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2007年7月31日

舞鶴と高槻市民ら合気道で交流「合同修練会」
両市で教室主宰、奥山さんの呼びかけで
 舞鶴と高槻で合気道を学ぶ両市の市民たちが7月28、29日の両日、上安久の文化公園体育館で開かれた合同修練会に参加した。両市で教室を主宰する奥山弘邇さん(67)=高槻市=の呼びかけで、小学生から大人までの25人が参加し、気を集中して組技を掛け合う練習や食事をして交流を深めた。  高槻市の職員だった奥山さんは、環日本海の地域に関心を向け、その一角の舞鶴に親しさを感じ、定年退職後に岡田地区の久田美に居を構えた。高槻で30数年前から心身統一合気道会を主宰しているが、久田美の民家を道場に改築、5年前から農村と都市交流センター「弘心塾」として、合気道の指導の場などに使っている。  まちづくりに関わった行政時代の経験を活かし、NPO法人都市問題総合研究所の理事長も務め、舞鶴市や地元からの相談を受け、加佐地区の村おこしにも協力している。いまは舞鶴で週2回合気道を指導するなど高槻との間を行き来する。  交流を目的とした合同修練会には舞鶴から6人、高槻から19人が参加。生徒たちは次々と組む相手を変えながら、奥山さんの指導を受けて横面打ち四方投げなどの技を通して、気の使い方の習得に励んだ。奥山さんは「リラックスをして心が体を動かすことを学ぶのが合気道。今後も交流を続けたい」と話した。

写真=奥山さん(中央)の指導を受ける参加者たち
舞鶴ベースボールク・宮下選手がメンバーに
長打力が認められ親善野球で中国遠征へ
 舞鶴ベースボールクラブ(榎原斌代表)の宮下拳汰選手(14)=城南中学3年=が、2007日中友好親善少年野球試合に出場するボーイズリーグの関西ブロックチームのメンバーに選ばれた。8月7日に中国に出発、北京と無錫で6試合を行う。  宮下選手は舞鶴ベースボールクの主将を務め、ポジションは捕手。今年4月の全国大会京都支部予選の2回戦の京都ライオンズ戦で、本塁打を放つなど、長打力が認められ、関西ブロックの各チームからの選抜チームのメンバーに選ばれた。  野球は小学1年生から高野少年野球クラブに入って始めた。中学に進んで舞鶴ベースボールクに入部、1年生からレギュラーとして活躍している。宮下選手は「選ばれるとは思わなかったのでうれしい。打撃が自分の持ち味なので、打撃で勝利に貢献したい」という。  指導する山林明雄監督は「パワフルな打撃と俊足が持ち味の選手。他チームのメンバーのレベルを知って、今後に生かすとともに、多くの人達に支えられて選ばれたという感謝の気持ちを持って試合に臨んでほしい」と話している。  関西ブロックチームは、8月8、9日に北京で4試合、同11日に無錫で錫東中学チームと2試合の親善試合を行い、同13日に帰国する。

写真=遠征メンバーに選ばれた宮下選手
2007年7月27日

サムライ・ショーのジョー岡田さん(余部下)
8月、英国「エジンバラ・フェス」で空中リンゴ斬り
 真剣を使ったサムライ・ショーで知られる観光通訳ガイドのジョー岡田さん(78)=余部下=が、世界の大道芸人が一堂に会する英国のアート祭「エジンバラ・フェスティバル」に出演することになった。磨きをかけた空中リンゴ斬りや、今回は新たな技にも挑戦し、世界から集まる芸人たちと渡り合う。8月4日〜同27日、様々なジャンルで2000人以上のエンターテイナーが腕を披露する。  今年で61回目の同フェスティバルは、200を超す会場でコメディや奇術、舞踊、大道芸が繰り広げられ、期間中に約50万人の観客が来場する。大道芸はその演技に応じて観客が空き缶に投げ銭を入れ、人気投票も行われる。  口から火を吹く人間ポンプの安田里美さんの一代記を本にし、大道芸を研究する京都文教大学の准教授・鵜飼正樹さんが、今年から岡田さんの調査を開始し、その活動の一環で同フェスティバルの出演を勧めた。  京都市内で英語の観光ガイドをする中、外国人観光客の「サムライを見たい」の要望に応え、1977年から居合術のショーを始めた。以来、国内やブラジルなどの海外公演、国内外のテレビ出演など30年間で2100回のキャリアを持つ。  舞鶴に移って後、岡田流居合術を創始し米国に弟子もできた。演目の一つである空中リンゴ斬りがギネス競技に登録され、1分間に23個を斬った米国人の孫弟子が世界記録保持者となる。最近は舞鶴観光の推進にと「人間観光」を提唱し、来鶴する観光客にショーを演じる。  同フェスティバルには8月11日〜同13日に出演する。腹上でのスイカ斬りやギネス記録のほか、目隠しをしてのリンゴ斬りにも挑む。岡田さんは「観客をあっと言わせるだけでなく、世界の大道芸人たちとの交流も楽しみ」と意欲を見せる。翌日に英国への出発を控えた同5日、ABCテレビの「世界キテレツ超人大賞」に出演する。放映は午後7時〜同9時。ショーの問い合わせは電話64・0033、岡田さん。

