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2005年9月30日

10月8日に新園舎のお祝い祭り
昭光保育園、OBらにお披露目し記念植樹も
 社会福祉法人・宝林福祉会は、「昭光保育園」(稲田尚園長)の新園舎の完成を、卒園者や園児らと祝おうと、10月8日午後1時半から浜の同保育園で、新園舎のお祝い祭りを開催する。関西電力から提供を受けたケヤキや桜などの苗木10数本を記念に植樹する。集まったOBらに、自然の光と木を採り入れた新園舎のお披露目もする。  昭光保育園は昭和15年に開設し、卒園者は2000人を超えている。宝林寺に隣接する旧園舎の老朽化で、真向かいに新園舎を昨年秋から建設していた。鉄骨2階建てで、延べ床面積約932平方メートル、敷地面積約1205平方メートル。総事業費は約2億300万円。7月から0歳〜就学前の園児100人が通っている。  外観はモダンなデザインで、光と風を入れるため窓を大きくとっている。室内の廊下やプレイルーム、育児室などの床と壁には、間伐材の木を目に見える形で使っている。側壁は土壁を使い、シックハウス対策もとっている。屋根から雨水を集めてタンクに貯め、園の庭に水の流れを作る工夫もした。  また、市から委託を受けて、寺内のルンビニ保育園と同様に、園内に地域子育て支援センターを開設。子育て中の親や子供同士のふれあいの場の提供や、電話相談などに取り組んでいる。平日は午前9時〜午後4時に開設している。  8日は記念植樹をはじめ、東舞鶴高校ウィンドアンサンブル部のOBと現役部員のジェットパイパースの演奏などがある。稲田園長は「夏は涼しくエアコンもいりません。植樹した木が大きくなり、木陰が遊び場になれば」と話していた。
【問い合わせ】電話63・4821、同園。

写真=外観がモダンなデザインの新園舎
清水選手と嶋田選手、府教委が記念メダル
全国女子中学生ウエートリフティングで優勝
 第4回全国女子中学生ウエートリフティング競技選手権大会で優勝した白糸中学3年の清水綾夏選手と嶋田有起選手に9月28日、中学生選手の栄誉をたたえるために設けられた府教委の「全国大会優勝記念メダル」が贈られた。  同大会は、8月28日に茨城県石岡市運動公園体育館で開催され、清水選手は58キロ級、嶋田選手は53キロ級に出場。清水選手はスナッチ43キロ、クリーン&ジャーク55キロで共に優勝し、トータルでも98キロで優勝した。嶋田選手はスナッチ36キロで優勝、クリーン&ジャーク44キロで2位、トータル80キロで2位となった。  贈呈式は綾部市の中丹教育局で行われ、山口恭一局長が、2人に記念メダルを贈り、「優勝は生きる自信につながると思う。これまで支えてくれた家族への感謝の気持ちを忘れず、これからも頑張ってほしい」と励ました。  同記念メダルは、中学生のスポーツ活動の振興と競技力の向上を狙いに、府教委が平成10年から全国大会で優勝した選手に贈っている。

写真=記念メダルが贈られた白糸中の清水選手(右)と嶋田選手
2005年9月27日

舞鶴LCの日本語教室「かもめの学校」
外国出身女性ら修了し第6期生入学
 舞鶴ライオンズクラブ(郷田英夫会長)主催の舞鶴日本語教室「かもめの学校」の第5期生(2004〜05年度)の修了式が9月24日、浜のホテル「マーレたかた」で開かれた。フィリピンや韓国などの出身で舞鶴に在住する女性の23人が修了し、学ぶ喜びを上達した日本語で語った。引き続いて、第6期生(05〜06年度)の入学式があり、57人が10月から学習する。  舞鶴市内に在住する外国人が増えていることから、同クラブが日本語の習得を手助けし、日本の生活に溶け込んでもらおうと、5年前に同学校を開設。小・中学校の退職らでつくる舞鶴市退職校園長会(稲田堅治会長)が共催し、10月から翌年9月まで毎週土曜日に日本語の会話や日本文化、調理実習などを指導している。  第5期は修了・上級・中級・初級コースの23人が修了。松本昭司校長から生徒代表の倉橋マリネスさんに修了証書が贈られた後、出席した22人が喜びを述べた。栄秀英さんは「まだまだ日本人と話すと緊張しますが、先生たちの励ましの言葉を力にしてがんばりたい」、臼井レイヤさんは「3年前に来日した時は日本語が全然わからなかった。いまは友達もでき感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。  第6期は修了した23人と新たに応募した34人が入学した。新校長の郷田英夫さんが一人ひとりに入学許可書を授与。新入生を代表してあいさつした栗山美雪さん(54)=長浜=は「21年前に韓国から来日し、日常会話はなんとかできます。仕事や子育てが一段落したので、ひらがなや漢字などを学ぼうと思います」と話していた。

