舞鶴市民新聞社の運営する舞鶴市近郊ローカルニュースサイト
      Web みなと舞鶴    http://www.maipress.co.jp
現在地は?
ホーム>> 過去のトピックス >>2006年4月
2006年4月28日

ちゃったまつり「まい花火募金」
5月1日から受け付け、抽選でプレゼントも
 みなと舞鶴ちゃったまつり実行委員会(安達清司実行委員長)は、5月1日から祭りのフィナーレを飾る花火大会で、今年も「みんなの花火」を打ち上げるため「まい花火募金」の受け付けを始める。今年から新たに募金協力者の中から抽選で、花火観覧付きのペア食事券などをプレゼントする企画を設け、市民に募金の協力を呼びかける。  今年で31回目を迎えるちゃったまつりは、7月29日に西地区商店街で前夜祭、同30日に東地区海岸で多彩なイベントに続いて恒例の花火大会を開催する。夜空を焦がす大輪の花火は、企業や団体がスポンサーとなって打ち上げられる。これに加えて、四年前から、さらに花火大会を盛り上げるため、市民の募金で打ち上げる「みんなの花火」が加わった。  「まい花火募金」は1口1000円で、舞鶴市役所産業振興室、同西支所庶務係、舞鶴商工会議所で受け付けるほか、京都北都信用金庫本支店、市内各郵便局から振り込める。締め切りは7月30日。また、今年からサンライフ(南田辺)、ホテル紫翠館(浜)、舞鶴港とれとれセンター(下福井)、舞鶴文具(清道)、レストラン海望亭(浜)、レストラン二条(浜)に募金箱(募金額は任意)を設置する。  1口1000円の募金協力者を対象に抽選を行い、1等「ホテルマーレ花火観覧付きペア食事券」(2本)、2等「花火招待券」(3本)、3等「花火セット」(20本)をプレゼントする。ただし、プレゼントの抽選権は、7月14日までの受け付け分で、当選者に直接通知する。また、募金協力者の氏名を舞鶴市民新聞に掲載する。
【問い合わせ】電話62・4600、舞鶴商工会議所内、ちゃったまつり実行委員会事務局。

写真=夜空を焦がす大輪の花火=昨年
4年間かけ解読、田辺藩「三政規範」翻刻書
古文書勉強会が結成15周年記念に出版
 市民らでつくる古文書勉強会が、4年間かけて解読した「三政(さんせい)規範」の翻刻(ほんこく)作業をこのほど終え、同会の結成15周年記念として出版した。田辺藩の町・郡・寺社の3奉行を兼務した重役が、藩の重要な政務について、留意すべき点を細かく記して、後任に申し送った文書。火事や洪水の備えを記すなど、現在の防災マニュアルに通じ、田辺藩の政情を知る資料となっている。有料で配布する。  各公民館の古文書講座を修了した人たちが、定期的に勉強しようと1990年に同会を結成。会員9人が月1回、西公民館に集まり様々な文書を読み、そこから派生する当時の生活や道具などの話題を話し合う。過去に「郡役所年中行事 其外諸記録」の翻刻書を出版した。  三政規範は江戸末期ごろ、3奉行を1人で兼務した藩重役が、重要な16項目に関し留意点を書き、後任への申し送りや覚書として使った。表紙には「他見制禁」と記す。市所蔵の糸井文庫に収められている。町内ごとに備える消火に必要な道具▽洪水の際に警報を出して歩く役割▽町内ごとの清掃の分担▽来藩する遊行上人への規制▽天皇への応答の仕方などが示される。  01年から解読作業に取り組み、写本を定本として活字印刷で刊行する翻刻作業に約1年半かけた。B5判、152ページ。70部作成した。世話人の小西とも子さんは「長い時間をかけて練り、合理的に考えられた内容だと感じた。今後は町方文書も読み比べることで、田辺の全体が活き活きと浮かび上がるでしょう」と話す。会員の山内恙児さんは「ここではみんなが先生で生徒。共に教えあい学ぶ楽しさが会の魅力です」と入会を呼びかけている。  1冊1700円で配布中。
【問い合わせ】電話62・2777、小西さん。