写真=真っ二つにリンゴを斬る岡田さん(中谷丸さん撮影)
今年度内に子供たちとワナゲ大会を
市老連が講習会開き普及へ第1歩
 市老人クラブ連合会(増山寛一会長)が7月23日、北田辺の明倫小学校で、公式ワナゲ競技の講習会を開いた。指導員からルール説明や実技を学び、普及員の資格取得に挑戦。今後は地域で競技を広めた後、小学生たちとの大会を開き、ワナゲで交流を深める。  ニュースポーツ種目として、1967年に日本ワナゲ協会が発足、2002年に公式ワナゲの統一ルールができた。2メートル先に設置した台に数字を記した上の九本の得点棒を狙って、ゴム製の輪を9本投げ総得点で勝敗を競う。10月には山形県で第1回目の全国交流大会が開かれる。  市老連はだれもが楽しむことができるこの競技で、健康づくりや子供たちとの親睦を深めようと、まずは講習会で普及員の養成をすることにした。普及員の資格を取れば全国ランキング大会を開催でき、得点記録の登録ができる。  講習会では、ニュースポーツの普及に務めるNPO法人フレンドリー情報センター(大阪市)の西尾和久指導員を講師に招き、市老連理事ら25人が受講。得点の集計の説明を受けた後、実技で投げるコツを教わり高得点を狙って投げた。  受講した藤田幸子さん(76)=余部上=は「体全体を使っていい運動になりました」と話していた。市老連は競技用具8台を購入し、各地の公民館や小学校で講習会を開き、今年度内に子供たちと大会を開催したいとする。

写真=ニュースポーツ・公式ワナゲを学ぶ参加者たち
2007年7月24日

8月5日、市長旗全舞鶴少年野球選手権開幕
組み合わせ抽選会で初戦の相手が決まる
 第18回市長旗全舞鶴少年野球選手権大会(舞鶴野球連盟主催、舞鶴市民新聞社など後援)の組み合わせ抽選会が7月22日、余部下の中総合会館で行われた。学童上級、同下級、少年の部の1回戦から決勝戦までの組み合わせが決まり、球児たちは日焼けした顔に闘志をみなぎらせていた。大会は8月5日、行永の舞鶴球場で開幕する。  同選手権大会は、青少年の健全育成と野球のレベルアップを目的に、市内の小、中学校のクラブチームが参加して、平成2年に始まった。優勝チームに授与される市長旗、舞鶴市民新聞社杯をめざして、熱戦を繰り広げる。今大会には、学童の部に茜が丘ベースボールクラブ、朝来少年野球クラブが新たに加わり、出場チームは学童上級15、同下級13、少年12チームとなった。  組み合わせ抽選会には、各チームの主将や選手、監督ら約80人が出席。各部とも予備抽選でくじ順を決めた後、本抽選を行い対戦相手が決まった。また、開会式での選手宣誓は、学童上級の部の本抽選で1番くじを引いた志楽少年野球クラブの川端千都主将が行う。  大会の開会式は、8月5日午前8時から舞鶴球場であり、全チームの選手たちが入場行進する。式典の後、少年の部の試合で熱戦が幕を開ける。  日程は、少年と学童上級の部が、8月5日に1、2回戦、同12日に準決勝、決勝戦。学童下級の部は、同18日に1、2回戦、同26日に準決勝、決勝戦を行う。
 出場チームは次の通り。(組み合わせ抽選順)
 【少年の部】南舞鶴スポ少B▽高野ドジャース▽与保呂スポ少B▽鶴友クA▽中筋少年野球ク▽舞鶴東スポ少B▽舞星野球ク▽志楽シャークス▽南舞鶴スポ少A▽舞鶴東スポ少A▽与保呂スポ少A▽鶴友クB
 【学童上級の部】志楽少年野球ク▽余内少年野球ク▽中舞鶴少年野球ク▽三笠少年野球ク▽南舞鶴スポ少▽与保呂スポ少▽高野少年野球ク▽池内少年野球ク▽志楽ドリームズ▽茜が丘ベースボールク▽舞鶴東スポ少▽明倫ヘッピリーズ▽中筋少年野球ク▽福井少年野球ク▽朝来少年野球ク
 【学童下級の部】中筋少年野球ク▽舞鶴東スポ少▽茜が丘ベースボールク▽志楽少年野球ク▽明倫ヘッピリーズ▽福井少年野球ク▽池内少年野球ク▽志楽ドリームズ▽南舞鶴スポ少▽三笠少年野球ク▽与保呂スポ少▽高野少年野球ク▽余内少年野球ク

