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2004年8月31日

9月18日、舞鶴労音が200回記念公演
ドビュッシー弦楽四重奏団コンサート
 フランスを拠点に世界各地で活躍するドビュッシー弦楽四重奏団のコンサートが、9月18日午後7時から浜の総合文化会館で開かれる。音楽や舞台などに触れる機会をつくっている舞鶴勤労者音楽協議会(関岡敏信代表)が主催。地方都市に文化活動を根づかせようと公演の灯をともし続けて、今回が200回目を迎える。共演には舞鶴出身の新進ピアニスト、橋田波子さんを招いた。まいづる福祉会が障害者が地域の中で生活する施設グループホームを建設するのを支援しようと、収益金の一部を寄付する。  地方都市において生で音楽を聴く機会の少なかったことから、1963年(昭和38年)に舞鶴労音が結成された。68年(同43年)には東公会堂で開いた寺内タケシとバニーズの公演は1200人が来場、ピアニストの中村ひろこ、南こうせつらも招き、入場者1000人以上の公演が続いた。落語や演劇などの様々な公演もした。  当初は会員制で毎月公演を開催していたが、公演の多様化や交通網の発達で京阪神への催しへも出掛けやすくなり、来場者が減少し運営が難しくなり、73年(同48年)から会員以外にも来場できるようにした。最近は年1回の開催とし、熱心な市民らによって支えられている。1昨年からは舞鶴在住や出身の若手音楽家の育成も図ろうと、共演の機会を提供している。  200回の記念公演に出演するドビュッシーカルテットはヴァイオリンやヴィオラ、チェロで構成し、繊細で透明な音楽を奏でる。トップクラスのコンクールであるエヴィオン国際弦楽四重奏コンクールで大賞を受賞し、ヨーロッパなど年間80回のコンサートをこなす。2001年初来日。今年10月にはショスタコーヴィッチ第五集のCDをリリースする。  橋田さんは城北中、西舞鶴高校を経て大阪音楽大学を卒業。99年にNHK教育テレビ「趣味悠々 お父さんの為のピアノ講座」のテキスト編曲を担当、日本テレビの音楽番組にもレギュラー出演をした。ブルガリアのソフィア国際音楽祭にソリストとして出演した。尼崎市在住。  今回は障害者グループホームの建設支援チャリティーコンサートも兼ねている。施設は障害者たちが共同生活を送り、自立した生活ができるよう、食事づくりなど様々な支援をする場となる。  プログラムはラヴェル「弦楽四重奏曲ヘ長調」、フランク「ピアノ五重奏曲ヘ短調」など。チケットは指定3500円、一般3000円、学生2000円。総合文化会館、市民会館などで発売中。
【問い合わせ】電話75・4486、労音。

写真=200回記念公演のコンサートちらし。舞鶴出身の新進ピアニスト・橋田さんが共演
森と里と海のつながり冊子に
京大フィールド研が研究紹介
 京都大学フィールド科学教育研究センターは、京大総合大学博物館(京都市左京区)で開催した春季企画展の展示や今後の研究を紹介した冊子『森と里と海のつながり 京大フィールド研の挑戦』をこのほど出版した。長浜の同センター・舞鶴水産実験所の5人の研究者が実験所での研究を紹介し、森と海との関係の一端に触れている。カラー写真を多数掲載して見やすく、わかりやすい読み物となっている。  京大は全国にある九つの施設を統合し、昨年に同センターを発足。森から里、河川、海までのつながりの中で人と自然の共存原理を基礎にした森里海連環学を創設した。その取り組みを紹介するため、6月から8月29日まで企画展を開催した。  冊子は企画展を解説する図録を兼ねるだけなく、センターの各施設の研究内容や今後の展開を紹介している。同実験所助教授の益田玲爾さんが責任編集者を務めた。森から海までのつながりを意識した研究テーマ、わかりやすい文章で書くことを編集方針とし、24人が執筆した。  同実験所からは山下洋所長と益田さんが、山に木を植えて森林を作ることが豊かな海を作ることや、上野正博助手が舞鶴湾での漁業と下水道整備の関係、甲斐嘉晃助手が魚類標本の役割などを述べた。来年京大のゼミで使う。B5判、151ページ。出版社は大伸社。2000円。一般にも販売している。書店かインターネットのショッピングサイト「amazon」から注文できる。
【問い合わせ】電話62・5512、実験所。