写真=労作の翻刻書を手にする古文書勉強会のみなさん
2006年4月25日

6月27日に被爆ピアノコンサート
総合文化会館小ホールで
 大正初期に作られ、広島の原爆で被爆し壊れながらも、その後に修理されたグランドピアノを使ったコンサートが、6月27日午後7時から浜の総合文化会館小ホールで開かれる。東舞鶴高校出身の作曲家、篠原真さん(49)=東京都=がふるさと舞鶴の桜をイメージした新曲を発表したり、地元の演奏家たちも出演する。主催するピアノ教師らは、ピアノの音色を通して平和を伝えたいとしている。  グランドピアノは、日本で製造され現存しているピアノの中で最古級という。1945年8月6日には爆心地から2キロの小学校にあり、脚が折れるなどバラバラに壊れたが、音を増幅される共鳴板は奇跡的に残った。戦後、広島市民の「焼け跡に音楽を」との声で修理され、広島音楽大学(現エリザベト音楽大学)で使われてきた。現在は広島市在住の調律師、矢川光則さんが所有する。  昨年秋に被爆ピアノのコンサート開いたピアノ教師らが好評だったことから、「ふるいピアノのあったかコンサート実行委員会」(藤澤眞理子代表)を作って企画。第1部では6月25日に決まるピティナピアノコンペティション舞鶴予選の特別賞受賞者(5人)、地元の宮下哲美さん(ピアノ)、糸井祥己さん(ベース)がジャズで「赤とんぼ」を演奏する。矢川さんの話もある。  第2部は篠原さんが舞鶴の桜をイメージした新曲「Eternal Blossom」を発表。ピアノ教師の堀尾圭子さんと川端安子さんがピアノ連弾のための組曲「5つの風景」を演奏する。篠原さんは東京芸術大学を卒業し、「Jupiter」を歌う平原綾香を中学時代から指導し、デビューのきっかけを作った。第3部は地元ピアニストらがモーツァルトの曲を演奏する。  篠原さんは「舞鶴のように至る所で桜の花が咲き誇る、こんな時代が永遠に続くことを祈って演奏したい」とメッセージを寄せている。入場料は大人2000円、高校生以下1000円。定員は350人。
【問い合わせ】電話64・0880、市文化事業団。

写真=演奏に使われる広島の原爆で被爆したグランドピアノ
写真=コンサートで新曲を発表する舞鶴出身の作曲家・篠原真さん
「みずなぎ学園」をボランティア訪問
東高の沢田さんと富永さんが毎週水曜日
 泉源寺の東舞鶴高校(田口生夫校長)の3年生2人が、ほぼ毎週水曜日に鹿原の知的障害者授産施設「みずなぎ学園」を訪問し、張り絵づくりやゲームを利用者と楽しみ、交流を重ねている。女子生徒2人の自主的なボランティア活動で、障害者たちも毎回彼女たちが訪れるのを楽しみに待っている。  沢田なつきさん(17)と富永真利菜さん(同)。2人はともに福祉に関心を持ち、福祉施設で何か役に立つことができればと思っていた。東高ではボランティア部がみずなぎ学園の運動会に参加したり、訪問する活動をしていたが、部員の減少で昨年9月で訪問が途絶えた。そのため2人が引き継ぐ形でテスト期間中などを除いて、同年11月から毎週水曜日の夕方、利用者の余暇時間に合わせて訪問している。  2人はこれまでクリスマスツリーづくりをしたり、5月の子供の日を前にした現在はこいのぼりの絵を一緒に作っている。色紙を細かく千切って張り合わせたり、折り紙づくりもしている。ほぼ毎回14、5人の利用者が参加し、職員が同席するが、2人が自分たちで計画を立て交流に取り組む。そんな姿勢に利用者たちも「なっちゃん」「まりちゃん」と親しく声を掛け、毎回この時間を待っている。  沢田さんと富永さんは「皆さんの笑顔を見て、やってよかったと逆に元気をもらっています」と話していた。