写真=上達した日本語で感謝の気持ちを述べる修了生たち
地域文化の向上・発展へ決意新た
市文化協会が創立60周年記念式典
 舞鶴市文化協会(松山正道会長)の創立60周年記念式典が9月25日、北吸の市政記念館ホールで開かれ、地域文化の向上と発展に尽くす決意を新たにした。  式典には、同協会加盟の各団体の関係者ら約120人が出席。松山会長は「文化協会は敗戦の年の昭和20年に創設され、今年で還暦を迎え、感慨深いものがある。敗戦で心の荒れ果てたなかで、心の平和を求めて創設された先輩の気持ちを忘れず、これからも文化協会の発展をめざしたい」と式辞を述べた。  この後、加盟団体の中心メンバーとして20年以上活動している7人と、加盟20年以上の23団体を表彰した。また、同協会に寄付するなど発展に貢献した1団体と3人に感謝状を贈った。  創立60周年を記念して、9月30日から10月2日、浜の総合文化会館小ホールなどで、文芸、絵画、写真、書、手芸・工芸の各団体の作品を一堂に展示する「特別合同展示の祭典」を開催する。また、10月2日、浜の総合文化会館大ホールで、「すばらしき舞鶴」と題して、3部構成で芸能部門の各団体によるステージ発表が行われる。

写真=あいさつする松山会長
2005年9月24日

企画展「平野屋太神楽と古文書展」
10月23日まで市郷土資料館で
 北田辺の市郷土資料館で企画展「平野屋太神楽と古文書展」が開かれている。朝代神社祭礼で奉納される太神楽の獅子頭五体のほか、平野屋町に残る祭礼次第や町絵図など約40点を展示、江戸時代に城下町としてにぎわった暮らしや歴史を伝えている。10月23日まで。  平野屋町は天正8年(1580)に細川藤孝・忠興親子が丹後に入国し、田辺城の建設を始めた際に町の骨格が成立したとされる。同町の自治会に残されている江戸時代から昭和までの古文書を、千葉大学の菅原憲二教授の研究室と舞鶴地方史研究会が協力して、『丹後国田辺城平野屋町文書目録』を刊行した。それをもとに今回、企画展で城下町の町の暮らしを紹介した。  太神楽は元禄年間(1688〜1703年)には、すでに祭礼の主要な部分となっていた。古いものや新調された獅子頭や太鼓などをはじめ、「傘の曲」に使われる傘、行列の順序を記した祭礼次第などが出品された。弘化2年(1845)の絵地図である「平野屋町屋敷間数図」には町のほぼ中央に鍛冶職の家、広小路にイワシ干し場などが見られる。  会場には地元の人が訪れており、「子供のころ鍛冶屋があったのを覚えています」と1点1点の資料を見て回り、当時の町の様子を懐かしがっていた。午前9時〜午後5時。月曜、9月24日、10月11、12日は休館。
【問い合わせ】電話75・8836、同館。