写真=研究をまとめた冊子と責任編集を務めた水産実験所の益田さん
2004年8月27日

舞鶴で英会話教えるチャップマンさん
故郷のオーストラリアでゲストハウスと英会話スクール
 4年前に来鶴して英会話を教えているオーストラリア出身のブレント・チャップマンさん(44)=行永=が、オーストラリアと舞鶴の交流の架け橋になろうと、9月末に帰国するのを機会に、故郷のアデレード郊外の2カ所で、日本人を対象としたゲストハウスと英会話スクールをオープンさせる。海と緑に囲まれた温暖な気候の地で、オーストラリアの文化と自然に親しみ、英会話を学んでほしいと、長年の夢に1歩踏み出した。  アデレードはオーストラリア南部に位置する。チャップマンさんはアデレード大学で人類学を学んだ後、16年間、同国と日本の中学・高校で教師を務めた。4年前から舞鶴の英会話学校でティーチャーマネジャーをするほか、舞鶴高専と海上保安学校で英語を教えている。  多くの国を訪れたが、日本人の優しさに引かれ、いずれは大好きになった日本とオーストラリアの交流をする仕事をしようと心に決めていた。日本で働いたお金を資金にし、アデレード郊外のミドルトンとアデレードヒルズに、ゲストハウスと英会話スクールの施設を建設。アデレードヒルズの建物は約170年前の石造りの民家を改造した。同施設をラテン語と英語を組み合わせ、「ベネフォーク」と名付けた。11月に開設する。  ミドルトンは約12人が宿泊でき、主に観光など短期滞在の施設。アデレードヒルズは4、5人の宿泊施設で留学など長期滞在できる。目的に応じた英会話のレッスン、過ごしやすい気候のまちで要望に応じて自然や文化を体験できるようにサポートする。  来年3月に帰国の予定だったが母親の体調が悪くなり、9月末に予定を早めた。8月22日には西市民プラザで説明会を開き、出席した13人から希望を聞き取った。チャップマンさんは「緑が多い環境と穏やかな土地柄の舞鶴が気に入り、与保呂川沿いをよく散歩しています。帰国後も舞鶴の人たちと交流を続け、いつかアデレート郊外のまちと舞鶴市の友好都市が実現できれば」と話していた。  次回説明会は9月5日午前11時から、引土の友人のジョナサン宅(一天張の西隣)で。問い合わせはチャップマンさん(電話66・0337、Eメール benefolk@hotmail.com)。

写真=ゲストハウスなどの資料を手にするチャップマンさん
9月4日、京都この本だいすきの会
西総合会館で講演会やおもちゃ作り
 京都この本だいすきの会が9月4日、南田辺の西総合会館で合同学習会を開催する。子供たちの成長を描いた数々の名作を残す日本児童文学者協会会長の古田足日(たるひ)さんの講演、作家で子供文化普及者の木村研さんのおもちゃ作りがある。だれでも来場できる。  同会は、児童文学作品の読み聞かせを通して、子供たちに作品世界の魅力を伝え、心の成長を応援しようと活動をしている。会員は教職員らを中心にし、京都府内に4つの支部がある。舞鶴では月1回の例会で会員らが読み聞かせの学習や本の紹介などをしている。合同学習会は会員以外の人も参加できる。  第1部の午前9時45分から木村さんを講師におもちゃづくりをする。木村さんは授業で使える簡単な工作集の本も書いている。はさみやノリ、セロテープを持参。  午前11時から古田さんが「わたしたちのアジア・太平洋戦争」と題して講演する。古田さんは1927年生まれ。早稲田大学童話会に在籍中に、鳥越信らと「少年文学宣言」を発表。創作や評論活動を続け、『宿題ひきうけ株式会社』で第7回日本児童文学者協会賞を受賞した。代表作は『おしいれのぼうけん』『ダンプえんちょうやっつけた』など。  第2部は午後2時からで、各支部が読み語りの実践報告をする。入場料は2000円。
【問い合わせ】電話75・2644、水野さん。