写真=利用者らと折り紙を作る沢田さんと富永さん(右)
2006年4月21日

愛ティープラザ映像コンテストで最優秀賞
まちづくりサポートクラブ・水江さんが撮影編集
 「京都府地域と人をむすぶITコミュニケーションプラザ」(愛称・愛ティープラザ)主催の映像コンテストで、NPO法人・まちづくりサポートクラブ映像事業部が製作した作品「物部クリスマストラクターパレード」が最優秀賞を受賞した。同部の水江貴広さん(33)=浜=が、綾部市物部町でのパレードを撮影・編集した。同事業部では、映像を使ったまちづくりの支援や、活動拠点の西市民プラザのスタジオの利用を市民に呼びかている。  西駅交流センター内の愛ティープラザは、ITの人材育成などの事業をする。映像コンテスト「残そう!ふるさとアーカイブ」は、府北部の自然や文化などをテーマとした。応募した7作品は同プラザのウェブ上で公開され、ネットによる一般投票と審査員による採点によって、このほど各賞が発表された。  パレードは、トラクターなどをサンタクロースのソリに仕立て、電飾して夜間に行進する。水江さんは1昨年の12月24日に撮影。多くの市民がボランティアで取り組み、地域の活性化につながっていると考え、約2時間の映像を5分にまとめて出品した。主催者と参加者が一緒になって楽しんでいる雰囲気が伝わるように編集した。「プロのカメラマンも出品していたので最優秀賞は厳しいかなと思った。受賞の知らせを受けたとき、思わず聞きなおした」と喜ぶ。  円満寺の西市民プラザは市が2003年に整備し、同クラブが指定管理者として運営を担う。施設内に映像や音楽の収録・編集機器を備えたスタジオと録音室を持つ。映像事業部は、まちづくりにつながり、地域の文化・歴史などを映像で残そうと、依頼に応えたり自主事業を行う。  唯一のスタッフの水江さんが、スタジオのオペレーターや野外撮影を担当する。青井小学校の閉校記念の記録映像づくり、舞鶴を舞台にした多摩美術大学生による自主製作映画「季夏」の支援に務めた。しかし、映像事業の広報が不十分だったこともあり、市民の利用はまだ少ないという。水江さんは「今後も映像で舞鶴をPRし、幅広い要望に対応したい」と話す。映像や利用料金についての相談は同クラブ(電話77・0086)へ。

写真=賞状とカメラを手にする製作者の水江さん
舞鶴番傘川柳会の森本芳月さんが第2句集
人間のうた詠み半世紀『なないろの愛』出版
 川柳界の全国組織「番傘川柳本社」同人で、舞鶴番傘川柳会会長の森本芳月さん(78)=余部上=が、このほど川柳句集『なないろの愛』(A5判、71ページ、美研インターナショナル発行)を出版した。昭和57年刊の初句集『あさなぎ』に次ぐ第2句集で、「これまで念願だったもので、私の集大成」としている。  森本さんは、20代から川柳を我流で始めた。新聞の川柳欄を読んで、「これなら自分でも詠める」と思ったのがきっかけだった。指導者もなく自分で創作を続け、40代には番傘川柳本社の同人になった。  胸踊らせての同人だったが、さっぱり自分の満足のいく川柳を詠めなくなったという。「川柳は誰でもすぐにできる、とっつきやすさがあります。しかし、奥が深くて、これが最大の魅力です」。  勤務していた日立造船を定年間近に退職して、昭和60年に舞鶴川柳教室を開設。後進の指導に当たり、舞鶴川柳会を設立、さらに舞鶴番傘川柳会に発展させた。  『なないろの愛』には、最近詠んだ川柳のなかから200句を収めた。句集は1000部を発行、300部は知人らに贈呈した。受け取った人たちからはお礼とともに、あの句が素晴らしかったなどの感想が添えられているという。  「川柳は人間のうた。題材はいくらでもあります。この句集を手にした人たちが、少しでも川柳に興味を持ってもらえればうれしい」と話している。  『なないろの愛』は一部1300円(税別)で、書店で販売されている。
【問い合わせ】電話63・0191、、森本さん。