写真=展示されている平野屋太神楽の獅子頭
「私のアイデア貯金箱」コンクール
1次審査会に小学生たちがユニークな作品
 第31回「私のアイデア貯金箱」コンクール(日本郵政公社主催)の1次審査会が9月20日、浜の東舞鶴郵便局で開かれた。市内の小学生たちが製作した233点の作品が集められ、そのユニークさなどが審査された。郵便貯金振興会長賞や2次審査会に出品される作品が選ばれた。  貯金箱の製作を通して、子供たちに貯蓄に対する関心を高めてもらおうと実施している。市内の小学校と舞鶴養護学校北吸分校など、22校の児童たちが計1018点をつくり、各学校で選考した233点が1次審査会に並んだ。  カブトムシや西駅前の太鼓堂、観覧車などを模倣した作品のほか、ガムの空き箱や牛乳パック、すだれ、エンピツなどを使った貯金箱が出品された。太田茂樹・東舞鶴郵便局長ら4人が審査委員となり、1・2年と3・4年、5・6年の部で作品のインパクトや完成度などを審査し、京都市内である2次審査会の作品を選んだ。各賞の受賞者は次の通り。
 【郵便貯金振興会長賞】1・2年の部=岡島史歩(倉梯)▽3・4年の部=藤本航平(中筋)▽5・6年の部=久保絵莉子(明倫)【学校賞】池内小学校

写真=1次審査会に並べられた小学生らがつくった貯金箱
2005年9月20日

引き揚げの悲惨な史実後世に
10月7日中心に「海外引揚60周年記念事業」
 引き揚げの悲惨な史実を後世に伝え、恒久平和を願って舞鶴市などは、舞鶴港に引揚第1船「雲仙丸」が入港(昭和20年10月7日)して60年目となる10月7日を中心に、海外引揚60周年記念事業を開催する。  舞鶴港は、昭和20年に引揚港に指定され、同33年までの13年間に、旧ソ連や中国大陸などから約66万人の引き揚げ者と1万6000柱の遺骨を迎え入れた。市では、戦争がもたらした引き揚げの史実と悲惨さを後世に語り継ぐため、昭和63年に平に「舞鶴引揚記念館」を開館した。記念事業は、戦争の悲惨さと平和の尊さを全国に発信するため開催する。  海外引揚60周年記念式典は、7日午前9時半から浜の総合文化開館で催す。「平和へのメッセージ」として市内の小学生の作文発表や合唱のほか、独立行政法人平和祈念事業特別基金顧問の田久保忠衛氏が記念講演を行う。午後1時から舞鶴湾内を遊覧船で巡る「引揚体験」、記念式典の作文や式辞などを「平和のカプセル」に入れて封印する。  記念事業では、このほか5日から10日まで総合文化会館小ホールで、「シベリヤ抑留画展」と「引き揚げ漫画家原画展」を開催する。また、6日午後6時半から総合文化会館大ホールで、元ゴダイゴのメンバーで、「銀河鉄道999」などの作曲家として知られるタケカワユキヒデさんの「トーク&ライブショー」がある。  記念事業には、だれでも参加できる。ただし、満席の場合は断ることもある。 【問い合わせ】電話66・1073、市教委社会教育課。

写真=「海外引揚60周年記念事業」のポスター
「舞鶴ジュニアバレーボールクラブ」
近畿小学生大会でブロック優勝
 東地区の小学生たちでつくる「舞鶴ジュニアバレーボールクラブ」(臼井康治代表)が、このほど堺市で開かれた近畿小学生バレーボール大会で、目標としていたブロック優勝を果たした。学校の異なる女子児童たちが練習を通してチームワークを養い、今シーズンに入って各大会で優勝するなど活躍している。  同クラブは2002年に結成され、現在は東地区の新舞鶴や倉梯、志楽などの小学1年から6年までの女子25人がメンバー。新舞鶴小6年の松平樹里さんが主将を務め、週1〜4回練習に取り組んでいる。  今年春以降の成績は、4月の舞鶴市教育長杯小学生バレーボール大会をはじめ、5月の全日本小学生バレーボール大会舞鶴予選、7月の全京都バレーボール大会舞鶴大会で優勝した。また、6月の全日本小学生バレーボール大会京都府大会と8月の全京都小学生バレーボール大会京都大会で3位に入った。  近畿小学生バレーボール大会では女子Eブロックに出場。3チームによる予選で2勝し、大阪の平野ジュニアーズを相手に2セット連取して優勝した。指導員の高橋弘さんは「基本を大切によく練習をしています。1つのボールを拾ってつなぐ粘りが出てきたのが、今年の好調につながっています」と話していた。