写真=講演する古田さんの代表作『ダンプえんちょうやっつけた』(童心社、画・田畑精一と共作)
2004年8月24日

カフェレストラン「ほのぼの屋」取材受ける
NHKが9月11日、教育番組で放映
 障害者たちが働く大波下のカフェレストラン「ほのぼの屋」が、このほどNHK大阪放送局の取材を受けた。精神障害者の授産施設が本格的なフランス料理店を運営するのは全国的にも珍しいケース。2002年のオープンから多くの人が来店し、いき届いたサービスと味で福祉施設の垣根を越え、だれもが利用する開かれた場として注目を集めている。そうした店で働く人の様子や暮らしぶりなどが取材された。9月11日午後8時からNHK教育の番組「きらっといきる」で放映される。  社会福祉法人・まいづる福祉会が障害者の社会復帰施設としてワークショップ  社会福祉法人・まいづる福祉会が障害者の社会復帰施設としてワークショップ「ほのぼの屋」を開設。その事業の1つとしてフランス料理の店を開店。施設の職員も店で働いているが主は障害者たちのメンバー。ホールでの接客サービスや調理補助、クリーニングなどの仕事を分担してこなしている。大阪ヒルトンホテルの料理長などを務めたシェフの塩原勝さんの料理と、メンバーたちの仕事ぶりが評価され、来店者が増えてきた。  ほのぼの屋では福祉施設でなく、フランス料理店としての魅力で多くの人に来てほしいと取り組みをし、その成果が現れてきている。また、働くメンバーたちも自分の仕事に責任感や向上心をもてるようになり、自信を回復したり店をステップ台として就職できた人も出てきた。  同店を取材したNHKのラジオ番組のキャスターの紹介で、大阪放送局ディレクターの真野修一さん(26)が下見を兼ねて食事に訪れ、施設にありがちな雰囲気ではなく、あたりまえの感覚で働き、開かれた店の印象を受け、取材することにした。番組は毎週土曜日午後8時から29分まで全国放映している「きらっといきる」。様々な障害を持ちながら働いたり活動する人や施設を紹介している。  取材は8月4日から同8日まで行われた。同店で働らき今年結婚した2人の姿にスポットを当てたり、来店して食事する番組司会者のジェフ・バーグランドさんらに接客している様子、メンバーらが出演しての座談会、施設側からのバリアフリーの取り組みなどがカメラで撮影された。真野さんは「働いている人たちはプロ意識をもっていると感じた。当たり前に働く姿や施設側の地域に開かれた交流の様子を伝えたい」と話していた。  ほのぼの屋の西澤心施設長は「番組で全国の人に店を知ってもらい1人でも多くの人に来店してもらえれば。それがメンバーたちの給料保証にもつながっていきます」と話している。番組の放送は9月11日、再放送は同13日午前5時半から。

写真=番組司会者らへの接客サービスの様子を撮影するNHKスタッフ
台風15号の影響による高潮被害
床下浸水や道路一時通行止め
 台風15号の影響による高潮が8月19、同20日と発生し、市内では民家の床下浸水や道路が冠水して一時通行止めになるなどの被害が出た。今回は台風が通過したことで気圧が低くなり海面潮位が高くなったが、今年に入って潮位が高い傾向が続いており、今後も台風や低気圧の通過などに注意が必要だ。  舞鶴海洋気象台の潮位観測(観測地点は浜地区)では、20日に予想潮位42センチ(東京湾平均海面上)を上回る最高潮位98センチ(同)を記録した。それにともなって市内で高潮被害が報告された。  市消防本部のまとめでは、20日に竜宮や愛宕浜、吉原などの民家や店舗など70戸(東地区29戸、西地区41戸)が床下浸水した。あまり潮がこなかった愛宕竜宮公園横の道にも高潮で川から逆流した水が側溝から溢れたり、伊佐津川沿いを走る吉原の府道余部下舞鶴線の道路で最高20センチ冠水。市内全域では80路線で冠水し、通行止めなどの措置が取られた。  また、舞鶴湾に流れ込む志楽川下流域の泉源寺の水田では、河口部に最も近い水田に海水を含んだ水が農業用水路から逆流して流れ込み、収穫を間近に控えた稲への影響が心配されている。  昨年9月13日には台風14号の接近で、潮位が急激に高くなり、流れが激しくなる急潮(きゅうちょう)が発生し、田井など府内各地の定置網が破れる被害が起きた。今回の台風通過にあたっては府漁連は8月17日から各漁協へ急潮情報を送って、注意を呼びかけた。同21日までのところ、府漁連には網の被害は報告されていない。  今年は潮が高い傾向にある。特に夏場は毎年潮が高いが、先月(7月)の観測値は予想潮位から5、60センチ高くなっていた。日本海について詳しい京都大学フィールド科学教育研究センター・舞鶴水産実験所の上野正博助手は「今回の高潮は台風が入って気圧が下がり、北西からの強風が吹き寄せたことの影響と思える。ただ、今年が潮の高い傾向にあるのは地球温暖化とか1年周期の大きな波が来ているとかいろいろ説がある」と話していた。