写真=集大成として出版した第2句集を手にする森本さん
2006年4月18日

(社)舞鶴青年会議所、設立50周年迎え
五老岳山頂公園にシダレザクラ記念植樹
 社団法人・舞鶴青年会議所(土井博司理事長、会員66人)が、設立50周年を迎え、4月15日、五老岳山頂の公園で、シダレザクラ1本の記念植樹をした。約20人の会員が見守る中、市民や観光客を美しい桜の花で迎えようと、土井理事長らが土をかけた。同22日には記念式典が開かれる。  同会議所は明るい豊かな社会の実現を目指し、1956年に設立。20歳〜40歳までの青年企業家らが加入し、毎年チビッコソフトボール大会をはじめ、地球市民の意識を育てるジュニアワールドゲーム、国際文化サロンなどを開催してきた。今年度は50周年を記念して「立志」のテーマのもと、地域への感謝や次代を担う子供たちの育成を基本方針に活動する。  シダレザクラは若木ですでに花が付いている。同山頂公園の五老スカイタワー近くの第2駐車場近くの一角に植えた。20周年記念の時にも同公園にトチの木を植樹した。土井理事長は「今後も舞鶴の地で根をはやして活動していく決意を表すため、一番いい場所に植樹できた」とあいさつし、元木専太郎副理事長とともに、会員らの「大きく育てヨイショ、ヨイショ」の掛け声とともにスコップで土をかけた。

写真=シダレザクラに土をかける土井理事長(右)ら
給食ボランティア「五和会」
温かい弁当作りつづけ25年
 明倫地区の一人暮らしのお年寄りにお弁当を作る給食ボランティアグループ「五和会」(滝口不三子会長、会員23人)が、結成から25周年を迎えた。毎月1回、140〜150食のお弁当を作っている。4月15日は明倫地区民生児童委員協議会のふれあいの集いに出席するお年寄りにお弁当を作り、仮装して歌を披露した。25年の歩みを記した記念誌も作成して配布した。  五和会は1978年のボランティアスクールを修了した5人で80年に発足。翌年から毎月1回第2水曜日に給食サービスの活動を開始、第1回目は23人の一人暮らしのお年寄りのお弁当を作った。年末にはお餅をついて配ったり、料理教室を開くなどしてきた。1人ではあまり作らない炊き込みご飯をほぼ毎回メニューにし、昨年は月平均124人分の食事を作った。会員の手紙を添えて民生児童委員が宅配する。お年寄りからたくさんのお礼の手紙が届き、喜ばれている。  この日は第19回のふれあいの集いが寺内のルンビニ保育園で開かれ、お年寄り88人や民生児童委員、五和会のメンバーが出席。同会は参加者の156人分のお弁当を作ったほか、集いの中で交通安全の寸劇に出演したり、中世ヨーロッパ貴族や楽士などの仮装をして、大正琴の伴奏で「村の鍛冶屋」などを合唱した。  滝口会長は「皆さんの顔を思い浮かべながら作ってきました。今後も長く続けるためにも若い方の入会を願っています」と話していた。