写真=組み合わせ抽選会でくじを引く球児たち
今崎選手(城北中出身、洛南高2年)日本人初の入賞
世界ユース陸上男子1500メートルで8位に
 7月11日からチェコ・オストラバで開かれていた第5回世界ユース陸上競技選手権大会の男子1500メートルで、城北中学校出身の洛南高校(京都市)2年の今崎俊樹選手(17)が、日本人初の8位入賞を果たした。同19日には舞鶴に帰省し、その才能を見守り続けた中学時代の恩師に結果を報告。8月2日から佐賀県で始まる高校総体(インターハイ)にも出場し、優勝を目標に快走を誓った。  今崎選手は城北中陸上部に所属した。その走りを初めて見た同部顧問の秋原栄人教諭(現在は白糸中)は「オリンピックに出た山口有希選手に走りが似ていた。体の軸がしっかりしており、スピードを自由自在にコントロールできる」とその逸材を見抜き、3年間オーバーワークに追い込まず基礎を指導した。  3年生の時に近畿大会で4位の成績を残し、全国都道府県対抗男子駅伝競走大会で、京都府代表チームに舞鶴から初めて選ばれ6区を走った。洛南進学後は1年時の昨年秋、兵庫国体の少年Bの3000メートルで優勝した。  初の海外遠征となった今回の世界ユースは、予選を3分53秒で突破。決勝は残り400メートルで一度は先頭に立ったが、3分52秒61の8位に入った。「外国人選手は日本では考えられないほど体のぶつかりが激しく、通用しなかった」と日本人初入賞にも満足していない。一方、秋原教諭は「初の海外試合でも動じないタフさを持っている。器の大きさを感じた」と今後の活躍に期待する。  初出場するインターハイではこの種目、トップから3番目のタイムで優勝を狙える位置にいる。今崎選手は「40秒台を出して来年の世界ジュニアに出場したい。激しい競り合いに負けないよう体のバランスを鍛え、海外の選手に勝ちたい」と話していた。結果報告をした後、白屋の舞鶴高専グラウンドで白糸中陸上部の練習に加わり、部員らを指導した。