写真左=逆流してきた海水を含んだ水に浸った稲(志楽川に流れ込む泉源寺の農業用水路で)
写真右=最高で20センチも冠水した吉原の府道
2004年8月20日

城南中陸上部男子チーム全日本中学陸上へ
男子400メートルリレーで
 京田の城南中学校陸上部の男子チームが、8月22日から群馬県前橋市内で始まる第31回全日本中学校陸上競技選手権大会の男子400メートルリレーに、京都府代表として出場する。中丹大会では大会新記録で優勝し、京都府大会でも優勝して出場権を獲得した。4選手は走るたびにバトンと気持ちをつなぐことで、それぞれの力を引き出し1つのチームとしてまとまってきた。上位進出を目指している。  リレーメンバーは第1走者が同部キャプテンの新谷太基選手(14)=七日市▽第2走者が小西良平選手(15)=高野由里▽第3走者が福原健一選手(14)=七日市▽アンカーが松尾和紀選手(同)=引土。いずれも3年生。今春からリレーメンバーとして練習を開始したが、5月の練習会で46秒前半を記録し、京都府下でトップのタイムをマークした。ベストタイムは45秒8。  6月の中丹大会で大会新の46秒24で優勝。府大会決勝では、最終走者の松尾選手はゴール手前30メートルで3番手だったが、ゴール間近で2人を抜き、46秒04で優勝した。同部顧問の梅田加代子教諭は「4人はバトンをつなぐことで気持ちがまとまり、自立して練習ができ走力が引き出されてきた。サポートしてくれた選手の分も一緒に走ってほしい」と見守っている。  中筋小6年でリレーの全国大会に出た新谷選手と松尾選手は「小学校のときはケガで走れなかったので、中学校で陸上部に入り全国で走りたいと思ってきた」「自己ベストを更新したい」、開会式で府選手団の旗手を務める小西選手は「一走一走大事にして全国制覇を目指したい」、福原選手も「全国制覇を目標にバトンパスを確実にしたい」と話していた。

写真=府大会優勝の表彰状を手にするリレーメンバー(左から新谷選手、小西選手、福原選手、松尾選手)
中学生たちの和楽器「発表会&鑑賞会」
8月22日、総合文化会館大ホールで
 市内の中学生たちが、指導者とともに太鼓や琴、尺八を演奏する「和楽器『発表会&鑑賞会』」(同実行委員会主催、舞鶴市民新聞社など後援)が、8月22日午後1時から浜の総合文化会館大ホールで開かれる。入場無料。  学習指導要領の改訂で、平成14年度から中学校の音楽授業に和楽器の使用が義務付けられ、市内でも尺八、琴、和太鼓などの演奏指導が行われている。同実行委員会の中村雅園実行委員長は、尺八を指導しており、生徒たちから「発表会に参加したい」との強い希望を受け、開催するという。  「日本の音・日本の響きを子供達に」とのタイトルで、和太鼓の「小倉祇園太鼓」で開幕。琴の「大きな古時計」「さくら」や尺八の「春の小川」「茶摘み」などが演奏される。