写真=近畿大会でブロック優勝した女子部員と関係者ら
2005年9月16日

山口選手に市優秀スポーツ賞特別賞
アジア陸上などで金・銀・銅メダル
 舞鶴出身で第16回アジア陸上競技選手権大会で金メダル、2005ユニバーシアード大会で銀、銅メダルを獲得した山口有希選手(21)=東海大4年=に9月13日、江守光起市長から舞鶴市優秀スポーツ賞特別賞が贈られた。山口選手は、昨年のアテネ五輪・男子1600メートルリレーで4位に入賞して、同賞特別優秀賞も受賞している。  山口選手は、9月4日に韓国・仁川で開催されたアジア陸上選手権の男子1600メートルリレーに日本代表チームとして出場、3分3秒51で優勝した。また、8月にトルコ・イズミールで開催されたユニバーシアード大会の男子400メートルと1600メートルリレーの2種目に出場。400メートルでは46秒15で3位、1600メートルリレーで日本代表チームとして、3分3秒20で2位に入賞した。  山口選手は、母校・城北中の井口裕明校長と秋原栄人教諭とともに市役所を訪問。江守市長は「賞を贈ることを光栄に思います。これからも世界をめざして肉体の限界に挑まれますが、けがのないようにと」と述べ、賞状とレプリカを授与した。  教員免許を取得するため、帰省して城北中で教育実習を受けている山口選手は「来年は実業団に進み、北京五輪をめざします」と話していた。

写真=江守市長から市優秀スポーツ賞特別賞のレプリカを受ける山口選手
舞鶴養護学校にグランドゴルフセット
協会のホールインワン基金で寄贈
 社団法人・日本グランドゴルフ協会と京都府グランドゴルフ協会の役員が9月12日、堀の府立舞鶴養護学校を訪れ、グランドゴルフセット(標準用と車椅子用)を寄贈した。協会員たちがプレー中にホールインワンをするごとに寄付をするホールインワン基金を設け、購入費に当てた。地元の協会員がプレーの実技指導をし、高等部の生徒たちがポストを狙ってクラブでボールを打った。  同協会がだれでも手軽にできるこのスポーツを、高齢者や障害者にも楽しんでもらい、地域の人たちとの交流のきっかけになればと、各地で用具の寄贈に取り組んでいる。約10年前に同基金を開設、同協会主催の試合でホールインワンをした人が自分で金額を決めて基金箱に入れ、募金を集約して各都道府県の協会が届けている。  府内ではすでに丹波養護学校などに贈り、今回の同校で4校目。ホールポスト八本、クラブ12本、ボール12個が1セットで、標準用とクラブが短い車椅子用の計2セットを、日本グランドゴルフ協会常務理事の細川磐さんが贈り、生徒代表がお礼を述べた。その後、高等部23人がさっそくクラブを握ったが、ホールインワンが飛び出しにぎやかに歓声を挙げていた。  舞鶴市グランドゴルフ協会会長の櫻井裕さんは「競技を通して生徒たちと交流を図っていきたい」と話していた。同校は生徒の余暇活動に採り入れ、地域の人を招いて触れ合いの機会に役立てていきたいという。

写真=高等部の生徒らに用具を贈る日本グランドゴルフ協会の細川常務理事
2005年9月13日

祭り子ら「吉原の太刀振」激しい稽古積む
朝代神社祭礼で4年に1度、11月3日奉納
 市の指定文化財と府の登録無形民俗文化財となっている「吉原の太刀振(たちふり)」が、11月3日の朝代神社の祭礼で奉納される。地元の幼児から成人までの男子の祭り子が2人1組となって、大薙刀や小太刀などの8つの型を演じる。連日、吉原太刀振保存会(嶋田勉会長)の大人たちから手取り足取りの指導を受け、息の合った型を身につけようと、激しい稽古を積んでいる。  吉原の太刀振の由来は、田辺城主細川藤孝が田辺籠城戦で西軍に包囲された際、女性や子供たちまでが奮戦して、功のあった吉原の漁民に許した武道の型を伝えたものとされる。享保20年(1735)成立の「丹後国加佐郡旧語集」の中にも記述がある。4年に1度の奉納で、戦後は1954年(昭和29年)に第1回の奉納があり、今年は12回目という。  幼児2人による露払い、青年2人による激しい動きを見せる大薙刀、刀を手に切り結び、小姓の奮戦のさまを表した野太刀、太刀と棍棒を手に激しい立ち回りを見せる前・後関棒など8つの型がある。元々は真剣を使用し、厳しい稽古が求められた。以前は東吉原だけで演じていたが、少子化で今では西吉原も一緒に取り組んでいる。  園児や小・中・高校生、成人の男子が先月から週3回の夜、吉原小学校体育館で稽古を開始。それぞの型に分かれ、演じた体験のある大人たちが付きっ切りとなり、「顔を見て、声を出して」「相手に遠慮せずに」とアドバイスした。演者(祭り子)たちは汗をびっしょりかきながら、真剣な表情で相手に向かい、棒をかち合わせる音を響かせていた。  間抜を演じる海洋高校3年の川崎洋平さん(17)=東吉原=は「間抜はゆっくりと速く演じるところがあり、息を合わせるのが難しい。祭礼までに見せ場のハゼつりの型を完成させたい」と話していた。10月末まで練習を続ける。