写真=恩師の秋原教諭(右端)が見守る中、先頭を走り中学生を指導する今崎選手
2007年7月20日

余内小バレーボールクが8月の全国大会へ
府大会で初優勝、PTAなどが支援募金募る
 余内小学校の児童が選手となる余内小バレーボールクラブが、6月にあった第27回全日本小学生バレーボール大会京都府大会で初優勝し、8月14日から開かれるサントリーカップの全国大会に府代表として初出場する。舞鶴からこの大会に出場するのは、1998年の福井少女バレーボールクラブに次ぐ2チーム目。選手たちは決勝トーナメントを目指しベストを尽くしたいとする。余内小PTAなどは出場を支援する募金を募っている。  余内小バレボールクは2000年に結成、昨年の同京都府大会でベスト8に進出したのが最高だった。4年生から始めた選手が6年生になってチームの主力を構成する今年は、市内のチームに負けなしだった。対外試合を多くこなし、ここ数年で経験と自信を積み重ねた。サーブで相手を崩すプレーを基本に、キャプテンの安達千紘さん(6年)を中心にして、チームがまとまっている。  5月の同大会舞鶴支部予選で市内の11チームが参加し、余内小クは一セットも落とさず優勝。6月23、30日に府立体育館などでの同京都府大会の1回戦、藤城(京都市)と対戦、1セット目を落としたが残りを連取した。  準決勝では、今大会七連覇がかかる強豪の室町(同)とあたった。室町には今年2月の対戦で敗れており、雪辱を期してその後の練習でレシーブ強化に取り組んできた。1セット目を落としたが気持ちを切り替え、2、3セットを取り、その勢いに乗って決勝は葵(同)に大差でストレート勝ちした。  安達さんは「室町を破って優勝という目標が達成できうれしい。全国大会では決勝トーナメントを目指し、他のチームの分までがんばりたい」と練習に励んでいる。監督の井上正彦さん(39)は「大会までに普段通り練習してモチベーションを上げ、ベスト8を目標にまず予選を突破したい」と指導する。  全国大会は8月14日〜17日、東京都内の東京体育館などで49チームが出場し開かれる。余内小クの選手は次の皆さん。  安達千紘(6年)▽井上愛里沙(同)▽薮内那菜子(同)▽田中佑季(同)▽谷口捺美(同)▽佐野愛実(5年)▽松元椎香(同)▽奥田七海(同)▽山村佳乃子(同)▽今岡由佳(4年)▽谷口恵美(同)▽千坂清華(同)▽福原七海(同)▽小畑雅子(同)▽福原真央(2年)▽栃尾咲希(同)  大会の出場には交通費や宿泊費などで多額の費用がかかるため、余内小PTA(大江真介会長)や余内小バレーボールクラブ保護者会(薮内紀代美代表)などは、百万円を目標に募金を募っている。1口1000円(法人は3000円)。郵便振替口座は「00940―7―206565 余内小バレーボールクラブ」。
【問い合わせ】電話75・3765、同クラブ代表の瀬野昇さん。

写真=全国大会に挑む余内小バレーボールクラブの選手たち
八雲小1年生も参加、利用者らアジサイの挿し木学ぶ
「みずなぎ丸田学園」花と緑の公社が出前指導
 丸田の知的障害者通所授産施設「みずなぎ丸田学園」で7月18日、利用者たちが市花と緑の公社職員からアジサイの挿し木の講習を受けた。近くの八雲小学校の1年生たちも参加し交流した。  丸田学園ではハーブなど草花の苗や鉢ものを育てて販売する園芸に力を入れている。今後はアジサイの苗木の販売も企画していることから、同公社に挿し木の出前指導を依頼した。  同公社職員の足立尚義さんら4人が、舞鶴自然文化園の西洋アジサイの切り花を持ち込み、花を落とし葉を小さく切るなどの方法を指導。利用者たちは園芸福祉士のボランティアに手伝ってもらいながら、ハサミで切り箱に入った土に植えた。八雲小1年の13人も植え学校へ持ち帰った。学園では施設周辺に植え替えたいとする。

写真=公社職員から挿し木の方法を学ぶ利用者たち
2007年7月17日

心臓血管外科休診の舞鶴共済病院に
府と府立医科大が支援へ医師派遣検討
 府北部地域における心臓血管外科医療体制に係る関係者会議が7月13日、円満寺の舞鶴グランドホテルであり、府や市、病院関係者15人が出席した。高度な心臓血管医療を担ってきた舞鶴共済病院で、担当医師がいなくなったのを受け、府と府立医科大学側は「医師の派遣に努める」と述べた。  舞鶴共済病院は1994年に心臓血管外科を開設、府北部や福井県からも患者を受け入れ、高度な手術を昨年は約80例こなした。金沢大学から3人の医師の派遣を受けていたが、大学の医師不足から3人が引き上げ、医師がいなくなり六月から休診としたが、早急に手術が必要な患者も待機している。  会議では共済病院の多々見良三院長が病院の現状を説明し、斎藤彰市長とともに早期の医師派遣を要請。府立医科大学の山岸久一学長は「医療スタッフと施設が整っている共済病院に医師派遣の支援をすることが適当」とし、「派遣する医師は2人が限度。年内には送りたい」と話した。  府の小石原範和副知事は、府立与謝の海病院で心臓血管外科の開設を目指していたが、「当面開設できなくなるのはやむを得ない。舞鶴共済病院は今回の支援を踏まえ、府北部の病院との一層の連携を図ってほしい」とした