  
2004年8月17日

東高「ウィンドアンサンブル部」
府代表で関西吹奏楽コンクールへ
 泉源寺の東舞鶴高校(加藤寛校長)のウィンドアンサンブル部が、第41回京都府吹奏楽コンクールの高校A(大編成)の部で金賞を受賞し、8月26日に京都市内で開かれる第54回関西吹奏楽コンクールに京都府代表として初めて出場する。1999年には廃部に近い状態だった同部を建て直し、演奏の実力を磨こうと関西コンクールへの出場を目標として、厳しい練習を重ねてきた成果が実った。同28日の第6回全日本高等学校吹奏楽大会にも、府代表として演奏する。  8月3日に行われた府吹奏楽コンクールの高校Aの部には、府内の39校が出場し、8校が金賞を受賞。その中から総合評価で上位の成績の3校が関西コンクールへの出場権を得た。また、全日本高校吹奏楽大会(横浜市で開催)にはテープによる録音審査で、全国50校の出場枠に選ばれた。府内からは2校が出場する。  同部の部員93人から3年生を中心に46人の編成で出場した。課題曲は4曲ある中から「祈りの旅」、自由曲は「マゼランの未知なる大陸への挑戦」を選んだ。昨年と1昨年は銀賞だった。同高によると、府北部から関西コンクールに出場するのは三十数年ぶり、府コンクールで金賞の受賞も数十年ぶりという。  6年前には部員6人で廃部寸前だったところから再スタート。2001年には部員増で楽器が不足したことから、市民たちから寄せられた寄付金で楽器を揃えた。コンサートでは歌と踊りを交えたパフォーマンスも取り入れ、観客も楽しめるステージで人気を得ている。吹奏楽の高い演奏水準が求められる関西コンクールへの府代表に選ばれることを目標としてきた。  コンクールでも審査員を感動させる演奏をと4月から練習を開始。関西コンクールへの出場を前提にした予定を立てて、部員らのやる気を引き出し、練習時には毎回その演奏を録音し何度も聴き直し、技術的な部分の改善に役立てた。また、本番で緊張しないようにとコンクール前の3日間、本番と同じスケジュールを立て、早朝に学校に集合して午後からの出番まで何もしない時間を作るなどした。  同部顧問の早田太郎教諭は「本番は緊張せずいつも通りの演奏ができた」とし、審査員からは「音楽性を伴った迫力ある演奏」と評価された。副部長でトランペットを演奏する3年の江上佳子さん(18)は「みんなで目標を持って府代表に選ばれる気持ちづくりをしました。関西コンクールでは自分たちらしい演奏をしたい」と話している。受賞曲は8月15日に総合文化会館で開いたサンクスコンサートでも演奏した。

写真=「ヤミナベメドレー」を演奏する部員たち(15日のサンクスコンサートで)
8月28、29日に16チームが熱戦
舞鶴リトルシニア野球協会・初の会長杯争奪大会
 舞鶴リトルシニア野球協会主催、舞鶴市民新聞社など後援の第1回会長杯争奪野球大会が8月28、29日、行永の舞鶴球場などで開催される。中学生の硬式野球チーム、舞鶴リトルシニアをはじめ京都、大阪、兵庫などから16チームが参加して会長杯めざして熱戦を繰り広げる。  舞鶴リトルシニア野球協会(村尾利博会長)は、設立5周年を迎えた昨年夏、近府県のリトルシニアのチームを招待して野球大会を開催した。今年は優勝チームに授与する会長杯を新調して、会長杯を争う大会に発展させた。  出場チームは、リトルシニア関西と東海、中国の各連盟所属の16チーム。昨年の招待野球大会で優勝した甲子園をはじめ、リトルシニア全国大会出場の奈良、三田、大阪狭山、枚方などの強豪がそろっている。  舞鶴リトルシニアは、今年5月のリトルシニア関西・東海友好大会で3位となっており、優勝をねらう。  大会は28日午前8時から舞鶴球場で開会式。この後、舞鶴―名東千種で熱戦の幕を開ける。28日は舞鶴球場のほか、高浜中央球場などで1、2回戦、29日に綾部球場で準決勝、決勝戦がある。

写真=優勝チームに授与される会長杯
2004年8月10日

チームワーク武器に全国の舞台へ
城北中・女子ソフトボール部、京都選抜に城南中3選手
 8月13日から大阪市で開かれる「第4回全日本中学生男女ソフトボール大会」(日本ソフトボール協会主催)の女子の部で、京都府代表として城北中学校の女子ソフトボール部と、京都選抜チームに城南中学校女子ソフトボール部の3選手が出場する。全国大会の舞台を初めて踏む城北中の部員たちは、チームワークを武器に「まず1勝したい」と気持ちをひとつにしていた。  6月の府予選に府下の中学校の20チームが出場。決勝トーナメントの準決勝で城北と城南が対戦し、城北が11―0で勝った。決勝では嵯峨中(京都市)に破れ、城北は2位、城南は4位。京都代表には上位2チームと、各中学校から3人ずつ選ばれた3年生選手からなる選抜チーム(15選手)の計3チームが出場する。  城北中ソフトボール部は部員22人。飛び抜けた選手はいないが運動能力が高く、チームワークのよさが光る。監督の櫻井伸広教諭は「元気のいい選手が多く、打撃のチームです。まず1勝を目指してほしい」という。キャプテンの飯田有香さん(3年)は「3年生にとっては最後の試合なのでみんなで楽しんでプレーしたい」と話していた。初戦は秋田選抜チームと対戦する。  城南中から選抜チームに選ばれたのは遊撃手の瀬尾稚選手(15)=引土▽左翼手の谷内美咲選手(14)=野村寺▽右翼手の篠原エリ香選手(同)=同。走力のある好打者の瀬尾さんは先発メンバーに入っている。城南中の竹内昌男監督は「代表チームの一員としてがんばってきてほしい」とエールを送る。3人は「光るプレーで優勝したい」と意欲を見せている。  また、城北中の6選手、城南中の瀬尾選手は舞鶴学童女子ソフトボールクラブ「MGキッズ」の出身。同クラブは小学生と中学生の女子チームで、ソフトボール選手の育成に務めている。同クラブは8月9日夜、西総合会館で7選手の壮行会を行った。
 城北中ソフトボール部の選手は次の通り。
 投手=川端なつ美▽捕手=飯田有香▽1塁=高田亜貴▽2塁=福田夏子▽3塁=山口未紗▽遊撃=安達奈美▽左翼=亀井春妃▽中堅=白崎梨沙▽右翼=寺尾さき▽控え=桝本美由紀、上田奈穂、嶋津里菜、羽賀直美、井崎太寿美、柳光、村田優