写真=ふれあいの集いで仮装して歌を披露する「五和会」メンバーら
2006年4月14日

赤煉瓦倶楽部舞鶴が管理運営、委員募る
市政記念館を現代アートと音楽の発信拠点へ
 赤煉瓦建造物を活用したまちづくりに取り組むNPO法人・赤煉瓦倶楽部舞鶴(馬場英男理事長)は、4月から指定管理者として、北吸の市政記念館の管理運営を始めた。その活動の第1弾として、記念館を中心とした倉庫群で様々なイベントを行い、現代アートと音楽の発信拠点にしようと計画している。現代アートと音楽ライブを企画運営する実行委員を募っている。  同倶楽部は市内に多く残る煉瓦建造物の調査や夏のJAZZライブ、西神崎に残る全国に4基しかない貴重なホフマン窯の保存運動などに取り組んでいる。今月からは、1902年に建設された旧海軍銃砲庫を、市が94年に改修してホールや会議室などを備えた市政記念館の管理運営にあたる。  これまでも芸術・文化の交流の場として市民に利用されてきたが、さらに現代アートの創造空間や音楽活動を発信する拠点を目指すことにした。そのための赤れんが現代アート実行委員会と、ライブハウス実行委員会を立ち上げる。  こうした趣旨に賛同するアーティストや芸術に関心を持つ人で、同館で企画運営を希望する人を委員に募っている。市内外を問わない。委員には、作品製作や練習のためのホール利用料などで特典がある。応募締め切りは現代アートの委員が5月31日、ライブハウスの委員が5月5日。 【問い合わせ】電話66・1096、同館。応募用紙は同舞鶴のホームページからダウンロードできる。http://www.dance.ne.jp/~redbrick/

写真=現代アートとライブの拠点にと取り組む市政記念館
「桂林寺」開創600年で初代住職の命日
4月29日にペギー葉山さん迎え講演会
 紺屋の曹洞宗寺院「桂林寺」(能登春夫住職)は、同寺開山忌の4月29日、歌手のペギー葉山さんを迎えて講演会を開催する。開創600年の記念事業で一時中断していたが、仏教に親しんでもらおうと初代住職の法要に合わせて、講演会を再開した。だれでも来場できる。入場無料。  桂林寺は室町時代の応永8年(1401)に開かれたと伝えられ、市内と丹後地方の曹洞宗寺院の要寺として信仰を集めてきた。2001年に開創600年を迎えたの機に、檀信徒の協力で傷みの激しい本堂屋根の全面葺き替えなどの記念事業を完了し、昨年落慶法要を営んだ。  4月29日は初代住職の命日にあたり、檀信徒の役員らで開山忌を行ってきたが、市民に開かれた寺院にと1996年からは講演会をし、ひろさちや氏らを招いてきた。その後は記念事業で01年から中断したが、今年から再開をする。  ペギー葉山さんはミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の「ドレミの歌」を作詩して紹介したり、「学生時代」「雲よ風よ空よ」などのヒット曲を歌う。その歌唱力でツムラ・ジャズ・ヴォーカル賞大賞を受けるなど、国内外で活躍している。  講演タイトルは「ファ!はファイトのファ」。午前10時から開山忌法要、同11時から講演。 【問い合わせ】電話75・0168、同寺。

写真=歌手のペギー葉山さん
2006年4月11日

「文庫山学園」で高齢者交通安全教室
舞鶴署、道路横断中の事故防止へ
 春の全国交通安全運動(4月6日〜同15日)の一環として4月10日、舞鶴署(楠田久二署長)は、北吸の市老人福祉センター「文庫山学園」で、高齢者の道路横断中の事故を防ぐため交通安全教室を行った。  交通安全教室は、道路横断中の高齢者が犠牲となった死亡事故が、今年1件発生していることから、横断歩道や信号機のある交差点で安全に道路を横断してもらうおうと開いた。  「交通安全アタックin文庫山」と銘打った交通安全教室には、森地区の高齢者約80人が参加。高齢者歩行教育システムを使って、参加者に幅7メートルの道路を歩いて横断する所要時間を測定。時速40、60、80キロの通行車両のある場合、この時間で道路を渡れるかどうかを、パソコンを使って体験した。最も速く渡った4.6秒の男性でも時速80キロの車に衝突することが分かり、参加者らは改めて道路横断の危険を知った様子だった。  全国交通安全運動は、子供と高齢者の交通事故防止▽自転車の安全利用の推進▽シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底を重点に取り組む。同署では、この重点目標に合わせ、運動期間中に各行事を予定している。

