマの部で、最優秀賞を受賞した。作品は「咲き誇れ 京ここから 翔びたとう 未来(あす)にむかって」。2年後の大会に向け、この作品がポスターなど広報誌で掲載される。  全国高等学校総合文化祭は、高校の文化部にとっての全国大会で、音楽や美術、放送などを対象に、各府県の予選を勝ち抜いたクラブが出場する。毎年各都道府県が持ち回りで開催する。  2年後は京都府内を会場に同文化祭が開かれる。舞鶴では吹奏楽の大会が予定されている。主催する府では文化祭の大会テーマやポスターなどを府内の高校生から募集し、入選作を決めて優秀作品をPRに使う。  亀谷さんは文化部には入っていないが、陸上部で短距離の選手。国語の授業で大会テーマを作って応募した。京都府の花のシダレザクラと府の鳥オオミズナギドリをイメージし、「京」の文字に「今日」の意味も重ね、文化祭をきっかけに将来への飛躍をしてほしいとの願いを込めた。  府内全体では約800点の大会テーマが寄せられ、府教育長を委員長とする文化祭京都府実行委員会が審査、語呂のよさと躍動感ある表現が評価され、最優秀賞に選ばれた。先月、京都市内で表彰式があった。亀谷さんは「受賞の知らせを聞いた時は信じられませんでした。開催は私が高校を卒業してからですが、全国の高校生を応援したい」とクラブ活動で日焼けした笑顔を見せていた。

写真=表彰状を手にする亀谷さん
近畿体操ジュニア交流演技会で
中筋体操教室が大活躍、団体優勝など
 第8回近畿体操ジュニア交流演技会(福知山市体操協会主催)が7月11日、福知山市の長田野体育館であり、舞鶴から出場した中筋体操教室が男子Bクラス、中筋キッズAが女子Aクラスで団体優勝した。  大会には、京都府や大阪、兵庫の七クラブから190人が出場。Aクラス(小学3年以下)とBクラス(小学1〜6年)の規定演技による男女団体戦、個人総合、種目別の床、跳び箱、鉄棒で優勝が争われた。  中筋小の児童が、毎週日曜日に同校体育館で練習に励む中筋体操教室は、男子A、B、女子A(中筋キッズ)、同B(中筋チャレンジ)の各クラスに6チーム、総勢23人が出場。団体戦の男子B、女子Aクラスを制したほか、個人総合の男子B、女子Aクラスで優勝、種目別でも男女合わせて6種目で優勝するなど大活躍した。  中筋体操教室の結果は次の通り。  【男子団体】Bクラス団体=(1)中筋体操教室(足立和貴、人見武、石田知也、安井祐樹)  【男子個人】Aクラス個人総合=(2)岩永太一▽同種目別・跳び箱=(1)岩永太一▽Bクラス個人総合=(1)人見武(2)足立和貴(3)安井祐樹▽同種目別・床=(1)人見武(2)足立和貴(3)石田知也▽同・跳び箱=(1)人見武(2)安井祐樹(3)石田知也▽同・鉄棒=(1)安井祐樹(2)足立和貴  【女子団体】Aクラス=(1)中筋キッズA(谷口麻莉奈、西谷七海、村田友理佳)(2)同B(石田依理、高橋紘子、井関美沙、岸田夏実)▽Bクラス=(2)中筋チャレンジA(佐々木亜美、笹倉優希、村田綾香、高橋絢子)(7)同B(藤澤璃奈、岩永美里、足立実貴)  【女子個人】Aクラス個人総合=(1)谷口麻莉奈(2)西谷七海(3)井関美沙▽同種目別・床=(1)谷口麻莉奈▽同・跳び箱=(1)谷口麻莉奈▽同・鉄棒=(1)西谷七海▽Bクラス個人総合=(5)佐々木亜美(7)笹倉優希(9)足立実貴