写真左=「まず1勝を」と気持ちをひとつにしている城北中の部員たち
写真右=京都選抜チームで出場する城南中の瀬尾、篠原、谷内選手(左から)
本社など後援・全舞鶴少年野球
少年の部、与保呂が13年ぶり3回目の優勝
 第15回市長旗全舞鶴少年野球選手権大会(舞鶴野球連盟主催、舞鶴市民新聞社など後援)は8月8日、行永の舞鶴球場で、少年の部準決勝、決勝戦があり、与保呂スポーツ少年団が13年ぶり3回目の優勝を果たした。  決勝戦は、与保呂スポ少と鶴友クラブAの対戦となった。両チームの投手が好投、1点を争う好ゲームとなり、与保呂スポ少が最終回の7回裏、敵失から1点を取り、1―0でサヨナラ勝ちした。鶴友クAも7回表に2死満塁の好機を迎えたが、鋭い当たりも敵の攻守に阻まれ得点できなかった。  少年の部の表彰式は8月22日、舞鶴球場で、学童上級の部の準決勝、決勝戦の後、同部と一緒に行われ、市長旗と舞鶴市民新聞社杯が授与される。
 少年の部の準決勝と7日にあった学童下級の部の1、2回戦の結果は次の通り。
 【少年の部】準決勝=与保呂スポ少5―1高野ドジャース、鶴友クA10―0舞星野球ク
 【学童下級の部】1回戦=明倫ヘッピリーズ11―1志楽少年野球ク、中筋少年野球ク9―3志楽ドリームズ、共楽少年野球ク10―0三笠少年野球ク、舞鶴東スポ少13―2余内少年野球ク、南舞鶴スポ少10―5福井少年野球ク▽2回戦=明倫ヘッピリーズ13―4中筋少年野球ク、共楽少年野球ク9―3与保呂スポ少、舞鶴東スポ少22―1池内少年野球ク

写真=優勝した与保呂スポ少チーム
2004年8月6日

木棺直葬墳や横穴式石室墳など
下安久の三角古墳群、8月7日に現地説明会
 下安久の三角古墳群を発掘調査している府埋蔵文化財調査研究センターは8月4日、古墳時代中期の木棺直葬墳2基と、同後期の横穴式石室墳1基を検出、古墳上層から平安末期から鎌倉時代の経塚4基を確認した、と発表した。横穴式石室墳は、海浜部での発掘例は少なく、同センターでは「臨海部の豪族の生活ぶりを知る貴重な資料」としている。  和田ふ頭への臨海道路の建設に伴う発掘調査で、昨年度に行った試掘で古墳3基などを確認、今年5月から本格調査を続けている。発掘現場は、府道余部下舞鶴港線沿いの舞鶴西港を望む丘陵地で、発掘面積は約600平方メートル。  横穴式石室墳は、直径13メートルの円墳で、石室の大きさは長さ7メートル、幅1メートル。石室の多くの石材は調査着手前に、すでに抜き取られていたが、奥壁に3石が残存していたほか、高さ1.5メートルの大きな石の石組みがあり、当時の威容をうかがわせている。石室内部からは、水晶製切子玉4点、ガラス玉2点、鉄製馬具の部品などの副葬品が見つかった。  木棺直葬墳2基は、直径15メートル、同12メートルの円墳。この2基の古墳上層部から四基の経塚が確認された。この経塚は、土師製筒型容器を据えた小規模の土坑のものと、やや大きな土坑の中に、中国製と見られる銭貨、破砕した瓦器鍋や鉄製小刀を埋納した2種類。また、経塚の1基からは、昨年度の調査で直径2.5センチの水晶製数珠玉1点が見つかっている。  同センターでは「三角古墳群は、立地条件から海を生活基盤とする人々によって造営されたと考えられ、京都北部の海浜部の古墳、中世時代を知る成果を得られた」としている。  現地説明会は、8月7日午後1時から開催する、【問い合わせ】携帯090・9713・8715、同センター現地事務所。