写真=道路横断の所要時間を測定する参加者
舞鶴市スポーツ少年団合同入団式
空手も加わり11団、団員は645人に
 舞鶴市スポーツ少年団(岡山恭治本部長)の平成18年度合同入団式が4月9日、上安久の文化公園体育館で行われた。今年度から新たに空手道スポ少を加え、11団の団員645人、指導員83人が、この1年間活動に励む決意を新たにした。  入団式には、ユニホーム姿の各スポ少の団員や指導員と保護者らも出席。岡山本部長が「自分たちの周りの人達に感謝する気持ちを忘れず活動してほしい」とあいさつ。坂根章教育長は「今年の目標を決めて頑張ってほしい」と励ました。  団員を代表して、少林寺拳法スポ少の桑村葵さんが「自分を鍛え、世の中のためになるよう頑張ります」と誓いの言葉を述べ、新しく加わった空手道スポ少の団員が紹介された。

写真=誓いの言葉を述べる少林寺拳法スポ少の桑村さん
2006年4月7日

舞鶴でロケ、映画「ニワトリはハダシだ」
特典映像付きのDVD発売中
 舞鶴の近現代史を背景にし、舞鶴ロケが行われた映画「ニワトリはハダシだ」(森崎東監督)のDVDが完成し、発売されている。映画制作会社「シマフィルム」の志摩敏樹代表=北田辺=が総指揮にあたり、2003年のベルリン国際映画祭に招待を受けた作品。現在も全国各地で上映が続いている。DVDには、舞鶴のロケ風景やスタッフへのインタビューなどの特典映像が付いている。  志摩さんは故相米慎二監督の「風花」、阪本順治監督の「ぼくんち」の製作に協力。次回は舞鶴の歴史を織り込み舞台にした映画を作りたいと構想し、森崎監督がメガホンを取る快諾をした。03年に吉原など市内各地でロケ撮影が行われ、みずなぎ学園の園生や地元の人らがエキストラ出演した。キャストは原田芳雄さんらを迎えた。  浮島丸事件の生存者の在日朝鮮人を母にもつ2世の女性とその夫、彼らの子供で知的障害の少年を主人公に、警察の汚職と家族の絆などをテーマにエンターテイメント作品に仕上げた。東京国際映画祭コンペティション部門で最優秀芸術貢献賞、芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞し、高い評価を受けた。  04年の舞鶴上映の後、北海道や九州まで40カ所の映画館やホールで上映された。大阪ではほぼ満員となり、「懐かしく美しい風景」と反響を呼んだ。志摩さんは「再び舞鶴でも上映をしたい。森崎監督と組んで次の映画も準備しています」と話していた。現在は若手映画監督を起用し、東京と大阪で映画製作を進めている。  DVDは4935円。販売元はGPミュージアムソフト。みずなぎ学園、白糸、志摩機械、舞鶴市民新聞社などで取り扱っている。

 志摩さんも審査員を務める第1回高校生映画コンクール「映画甲子園2006」(同実行委員会主催)が8月に開かれる。映画監督らも審査員を務め、優秀作品は東京と大阪の映画館で上映し、次回作の製作資金を授与する。高校生を対象に映像は1分から60分以内。応募締め切りは5月31日。詳しくはhttp://www.eigakousien.jp

写真=発売されたDVD
6月10日にブルースライブ、協賛者募る
市政記念館で服田さんらゲストに迎え
 舞鶴BLUES MEETING 2006が、6月10日午後6時半から北吸の市政記念館で開かれる。岡田中地区の新規就農者らでつくる岡田中風知空知人(稲葉浩幸代表)の主催。服田洋一郎さんと小林エミさんをゲストに迎える。協賛者を募っている。  赤煉瓦の町・舞鶴にブルースを根づかせようと、今年で4回目の開催になる。ブルースバンドのBLUES800を率い、ブルースバーを経営する稲葉さんを中心に、音楽仲間らが協力している。  服田さんは近藤房之助さんを誘ってブレイク・ダウンを結成し、4枚のアルバムを発表。京都の磔磔の25周年記念ライブに出演し、各地でソロやセッションで活躍する。小林さんんはヤマハバンドコンテストで、トップヴォーカリスト賞を受ける。松崎しげるさんとのデュエット曲「愛と青春の旅立ち」でレコードデビュー。ケニアのアースエイドフェスティバルに出演した。前売りは1800円。  市民や企業の支援を呼びかけている。協賛金は1口5000円。入場券一枚が付く。
【問い合わせ】電話76・2141、携帯090・6735・6053、稲葉さん。