写真=写真=男子Bクラスで団体優勝した中筋体操教室のメンバー。前列左から足立、安井選手、後列左から石田、人見選手
2004年7月13日

本社など後援「全舞鶴少年野球」8月1日開幕
組み合わせ抽選会で闘志みなぎらせる
 市長旗をめざして球児たちが熱戦を繰り広げる第15回全舞鶴少年野球選手権大会(舞鶴野球連盟主催、舞鶴市民新聞社など後援)の対戦相手を決める組み合わせ抽選会が7月11日、余部下の中総合会館で行われた。学童上級14チーム、同下級13チーム、少年10チームの1回戦から決勝までの対戦相手が決まり、8月1日に開幕する大会に向け、球児たちは日焼けした顔に闘志をみなぎらせていた。  野球を通じて青少年の健全育成を目的に、平成2年に始まった大会。市内の小中学校のクラブチームが、「舞鶴ナンバー1」をめざす大会として定着した。  組み合わせ抽選会には、各チームの代表や監督、主将ら約60人が出席。舞鶴野球連盟少年部の橋本和男部長のあいさつに続いて、抽選方法の説明があり、抽選に移った。少年、学童上級、同下級の順に、各チームの主将らが、予備抽選、本抽選のくじを引き、組み合わせが決まった。  大会は、8月1日午前8時から行永の舞鶴球場で開会式があり、全チームの選手たちが入場行進。選手宣誓は、学童上級の三笠少年野球クの横谷哲矢主将が行う。この後、午前9時半に「鶴友クA×中筋少年野球ク」で熱戦の幕を開ける。  少年の部は、初日の8月1日に1、2回戦、同8日に舞鶴球場で準決勝、決勝戦。学童上級の部は、8月1日に東舞鶴公園陸上競技場で1、2回戦、同22日に舞鶴球場で準決勝、決勝戦。学童下級の部は、8月7日に1、2回戦、同21に準決勝、決勝戦を東舞鶴公園陸上競技場で行う。  出場チームは次の通り(組み合わせ抽選順)。  【学童上級の部】与保呂スポ少▽志楽少年野球ク▽福井少年野球ク▽池内少年野球ク▽明倫ヘッピリーズ▽志楽ドリームズ▽高野少年野球ク▽余内少年野球ク▽中舞鶴少年野球ク▽舞鶴東スポ少▽共楽少年野球ク▽中筋少年野球ク▽三笠少年野球ク▽南舞鶴スポ少  【学童下級の部】高野少年野球ク▽福井少年野球ク▽南舞鶴スポ少▽中筋少年野球ク▽志楽ドリームズ▽明倫ヘッピリーズ▽志楽少年野球ク▽与保呂スポ少▽共楽少年野球ク▽三笠少年野球ク▽余内少年野球ク▽舞鶴東スポ少▽池内少年野球ク  【少年の部】南舞鶴スポ少▽鶴友クA▽中筋少年野球ク▽与保呂スポ少B▽舞星野球ク▽舞鶴東スポ少▽高野ドジャース▽池内少年野球ク▽与保呂スポ少A▽鶴友クB

写真=組み合わせ抽選のくじを引く球児たち
金村さん、日展入選・日本書芸院大賞
椿書道會会員らがお祝いの書道展
 椿書道會主催の第11回椿書道展が7月17、18日、円満寺の西市民プラザで開かれる。主宰する金村晰子さん(雅号・柏園)=本町=が、昨年の日展入選と、今年の日本書芸院大賞を受賞したのを受けて、会員たちがお祝いを兼ねて土曜夜の市に合わせて企画した。入場無料。  30年以上の書道歴を持つ金村さんは舞鶴市展で市長賞などを受賞し、現在は書道教室を開いている。日展には毎年挑戦し、昨年の第35回日展書道の部で初入選を果たした。作品は中国の詩人、張正見の漢詩「応竜篇」を題材に選んだ。  また、平成16年度の第58回日本書芸院展(2月展)の漢字の部で大賞を受賞。中国の明・清時代の詩人、區大相の漢詩を題材にした。全国では150人、府内からは9人が受けた。金村さんは日本書芸院の二科審査会員で、1昨年にも大賞を受賞しており、今回を含めて2回受けたことにより一科審査会員に選ばれた。  書道展は10年前に前身の会で開き、昨年は教室会場で内輪の作品展をしただけだった。今回は会員たちは金村さんのお祝いも兼ねて作品を展示することにした。日展や大賞の入選作をはじめ、多くの女性たちがこの10年間に書き溜めた各展での入賞作、短冊などの小品などを出品する。金村さんは「書を楽しんだ作品が並びます。今後も一年ずつ充実させて開催していければ」と話していた。17日は正午〜午後8時、18日は午前10時〜午後4時。

写真=日本書芸院大賞を受けた金村晰子(雅号・柏園)さんの書作品
2004年7月9日

土曜夜の市で大正から昭和の「昔の写真展」
7月17日「マイコム」、同24日「西市民プラザ」で
 大正から昭和にかけて、東西のまちの様子を撮影した写真を展示する「昔の写真展」が、土曜夜の市の7月17日に浜のマイコムで、同24日に円満寺の西市民プラザで開かれる。だるま祭の仮装パレードや商店街の様子など懐かしい風景が納められている。午後六時から。入場無料。写真の提供も呼びかけている。  戦前まで軍港だった舞鶴は写真撮影が厳しい検閲を受けたため、残っている写真は貴重な記録となっている。また、現在のようにカメラが普及していなかった戦後に撮影された写真も、当時のまちの様子を伝える資料。  東舞鶴商店街連盟が主催、舞鶴TMOがプロデュースして17日に開催する。写真愛好家や商店主らに東地区に関する写真の提供を呼びかけ、3人から寄せられたものを四ツ切りに引き伸ばした50点を展示する。木下サーカスの宣伝カーに集まる子供たち、三条通りにあったパチンコホールなどの写真がある。  同連盟理事の谷川真司さんは「写真展をシリーズ化して来年も開きたい。昔の東地区の写真があれば貸してください」と話していた。 【問い合わせ】電話62・0369、キョーワドー。  24日の西市民プラザでは西地区の町の写真4、50点を展示する予定。えびすまつりや高野川の倉庫群な【問い合わせ】電話62・4600、舞鶴TMO(商工会議所内)