写真=大人たちから指導を受け、小太刀を演じる小学生たち
田中―安岡結ぶ市道の拡幅完了
地元の人たちが通り初め、新川改修も
 市が進めていた市道西の下中田線の改良工事と新川の改修工事が完了し、志楽地区区長協議会(片又喜八郎会長)主催の開通式が9月10日、田中の現地で開かれた。関係者によるテープカットの後、近くの志楽小学校のマーチングバンドや地元の人たちが通り初めをした。  田中と安岡の府道高浜舞鶴線を結ぶ市道西の下中田線は、住宅地の中の狭い道路で交通安全の確保の点で問題があったため、田んぼの中の農道を拡幅して新しい2車線の道路を建設した。平成11年度から工事を始め、延長700メートル、幅10メートルの道路で、通学や歩行者の安全を考え歩道も設置。道路の両端には信号機も設けた。総事業費は5億5000万円。  同時に農道に沿って流れていた川幅の狭かった新川を、大雨でも氾濫しにくいように延長740メートルに渡って、1メートルだった幅を5メートルに拡幅した。また、周囲の農地に配慮して川は3面コンクート張りとせず、石や植物を置いて自然が残るようにし、散歩などにも利用できるようにした。3カ所に橋を架けた。総事業費は3億9000万円。  開通式では江守光起市長や片又会長らがあいさつ、続いてテープカットが行われた。その後、志楽小学校ドラムコーズの64人を先頭に、地域の人や志楽幼稚園児らも真新しい道路を歩いた。

写真=志楽小マーチングバンドを先頭に通り初めをする
2005年9月9日

舞踊家の奥田さん夫妻が9月11日
世界平和願い伊勢神宮に創作舞踊奉納
 国内外で公演活動を続ける舞踊家の奥田昭さん(72)とジュン子オクダさん(69)夫妻=北吸=が9月11日、伊勢神宮=三重県伊勢市=で、創作舞踊「愛と生命の舞踊」を奉納する。昭さんが神職(三宅神社神主)になったことを契機に、世界平和を祈願して、全国各地の神社での奉納舞踊を企画、同神宮からスタートする。  奥田さん夫妻は、世界的に著名な舞踊家、邦正美氏(現在カリフォルニア州立大学名誉教授)に師事した。邦氏とともに東京を中心に舞踊活動を行い、1973年に舞鶴に帰郷、JOMDダンスカンパニーを設立して、各地で公演を続けた。翌94年に夫妻で「ダンスデュオ」を結成、海外での公演活動も始めた。これまでに中国・大連市のアカシア祭、オーストラリア・シドニーでのジャパン・フェスティバルに招待され公演したほか、96年には、駐仏日本大使館主催でパリ公演を行った。  公演する「愛と生命の舞踊」は、「生きとし生けるものは神(宇宙大生命)より来たり、それは永遠である」をテーマにしている。このテーマを追求して、1988年から毎年、京都平安神宮例大祭で奉納しているほか、2001年には、高野山大師教会大講堂でも宗教舞踊を奉納した。  こうした公演活動を通じて、昭さんは2002年10月に神職になり、全国各地の神社を巡る「国内皇寿数神社舞踊奉納」を企画した。北海道から九州・沖縄まで、約10年をかけて皇寿数(111)の神社で奉納する。伊勢神宮では、そのスタートの報告と満願成就を祈願して、内宮参集殿能舞台で踊る。  踊る演目は、陰陽調和を表現した「天空ノ舞」、生命の神秘性、永遠性を表現した「生命」のほか、「嵐」「ときめき」。昭さんは「神職として、世界平和を祈願し、明日の日本の国づくりのために踊りを奉納します」と話している。