写真=ゲスト出演する服田さん(服田洋一郎withブルース・ダウンステアーズ2005.10.10より)
2006年4月4日

城下町の風情、池田さんがスケッチ展
4月10日までメガネの和諧堂で
 西舞鶴の街角と港の風景を描く引土の池田賢二さん(73)のスケッチ展が、円満寺のメガネの和諧堂多目的スペース(マナイ商店街内)で開かれている。鉛筆と水彩を使った淡いタッチの農人橋や本町界隈などの40点が、見る人に郷愁を抱かせている。作品の中にはすでに取り壊された建物もあり、池田さんは城下町の風情を絵で留めようと、100景の制作を目指していまもスケッチに歩く。4月10日まで。  若いころから絵を描くのが好きで、中学校で一時美術教師を務めるなど、教員時代ずっと絵に対する思いを持ち続け、中丹養護学校校長を退職後に存分に描こうと思っていた。中筋文化協会会長だった2000年、中筋地区の郷土誌づくりで挿絵を担当したのがきっかけとなって、地域の町並みのスケッチを本格的に始めた。  歩いたり自転車に乗って風景を探し、99年から02年までに描いた3号〜10号の作品を展示。喜多埠頭での材木の積み込みや吉田のヨットハーバー、本町の格子の手すりのついた建物、平野屋通りの大看板を掲げる商店など、鉛筆の線を残して水彩で仕上げた。京口八幡通りのたばこ屋などすでに消えた風景もあり、来場者のノスタルジーをかきたてている。  池田さんは「若いころに比べ、いまは何を見ても絵になると思えるようになった。西舞鶴の100景を作り上げたい」と話していた。入場無料。4月4日は休み。
【問い合わせ】電話75・1208、同店(西市民プラザ横)。

写真=スケッチ画と池田さん
紙くずからの再生紙作りにアイデア賞
「日本農芸化学会研究発表会」で東高科学部
 東舞鶴高校の科学部(柳原康之部長、6人)が、日本農芸化学会2006年度大会「高校生による研究発表会―化学、生物、環境―」で、アイデア賞を受賞した。今年初めて高校生の発表の場が設けられた。科学部はシュレッダーで裁断した紙くずからの再生紙作りを発表した。  学術会議である同化学会は、高校生にも科学に親しんでもらおうと高校生部門を新設した。府内や九州など29校の生徒たちが、このほど京都女子大学(京都市)で開かれた大会に出場。竹の活用や河川の水質調査などの研究を1枚のポスターに書き込み掲示し、大学教授らが審査した。  東高科学部は、学校から出た使用済みコピー用紙などをリサイクルし、はがきや名刺づくりに取り組む。裁断した紙くずを粉石鹸と水を加えた鍋で煮た後、ミキサーで攪拌し枠に流し込んで完成させる。子供たち対象の実験教室などで再生紙作りの指導もした。  2年の柳原部長、1年生部員の松岡雄太君と松崎健太君、河端駿也君、岩本慶大君、冨永悠太君がこうした実践活動をポスターにまとめた。アイデア賞を受賞した5校の中で、同科学部が1番得票が多かった。顧問の宮下繁教諭は「生徒たちは他の学校の研究に触れて刺激を受けていました」と話している。

写真=発表したポスターと部員たち
サイトマップお問い合わせメールマガジンお申込み
当サイトに掲載されている情報・画像を、無断で転用・複製することを禁じます。
Copyright © maizurushiminshinbun all rights reserved.