写真=展示される木下サーカスの宣伝カーに集まる子らの写真(東地区)
クイーンまいづる3人、初の一児の母も
7月19日の「海の日のつどい」でデビュー
 みなと舞鶴ちゃったまつり実行委員会(安達清司実行委員長)は7月8日、祭りに華を添える「第25代クイーンまいづる」に決まった3人を発表した。今年からクイーンの応募資格を既婚者にも広げたことから、初めて一児の母親がクイーンに選ばれた。  クイーンまいづるに決まったのは、森本町の主婦、上嵜佑さん(20)▽余部下の海上自衛官、西山舞さん(20)▽円満寺のホテル「マーレたかた」勤務、水谷糧子さん(23)。  クイーンの応募資格は、昨年まで未婚者で、年齢も18歳から25歳と限定していた。今年からは、この資格を撤廃して、既婚者と25歳以上の応募も認めた。このため、今年は例年を上回る17人(うち既婚者2人)の応募があったという。  上嵜さんは、海上自衛官の夫(23)との間に8カ月の男児のいる母親。「結婚していてもクイーンになれることを証明したくて」応募したという。  3人は、7月19日の「海の日のつどい」でデビューした後、1年間、舞鶴のPR役を務める。

写真=クイーンまいづるに決まった上嵜さん、西山さん、水谷さん(左から)
2004年7月6日

オーストラリア・ウラン鉱山〜広島〜長崎
5000キロ歩く「国際平和巡礼」舞鶴入り
 核廃絶の訴えと平和を祈りながら、オーストラリアのウラン鉱山から広島、長崎までの約5000キロを歩く「国際平和巡礼」の一行35人が7月3日、舞鶴入りした。各国から集まった市民が昨年12月に豪を出発し、4月から日本の原発関連施設のある地域を歩き、市民団体と交流してきた。舞鶴では海上自衛隊総監部前で「NO WAR」と祈りの儀式をし、舞鶴空襲の被害を受けた旧舞鶴海軍工廠を眺めることができる広場で、空襲の犠牲者らを追悼した。  東京都北区の通訳、野川温子さん(27)ら日、豪、米など7カ国の有志たちで企画。野川さんは、豪のウラン鉱山の汚染水で被曝する先住民アボリジニのことを世界に伝えようと、2000年に同国でセークレットラン(聖なる走り)に参加した。  原発の燃料となるウランの産出地として豪は世界一の輸出国。アボリジニは鉱山ができると土地を追われ、生活と文化を奪われてきた。また、1950年代からの核実験や採掘による環境汚染で被曝しているという。輸出量1万キロの内、日本と米国はそれぞれ3000キロを輸入する原発大国であり、有志らは原爆の被曝体験を持ちウラン利用を続ける日本と豪を結び平和の巡礼を計画した。  昨年12月10日に豪のロックスビー・ダウンズをスタートし、今年4月に札幌市から南下した。原発の使用済み燃料の再処理工場がある青森県六カ所村、原発が立地する敦賀市などに寄り、約3500キロを歩いた。  この日は豪、日など5カ国の35人が高浜町を出発、府道高浜舞鶴線から国道に出て、加佐地区まで約32キロを炎天の下、汗だくになりながら歩いた。95年の国内でのセークレットランに参加した久田美の真下八十雄さんが、舞鶴から久美浜までをサポート。一行は北吸桟橋の海自隊イージス艦「みょうこう」の前で平和を祈った。  45年7月29日の舞鶴空襲では、1発の爆弾だけ投下され97人が死亡した。その後の調査でこの爆弾は、長崎型原爆とほぼ同重量の4.5トンで、模擬原爆といわれる原爆投下の実戦訓練だったことがわかった。一行はそうした話を空襲があった旧海軍工廠近くの広場で真下さんから聞き、携えてきた「平和の火」を囲んで、犠牲者たちに黙とうした。この火は原爆が落とされた広島の焼け跡から採取した残り火で、福岡県星野村で灯され続けている。  参加した米先住民オジブエ族のオレリオ・デナーシャさんは「きょうは軍隊に入ったときのことを思い出した。どうして自分は自分の民族を殺そうとしているのかという思いが蘇ってきた」と様々な感情がわき上がっている様子だった。この夜、西方寺平の赤岩小屋で農業をする地元の若者たちと交流した。8月6日に広島、9日に長崎到着を目指す。