写真=陰陽調和を表現した奉納舞踊「天空ノ舞」を踊る奥田さん夫妻
舞鶴ジュニアの7選手が全国大会へ
小学生バドミントン近畿予選会で出場権
 第14回全国小学生バドミントン選手権大会近畿ブロック予選会(近畿小学生バドミントン連盟主催)が9月4日、大阪市中央体育館で行われ、舞鶴ジュニア勢の7選手が、12月22〜26日、奈良県で開催される全国大会の出場を決めた。  予選会は、小学生男女の学年別(4、5、6年)シングルス、ダブルスで行われ、各種別の上位5選手が全国大会への出場権を獲得する。  舞鶴ジュニア勢は府予選会を勝ち抜いた19選手が出場。男子では、4年シングルスと同ダブルスの3選手、女子では、4年と5年のダブルスの4選手の計7選手が5位以内に入り、全国大会に出場する。
 舞鶴ジュニア勢の結果は次の通り。
 【男子】4年シングルス=(2)清水智彦(新舞鶴)▽5年同=ベスト8江口侑輝(明倫)▽4年ダブルス=(3)小谷翔・常塚葵(岡田下、高野)▽6年同=ベスト8嵯峨根拓未・小谷諒(余内、岡田下)  【女子】4年シングルス=ベスト8高本悦子(吉原)▽4年ダブルス=(4)宮崎育子・山内佑美(高野)▽5年同=(5)嵯峨根実香・秋山侑香(高野)

写真=近畿ブロック予選会に出場した舞鶴ジュニアの選手たち
2005年9月6日

米国南部を襲った大型ハリケーン
舞鶴市内で被災者支援募金活動始まる
 米国南部を襲った大型ハリケーン「カトリーナ」の被災者を支援しようと、舞鶴市内でも募金活動が始まった。最大の被災地となったルイジアナ州のニューオーリンズはジャズ発祥の地。毎年夏、赤煉瓦ジャズ祭を開くNPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴(松井功理事長)が、ニューオーリンズの復興支援のため、9月5日から浜の赤れんが博物館に募金箱を設置した。  ハリケーンによる死者は数千人とも伝えられ、特に堤防が決壊したニューオーリンズは約80%が水没し、いまも多くの人が非難生活をし、救助を待っている。今後、復興には数年かかるともされる。  同舞鶴では2000年にニューオーリンズを視察し、旧市街のフレンチクォーターの18世紀の建物の煉瓦四個を持ち帰り、同博物館に寄贈した縁がある。毎夏の赤煉瓦倉庫群でのジャズ祭も、ニューオーリンズに通じる雰囲気を持つ。  支援のための募金箱は当面、同博物館に置くが、今後は市役所玄関ロビーにも検討中。10月末まで取り組む予定。同舞鶴は「10月の赤れんがフェスタでも復興支援を呼びかけたい」と話していた。  また、昨年10月に台風23号の被害を受けた加佐地区では、NPO法人KYO・ふるさと加佐(弓削寿理事長)が、ハリケーン災害で緊急募金活動を9月3日から始めた。西方寺の大庄屋上野家と志高の加佐分室に、当面1カ月間、募金箱を置く。

写真=募金箱を持つ松井理事長とニューオーリンズから入手した煉瓦
「舞鶴大浦竹炭」詰め合わせパッケージ
おしゃれなデザインにリニューアル
 大浦地区のむらづくりに取り組む「ふるさと大浦21」(岸英一会長)は、大浦産の竹で作った竹炭の詰め合わせパッケージをこのほどリニューアルした。デザインは竹の有効活用を探る京都精華大学(京都市)が担当した。竹炭をイメージして黒色の紙袋の上に、レトロな字体と竹炭の写真を掲載したシールを張った形。よく目立ち、おしゃれなデザインとなっている。  繁茂する竹を活用して大浦発の商品を開発しようと、1997年から炭窯を築いて竹炭を焼き、販売を始めた。土壌改良や炊飯、床下の除湿などの利用をPRし、200グラム入りで紙製の箱に詰め、その上に包装紙を巻いて店頭に並べていた。昨年で約200キロを販売した。  商品を手に取って見やすくし、若い人たちにもアピールできるようにと、同大学にパッケージのデザインを依頼。完成したパッケージは黒色の紙袋(縦28センチ、横15センチ)。その上に、「舞鶴大浦竹炭」の文字と竹のイラストを印刷したシール(縦19センチ、横8.5センチ)が張られている。ビニール袋に詰めた200グラムの竹炭が紙袋に入る。  岸会長は「包装の手間がいらず、住宅のシックハウス対策として、部屋にインテリアとして置いてもらえるのでは」と話していた。1個500円。市商工観光センターやとれとれセンター道の駅などで販売している。