写真=関係者が集まった会議
練習を積み重ね、全国高校定通信大会へ
東高浮島分校の4人と西高通信制から1人
 夜間定時制の東舞鶴高校浮島分校(溝尻)の生徒4人と西舞鶴高校通信制の生徒1人が、8月に東京都内などで開かれる全国高等学校定時制通信制体育大会の陸上女子800メートルと同3000メートル、女子円盤投げ、卓球女子シングルス、バドミントン女子シングルスに出場する。時間や場所をやりくりして、練習を積み重ねてきた成果を全国の舞台で試す。円盤投げでは優勝の期待もかかる。  浮島分校からは蘆田名月さん(2年)が女子800メートルと同3000メートル、野瀬光さん(同)が女子円盤投げ、田中麻貴さん(4年)が卓球女子シングルス、蘆田珠貴さん(3年)がバドミントン女子の団体戦京都府選手の一員として、シングルスに初出場する。蘆田さんは姉妹で出場権を得た。  蘆田さんは春季大会の3000メートルを13分44秒で優勝、800メートルは2位、野瀬さんは春季大会と府予選で連続優勝したが、春季では27メートル79の大会新をマークした。田中さんは府予選2位で2年連続、姉の蘆田さんは府予選4位で初出場。野瀬さんは昨年の全国大会は25メートル94で3位に入賞し、自己ベスト28メートル09を出せば今年は優勝を狙える。  昼間働く4人は放課後の午後9時以降に、学校体育館や前島埠頭などで練習に取り組む。4人は「自己ベストで決勝進出を」「全国のレベルを経験し来年につなげたい」と話していた。  西高通信制からは今中咲子選手(3年)が、卓球女子シングルスに2年連続出場する。府予選の3試合全てにストレート勝ちした。昨年の全国大会では5回戦で敗れベスト32だった。  青葉中2年でダブルスとシングルスで全国大会に、進学した鳥取敬愛高校の1年時にダブルスでインターハイに出た。昨年春に舞鶴に戻って同通信制に転校した。卓球を止めようと思ったが、青葉中卓球部の指導を手伝う内に、卓球が好きな自分を見つけ再チャレンジした。  昼間はアルバイトをし、夕方以降に青葉中などで練習するが、時間がとれず相手がいなかったりと、十分な練習ができないのが悩み。今中さん(17)は「高校生活最後の大会なので、一生懸命やってベスト8を目指したい」と話していた。  陸上は8月13〜15日、国立競技場で、卓球は同7〜9日、駒沢体育館、バドミントンは同16〜19日、小田原アリーナで開催される。

写真左=出場する西高通信制の今中さん
写真右=出場する浮島分校の田中さん、蘆田(姉)さん、野瀬さん、蘆田(妹)さん=左から。後列は各部の顧問
2007年7月13日