写真=発掘された横穴式石室の遺構
舞鶴市小学生水泳大会
20校の280選手力泳、3大会新
 第29回舞鶴市小学生水泳大会(市小学校体育連盟主催)は8月4日、北吸の市営プールで行われた。20校から280選手が出場、男女各10種目で優勝が争われ、男女合わせて決勝レース3種目で大会新記録が生まれた。  結果は次の通り。
 【男子】 クロール25メートル=(1)小幡洋介(中舞鶴)16秒01(2)嵯峨根克弥(中筋)(3)嶋田有佑(新舞鶴) ▽同50メートル=(1)伊藤圭祐(中筋)35秒36(2)原田聖矢(明倫)(3)松本健(中筋) ▽同100メートル=(1)今福翔(中筋)1分14秒44(2)山下陽裕(志楽)(3)門馬伸光(新舞鶴) ▽平泳ぎ25メートル=(1)奥野恭平(吉原)22秒48(2)岸本洵也(新舞鶴)(3)山田貴志(中筋) ▽同50メートル=(1)河崎洋貴(明倫)38秒90=大会新(2)吉田一貴(吉原)(3)福田大樹(倉梯第二) ▽同100メートル=(1)福島樹(新舞鶴)1分42秒40(2)谷口健太(中筋)(3)片町直貴(倉梯第二) ▽背泳ぎ25メートル=(1)森脇正悟(朝来)18秒54(2)今儀拓(倉梯)(3)嶽凌太郎(中筋) ▽同50メートル=(1)湯浅圭祐(新舞鶴)53秒96(2)水上浩平(明倫)(3)村尾侑馬(中舞鶴)▽同100メートル=(1)西野海斗(三笠)1分49秒55(2)塩尻拓郎(中筋)(3)眞下友樹(同) ▽200メートルリレー=(1)中筋A(嵯峨根、伊藤、松本、今福)2分23秒99(2)新舞鶴A(門馬、関小田、嶋田、福島)(3)中筋B(上羽、中野、嶽、鈴木)
 【女子】 クロール25メートル=(1)田中悠美佳(中筋)16秒28(2)山崎美歌(福井)(3)加茂前佳央里(中筋) ▽同50メートル=(1)安食佳奈(中筋)32秒17(2)森下実幸(同)(3)美濃部由佳(明倫) ▽同100メートル=(1)薄美有(福井)1分11秒52(2)荻野千尋(明倫)(3)西尾里菜子(与保呂) ▽平泳ぎ25メートル=(1)田中伶奈(福井)23秒02(2)船越絵梨香(明倫)(3)武長美里(福井) ▽同50メートル=(1)松本五月(中舞鶴)46秒58(2)谷口祐紀(倉梯)(3)道家千裕(中筋) ▽同100メートル=(1)坂本知依美(新舞鶴)1分36秒09(2)内海陽香(三笠)(3)波多野楓華(朝来) ▽背泳ぎ25メートル=(1)末武歩(朝来)19秒73(2)橋角若奈(中筋)(3)田端栞(志楽) ▽同50メートル=(1)森楓(志楽)37秒47(2)安田優美(明倫)(3)佐々木亜美(中筋) ▽同100メートル=(1)坂本沙祐里(新舞鶴)1分16秒0=大会新(2)淡井瑞紀(池内)(3)井上くるみ(倉梯) ▽200メートルリレー=(1)中筋A(森下、新宮、田中、安食)2分16秒88=大会新(2)福井(薄、川村、田中、山崎)(3)新舞鶴A(坂本知、長野、小谷、坂本沙)