写真=竹炭をイメージした黒色の紙袋とおしゃれなデザインのパッケージ
2005年9月2日









市指定文化財新たに4件
旧兵器廠庫や丹後国田辺之図など
 舞鶴市指定文化財として、新たに4件の指定がこのほど決まった。舞鶴の近代の歩みを伝える北吸の旧舞鶴鎮守府兵器廠弾薬庫並小銃庫1棟(所有者・舞鶴市)のほか、城下町田辺を知る際の代表的な資料として市民にも親しまれている丹後国田辺之図一鋪(ほ)(同・杉本隆司氏)などが選ばれた。  市教委から4件について、諮問を受けた市文化財保護委員会(堀澤眞澄会長)が、指定が適当との答申をし、定例教育委員会で指定を議決した。今回は国指定を目指している赤煉瓦倉庫について先行指定し、田辺城下町に伝わる文化財の保護に重点を置いたのが特徴となっている。これで総計80件の指定となった。  同弾薬庫並小銃庫は1902年(明治35年)建築の煉瓦造り2階建て。イギリス積みという方式で、アーチ型の窓には上げ下げ式のガラス式がはめられている。戦後は民間の倉庫として使われていたが、建築当時の設計図なども保存されている。  丹後国田辺之図は中央に城下町、周囲に寺社や道路などを描き、地名や伝承記事などが書き込まれている。1727年(享保12年)に模写された写本であり、藩主・牧野氏の初期の田辺の様子が分かる。喜多御山神社絵馬群十二面(同・喜多区)は、1639年(寛永16年)から昭和時代にかけて製作された。繋ぎ馬や騎馬武者などが描かれ、庶民信仰の変遷をうかがわせる。朝代神社祭礼絵巻3巻(同・百田治男氏)は、田辺藩士の林五峰が描いたものと伝えられる。祭礼の様子が彩色して克明に描かれている。

写真=丹後国田辺之図(左)と朝代神社祭礼絵巻(1巻)
来年1月1日に舞鶴市漁協発足へ
市内6漁協が合併仮契約書に調印
 舞鶴市内の6漁業協同組合を合併して、来年1月1日の舞鶴市漁業協同組合の発足に向け、8月30日、北吸の市政記念館ホールで、合併仮契約書調印式が行われた。漁協の経営基盤の強化を図ることを目的とした合併で、各漁協の合併総会での議決を経て、府知事の認可を受けて正式に発足する。  市内の各漁協は、水産資源の減少、魚価の低迷、後継者不足などの課題を抱えている。これに対応するため、合併によるスケールメリットを生かし、良質なサービスを提供することができるよう合併に踏み切った。  合併に向けての取り組みは、平成13年4月に舞鶴市水産振興会を母体として6漁協・1生産組合の代表者で構成する「市漁協合併検討会」の設立から始まった。同検討委員会では、専門部会を設けて、合併漁協の収支シュミレーション、事業と体制、ビジョンなどについて検討を重ねた。今年5月には、漁協合併推進協議会が設立され、合併予定日を来年1月1日とする「合併基本構想の策定」などを終えた。  合併仮契約書調印式には、6漁協の組合長らが出席。漁協合併推進協議会の西川順之輔会長(舞鶴漁協組合長)が、「大同団結して、漁協の抱える課題を克服したい」とあいさつ。続いて、江守光起市長を立会人に合併仮契約書に6漁協の組合長が調印した。

写真=江守市長を立会人に調印する漁協組合長
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