法人化で閉所、作業所づくりの原点に触れる
建物や備品など「まいづる福祉会」に寄贈
 「まいづる共同作業所・まいづる作業所友の会」(蒲田忠夫会長)の2007年度総会が7月9日夜、南田辺の西総合会館で開かれた。昨年9月に法人化へ移行したまいづる共同作業所の初代所長の坂田三雄さんが開設当時の苦労を語り、出席者たちは障害者の願いに応えた作業所づくりの原点に触れた。また、共同作業所の建物や備品などがまいづる福祉会へ寄贈された。  同福祉会が運営する作業所やワークショップほのぼの屋などで、身体・知的・精神の障害者たちが働き、友人を作ったり、生活をしている。これらの施設の運営を支援するため、友の会は会員を募ったり、バザーの収益金の寄付などする。  昨年4月に国の障害者自立支援法が施行され、施設を利用する障害者への負担が増えるなど、福祉をめぐる状況が変化していることから、作業所の原点を見つめなおそうと、共同作業所開設30周年に合わせ、記念講演を企画。共同作業所は昨年九月に法人化し閉所したが、まいづる福祉会はここからスタートした。  総会では約70人の出席者を前に、1977年の開所から91年まで所長を務めた坂田さんが、養護学校教諭と医師らが協力して設立に向け奔走したことや、府との補助金の折衝の苦労、障害者たちが労働を通して自ら学ぶ意欲を育てたことなどを振り返った。最後に「作業所を作ってよかったとみんなが思えるように、今後もがんばりたい」と結んだ。  また、共同作業所を運営してきたまいづる共同作業所運営委員会が最後の総会で、建物や車両、備品などを同福祉会へ寄贈することを決め、この日、最後の所長を務めた秋保朋子さんから同福祉会の黒田隆男理事長に目録が贈られた。  友の会では2007年度は会員2200口(1口1000円)を目指し入会の呼びかけや、今年友の会設立30周年を記念したフォーラムなども計画している。

写真=最後の所長の秋保さんから目録を贈られるまいづる福祉会の黒田理事長(左)
京都の特産品に丹後とり貝選ばれ試食会
キリンビール・キャンペーンプレゼント商品に
 府などがブランド産品にと取り組む丹後とり貝が、キリンビールのキャンペーンのプレゼント商品に決まったのを受け、舞鶴水産流通協同組合(早瀬隆之理事長)は7月11日、浜の市商工観光センターで、関係者を招き丹後とり貝の試食会を開いた。  キリンビールは3年目となるキャンペーン「選ぼうニッポンのうまい2007」を7月11日〜9月に実施する。その中で47都道府県の特産品をプレゼントする企画を立てているが、京都は丹後とり貝が選ばれた。同組合ではその宣伝効果に期待を寄せる。  試食会は府と市、観光業、飲食店の関係者約50人が招かれた。舞鶴湾内で丹後とり貝を育成する舞鶴とり貝組合の川崎芳彦代表が「まだまだとり貝の宣伝が足りない中、こうして商品に選んでもらいありがたい」とお礼を述べた。出席者らは同社提供のビールを飲みながら、舞鶴産のとり貝を味わった。出席した老舗旅館「白糸」女将の荒賀眞澄さんは「舞鶴のすばらしい食材で、和食にもフレンチにも活かせます」と話していた。

写真=丹後とり貝を試食する出席者たち
2007年7月10日

「ラストポートレート この世に生を受けて」
主婦の伊藤さん企画、7月29日まで「夢屋」で写真展
 ペットブームの陰で軽んじられる動物たちの命と、人との関わりを考えてもらおうと、写真展「ラストポートレート この世に生を受けて」が、昭和台の夢屋で開かれている。大阪市淀川区在住のフォトジャーナリスト、児玉小枝さんが撮影したもので、保健所で金網越しに横たわる犬や、年老いて家族の一員のように人に介護される犬などをとらえている。モノクロ写真から動物たちの声が聞こえる。  舞鶴市在住の主婦、伊藤潤子さん(49)は、動物保護に務めるNPO法人アークの里親制度で引き取った、障害を持ったり虐待を受けた犬と猫を多数飼っている。その一方、人の都合で捨てられ命を絶たれる動物たちが多いことから、そうした現状を知ってほしいと企画した。  人と動物の共生をテーマに取材を続ける児玉さんは、1997年から捨てられる犬や猫の撮影を開始した。保健所で殺処分を待つ動物、譲渡会で引き取られる子犬、老犬と介護する人の姿を追った三つのテーマの写真展を全国で巡回して開いている。  今回はこの中から74点が展示された。保健所の檻の中から寂しそうな目でレンズを見る犬や猫、新しい飼い主に引き取られていく子犬たち、老犬を膝の上に乗せていたわりの眼差しで見守る人の姿などを紹介した。児玉さんは「動物と暮らす意味と責任を自らに問い直すきっかけに」とメッセージを寄せる。  来場者たちも「改めてわが子同様にそだてる責任を自覚した」「動物は人の物ではなく大切な命。(写真に)胸がつまる」と感想を書き綴っている。7月29日まで。入場無料。
【問い合わせ】電話77・1719、夢屋。