写真=平和の灯を囲み舞鶴空襲の犠牲者を追悼する「国際平和巡礼」の参加者ら
東(ポンプ車)、西大浦(小型ポンプ)が優勝
市消防団操法大会で訓練の成果競う
 第31回舞鶴市消防団消防操法大会が7月4日、泉源寺の海上自衛隊舞鶴教育隊グラウンドであり、ポンプ車操法の部で東消防団、小型ポンプ操法の部で西大浦消防団が優勝した。  市内20個団の消防団員が、日ごろの訓練の成果を競う大会。ポンプ車操法(出場9個団)、小型ポンプ操法(同11個団)に、各団から選抜された約500人が出場した。  大会では、火災発生を想定して、団員らがポンプ車や小型ポンプで消火に当たるまでの迅速さや正確さなどを競った。夏の日差しが照りつけるなか、きびきびとした動きの団員らの訓練ぶりを、市消防本部職員が審査した。  優勝した東消防団と西大浦消防団は、8月1日、丹波自然運動公園で開催される京都府大会に舞鶴市代表として出場する。また、ポンプ車操法の部で、南消防団が準優勝、西消防団が敢闘賞、小型ポンプ操法の部で、朝来消防団が準優勝、東大浦と岡田中両消防団が敢闘賞に輝いた。

写真=ポンプ車操法に取り組む消防団員
2004年7月2日

8月7・8日、赤煉瓦サマー・ジャズin舞鶴
倉庫群特設会場で14回目の夏の恒例イベント
 舞鶴の夏の恒例イベントとなった「赤煉瓦サマー・ジャズin舞鶴2004」(舞鶴赤煉瓦ジャズ祭実行委員会主催)が、8月7、8日、北吸の赤煉瓦倉庫群特設会場で開かれる。7日は椎名豊スペシャルグループ、8日は18歳の天才ジャズピアニスト、松永貴志さんのトリオが出演する。  NPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴が、赤れんが建造物を使ったまちづくりとして、今年で14回目の開催となる。昨年からはジャズ祭のポスターデザインを公募し、今回は102点の応募作の中からさいたま市在住の短大教育助手の神尾枝里さんの作品が選ばれた。  7日の1部は一般公募で優秀賞ユニットに選ばれたユキ ブラジル プロジェクト(大津市)が出演。2部に出演するピアノの椎名さんは1964年生まれ。95年にセカンドアルバムで、スイングジャーナル誌95ジャズ・ディスク大賞最優秀新人作品賞を受賞した。  8日の1部は一般公募ユニットの石田ヒロキ&フレンズ(箕面市)が出演。2部の松永さんは1986年生まれ。セカンドアルバムが同誌ジャズ・ディスク大賞ニュー・スター賞を受賞した。ブルーノート・レーベル65年の歴史上、最年少のリーダー録音記録を作った。  開演は午後7時。1日券は前売り3000円、2日通し券は5500円、当日は各500円増し。中学生以下は無料(保護者同伴)。チケットはJEUGIA東・西店などで販売中。
【問い合わせ】電話63・7710、事務局。

写真=公募で選ばれたポスターデザイン、7日に出演する椎名豊さん、8日に出演する松永貴志さん(左から)
「舞鶴メダカの学校」里親制度スタートへ
希望者に舞鶴産黒メダカを無料提供
 メダカの繁殖と生息地の復活に取り組む「舞鶴メダカの学校」(冨崎伸博教育長、会員9人)は、メダカの里親制度をスタートさせる。メダカを飼育したい市民に舞鶴産の黒メダカを無料提供し、各自で増やしてもらおうという取り組み。提供するのは1人につき数匹程度で、飼い方や生態を解説したパンフレットも配布する。  かつて小川にはメダカの群れが見られたが、農薬の使用や小川の消滅で絶滅の危機に瀕している。そんな中、メダカを愛好する仲間たちが1999年に同学校を結成し、繁殖させるほか、埋めたてられる池などからメダカの救出作戦を展開。休耕田や小学校の池で放流して分校を開き、子供たちに自然環境の大切さを話してきた。  里親制度はさらに市民にメダカへ関心を向けてもらおうと始める。会員らが採集した黒メダカ(野生種)を希望者に提供する。里親はだれでもなれるが、生態系の保全のため繁殖させても川などに放さない▽ヒメダカと一緒に飼わないことを守ってほしいとしている。エサや繁殖方法などを記した資料とホテイアオイを添えて送る。  希望者は事務局の嵯峨根一正さん(電話・FAX75・1200)へ。

写真=生息地が減っている黒メダカ
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