写真=男子背泳ぎ25メートル決勝の熱戦
2004年8月3日

千歳に舞鶴親海公園オープン
舞鶴火電建設で地域振興へ
 舞鶴火力発電所の建設に伴う地域振興策の一つとして、舞鶴市は千歳の舞鶴湾沿いに舞鶴親海公園を完成させた。地元の水産物や農産物を食材とした料理を提供するレストランや販売コーナーを備えた漁村活性化センター、魚釣りを楽しむことができる海釣護岸などを整備。同公園内の岸壁には関西電力の船体型PR館「エル・マールまいづる」が係留され、ともにきょう8月3日にオープンした。  今月に運転開始予定の同発電所の建設で、農地や漁場が失われたことから、地元の雇用の創出などを目的に、国の電源立地の交付金などを受け、市が海釣広場とふれあい広場、運動広場などからなる舞鶴親海公園(1.9ヘクタール)を建設した。総事業費は約5億8000万円。年間10万人の来客を見込んでいる。  海釣広場の漁村活性化センターは、木造2階建て(延べ床面積約500平方メートル)。1階はレストラン「海仙楽」(電話68・1200)で客席48席、地場産品を展示販売するコーナーも備えている。2階は約45畳の広間で団体客などの利用ができる。開館時間は午前10時〜午後8時、毎週水曜休み。  同広場に併設の海釣護岸は長さ約120メートル、幅6メートル。4〜5月と9〜11月の利用は午前7時〜午後6時、6〜8月は午後7時まで、12〜3月は午後五時まで。水曜は休み。利用は無料。同センターと海釣護岸の管理は、地元の人たちが出資した西大浦産業があたる。  「エル・マールまいづる」は、全長約65メートル、総トン数は約4000トン。1階には日本初の海上プラネタリウム(100席、うち車いす用は2席)、舞鶴の歴史や自然を紹介した舞鶴体験館を備えた。また、豪華客船の談話室を模した部屋を設けた船の体験館、エネルギー利用の変遷などを展示したエネルギー館もある。  開館は午前9時半〜午後5時。水曜休み。PR館の入館は無料だが、プラネタリウムは観覧料がいる。高校生以上200円、小・中学生100円。上映時間は決まっている。電話は68・1090。

写真左=レストランなどの入る漁村活性化センター。写真右=豪華客船の談話室を模したPR館の「船の体験館」
本社など後援・全舞鶴少年野球
熱戦の幕を開ける
 第15回市長旗全舞鶴少年野球選手権大会(舞鶴野球連盟主催、舞鶴市民新聞社など後援)は8月1日、行永の舞鶴球場で開幕した。第1日は同球場と隣接する東舞鶴公園陸上競技場などで、少年、学童上級の1、2回戦があり、ベスト4が決まった。  試合に先立ち、同球場で開会式が行われた。国旗、舞鶴市旗、舞鶴野球連盟旗を先頭に、学童上級14チーム、同下級13チーム、少年10チームの総勢約500人の球児たちが堂々の入場行進。練習で日焼けした顔には、闘志があふれていた。  全選手が内野に整列した後、国旗を掲揚。前年度優勝チームから市長旗、舞鶴市民新聞社杯が返還され、舞鶴野球連盟の林潔会長が「厳しい練習の成果を発揮して、健闘することを期待します」と激励。舞鶴市の室一雄助役(市長代理)も励ましの言葉を贈った。  学童上級の三笠少年野球クラブの横谷哲矢主将が「最後まで諦めずに、正々堂々と闘うことを誓います」と選手宣誓。少年の部1回戦の鶴友クラブ―中筋少年野球クラブで熱戦の幕を開けた。  第1日の結果は次の通り。  【少年の部】1回戦=鶴友クA7―0中筋少年野球ク、与保呂スポ少A7―2池内少年野球ク▽2回戦=鶴友クA4―0南舞鶴スポ少、舞星野球ク8―7与保呂スポ少B、高野ドジャース3―2舞鶴東スポ少、与保呂スポ少A5―2鶴友クB  【学童上級の部】1回戦=志楽少年野球ク3―2福井少年野球ク、明倫ヘッピリーズ7―5池内少年野球ク、高野少年野球ク14―1志楽ドリームズ、中舞鶴少年野球ク7―3余内少年野球ク、舞鶴東スポ少年4―3共楽少年野球ク、中筋少年野球ク13―2三笠少年野球ク▽2回戦=志楽少年野球ク7―6与保呂スポ少、高野少年野球ク11―5明倫ヘッピリーズ、舞鶴東スポ少11―0中舞鶴少年野球ク、中筋少年野球ク6―2南舞鶴スポ少

写真=選手宣誓をする学童上級・三笠少年野球クの横谷主将
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