写真左=老犬を膝の上に乗せて見守る婦人(児玉小枝さん撮影)
写真右=檻の中から悲しげな目で見つめる犬(児玉小枝さん撮影)
「KamiSAMA[紙様]アジアの誘惑」
7月22日まで「まいづる智恵蔵」で現代美術展
 紙を使った様々な作品を展示した現代美術展「KamiSAMA[紙様] アジアの誘惑」が、北吸のまいづる智恵蔵で開かれている。作家の手によって表情を変える紙が、れんがの空間に映えている。7月22日まで。入場無料。  日本人が長らく尊んできた紙を素材に、現代アートシーンで活躍する10人の作家たちが、紙と対話して制作を進めてきた。赤れんがの建物と紙が相まって作りだす空間も、展示の見どころになっている。  少年時代を舞鶴で過ごし、世界的にも評価される上前智祐さんの作品も特別出品された。綾部市のハタノワタルさんは見る人との距離を縮めようと、様々なデザインの包装紙の作品にした。三宅賢三さんは細い棒の先に帽子のような紙を付けた立体作品を展示、触るとゆらゆらと揺れている。  22日午後2時からまいづる智恵蔵で、今回出品するシマカワヤスヒロさんが制作過程を公開する。参加者も一緒に制作が体験できる。無料。
【問い合わせ】電話66・1035、同蔵。

写真=作家らが紙と対話して作った作品
2007年7月6日

ホテル内でゴルフ楽しんで!
「アマービレ」に本格的な室内練習場
 浜のビジネスホテル「アマービレ」(吉田正子社長)内に、本格的な室内ゴルフ練習場「G―OPEN」が完成し、このほどオープンした。ビジネスホテル内にこうした施設を備えるのは、関西では珍しいとされる。コンピューターの映像を使ったスイングのチェックのほか、クラブやシューズも貸し出す。宿泊客の利用だけでなく、今後は初心者の女性を対象としたスクールも計画したいとする。  宿泊者の多くがビジネス客であることから、仕事を終えた合間にゴルフで汗を流してもらおうと企画。また、高浜町で屋外ゴルフ練習場を経営しており、そのノウハウもホテルのサービス向上に活用をと、旧紫翠館のホテル時代に使っていた2階コンベンションホールを利用した。  ゴルフ場のフェアウエーをイメージし改装した。練習場の距離は35ヤード、面積350平方メートル、高さ4.80メートル。打席は5打席。1番右端の打席には、スイングを録画して映像で診断するスイングアナライザーを設置、左端の打席は左右両方の利用ができる。壁と天井に3重にネットを張り、球が跳ね返らないよう安全対策もとった。練習場隣にはパターの練習ができる空間もある。  吉田社長は「ホテルの中と聞いて、小さなものをイメージされたお客さんから、本格的な練習場と驚かれました。季節を問わず若い人や女性にも楽しんでいただければ」と話している。  だれでも利用できる。時間は午前10時〜午後10時。利用料は今月(7月)31日までは45球500円、それ以降は35球500円、80球1000円。貸しクラブ一本、貸しシューズは各100円。年末年始の休み以外は年中営業。
【問い合わせ】電話65・5000、アマービレ。

写真=ホテル2階に開設した本格的な室内ゴルフ練習場
書道展府知事賞に竹山さん(城南中)
7月8日まで、墨跡鮮やかな438点並ぶ
 舞鶴書道連盟(早村春鶴理事長)主催の第39回書道展が、7月6日から余部下の中総合会館4階ホールで開かれている。園児から一般までの墨跡鮮やかな作品が並び、書道愛好家らの目を楽しませている。同8日まで。  書道展は、同連盟会員の書道教室の通う園児、小、中、高校生の課題作品と半紙作品、同連盟会員と一般市民の作品を一堂に集めて開かれている。園児の書いた「りす」や高校生の「妙言無古今」、小中学生の各学年ごとの課題作品297点、半紙作品141点の計438点などが展示されている。  作品は審査され、府知事賞や舞鶴市長賞など各賞の受賞者が決まった。課題、半紙の部の主な受賞者は次の皆さん。
 【課題の部】府知事賞=竹山若奈(城南中)▽舞鶴市長賞=鳥居彩芽(青葉中)▽府中丹広域振興局長賞=江口未来(青葉中)▽舞鶴市教育委員会教育長賞=武田愛美(東舞鶴高)▽舞鶴市議会議長賞=森久瑠美(志楽小)▽舞鶴商工会議所会頭賞=山田希(朝来小)▽舞鶴ユネスコ協会会長賞=大野奈々(倉梯小)▽舞鶴市文化協会会長賞=島田繭実(大浦小)▽舞鶴書道連盟理事長賞=羽馬奈菜子(倉梯第二小)  【半紙の部】審査委員奨励賞=足立花織(西舞鶴高)

写真=課題の部で府知事賞を受けた竹山さんの書作品
2007年7月3日

7月22日に「Smokin’Boogie」公演
花形文化劇場、チケットをペア3組にプレゼント
 綾部や舞鶴などの市民で作る劇団「花形文化劇場」(塩見聡之代表、10人)が、舞鶴で初めて公演を企画し、7月22日の開催を控え稽古の追い込みに入っている。演目は「Smokin’Boogie」。総合病院の喫煙室に集まる不良患者たちと看護師らが繰り広げる笑いあり、ちょっぴり心温まるストーリー。午後2時から北吸の市政記念館で開演する。来場を呼びかけている。  東京で芝居をしていた塩見さんが26歳で綾部にUターンし、「演劇の楽しさを地元の人にも伝えたい」と、メンバーを募集して1993年に同劇場を結成。綾部市を中心に過去5回、オリジナル脚本で公演をした。現在は20〜40代の会社員や自営業者らが団員。今回は2005年以来の第6回目の公演で、初めて会場を舞鶴に選んだ。  「「Smokin’Boogie」は03年に綾部市で上演したが、過去の作品の中で最も観客の評判が高く、舞鶴公演に合わせ改訂して再上演する。人生に疲れた不良患者たちが大声を出し酒を飲んで、看護師の注意もどこ吹く風。そんな彼らがある出来事をきっかけにタバコを止めた。ラストにはあっと驚く仕掛けも用意されている。舞鶴市在住の太矢憲一さんと谷口美和さん、神田亜矢子さんも出演する。  看護師役で今回が初舞台の谷口さん(22)=行永=は「初めて見る人にも芝居って面白い、と感じてもらえるようにがんばりたい」と話していた。入場料1000円。チケットは同館、市民会館などで扱っている。
【問い合わせ】電話090・8121・4321、塩見さん。
 花形文化劇場の協力で、舞鶴市民新聞社はこの公演のチケットをペア3組(計6人)にプレゼントする。希望者は住所、氏名、電話番号、市民招待席「花形文化劇場の公演」と明記し、7月8日までに申し込めばよい。応募ははがき(あて先〒624\0905福来912―1舞鶴市民新聞社)、FAX(77・1750)、Eメール(maipress@topaz.ocn.ne.jp)で受け付けている。応募者多数の場合は抽選。当選者はチケットの発送をもってかえる。

写真=2003年に上演した「Smokin’Boogie」の一コマ
中筋小児童が 歌や合奏、劇を上演
「七夕」テーマに城南民協「子育て懇談会」
 城南民生児童委員協議会(増田義生会長)主催の第12回子育て懇談会が7月1日、女布の城南会館であり、中筋小学校の児童たちが、歌や合奏の発表と劇を上演して、参加した幼児らを喜ばせた。  懇談会は、子供たちの健やかな成長を願って、0歳から3歳児とその母親らを対象に、子育てについて一緒に考えようと開かれている。子供たちとふれあう遊びを取り入れ、子供たちの健康管理についての講習などを行っている。  この日は、子供たちと父母、民生児童委員ら合わせて約100人が参加して、間近に迫った「七夕」をテーマに開かれた。中筋小の「わいわいふれあいクラブ」の児童八人が、七夕の歌を合奏を交えて歌い、劇「大きなカブ」を演じた。  大きくなったカブが抜けず、動物たちに応援を頼み、さらに参加した幼児たちも加わり、みんなで力を合わせて抜いた。幼児たちは、笑顔いっぱいに劇に加わり、児童たちから色紙の首輪をプレゼントされた。

写真=幼児も加わり劇を演じる児童
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