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2008年8月29日 |
絵画コンクール「第36回我ら海の子展」 藤原君(大浦小)に日本海洋少年団連盟会長賞 財団法人サークルクラブ協会など主催の絵画コンクール「第36回我ら海の子展」で、大浦小学校2年の藤原悠紀君(7)=栃尾=の貼り絵「海をきれいにしよう」が、全国から集まった7650点の応募作品の中から、2位の日本海洋少年団連盟会長賞に選ばれた。舞鶴海洋少年団に所属する藤原君は、団での海岸の清掃活動を題材にした。 毎年児童を対象にして「私の海」をテーマに、子供たちの創造性を伸ばしてもらおうと、同展を開催している。6月末に応募を締め切り、作家の立松和平さんらが審査員を務めた。 4月に少年団に入団した藤原君は海の清掃やキャンプ、手旗信号の訓練などの活動を経験、コンクールは団から紹介されて応募した。母親の香織さんのアイバイスを受け、折り紙の貼り絵で清掃活動の様子を表現した。1週間かけて仕上げた。 1位の国土交通大臣賞に続く、特別賞の同少年団連盟会長賞を受けた。舞鶴海洋少年団からは昨年、新舞鶴小の四方慶明君が金賞を受け2年連続で入選。東京都内の表彰式に出席した藤原君は「受賞にびっくりしたけれどうれしかったです。海水浴が大好きなのでこれからも海をきれいにしたい」と話していた。作品は今月末から国交省ロビーで展示されている。 写真=受賞作品の貼り絵「海をきれいにしよう」を手にする藤原君 |
ディナモ舞鶴でクラシックバレエ習う子ら 「すこやかの森」で可愛い踊りを披露 ディナモ舞鶴スポーツクラブのクラシックバレエクラスの子供たちが8月27日、引土の介護老人保健施設「すこやかの森」を訪れ、可愛い踊りを披露して、お年寄りたちの心を和ませた=写真。 同保健施設の近くにありディナモ舞鶴スポーツクラブの体育館で、水口浩美さんの指導を受け、子供たちはクラシックバレエの練習に励んでいる。近くのお年寄りたちに楽しい一時をプレゼントしようと訪問を始め、今回で3回目。幼稚園から小学校3年生までの女児12人が訪れた。 女児たちは、ピンク色のレオタードを着て、年少組は「猫の踊り」、年長組は「ハンガリー舞曲」を発表。女児たちの猫の仕種をまねた踊りや本格的なバレエに、お年寄りたちは拍手を送っていた。 |
2008年8月26日 |
アームレスリング府選手権体重別男子個人戦 「鉄腕舞鶴」の4人が優勝、7人全員が全国大会へ アームレスリングチーム「鉄腕舞鶴」のメンバー7人が、このほど京都市内で開かれた第2回京都府アームレスリング選手権の体重別クラスの男子個人戦で、4人の優勝を含め全員が上位入賞する活躍をした。昨年は5人が全国大会への出場権を得たが、今年はそれを上回る7人。チーム内で競い合って練習し、全体のレベルアップにつながった。全日本大会は11月2日、東京都内で開かれる。 腕相撲をルールに従って競技化したスポーツで、体重別に対戦し右腕、左腕のどちらでもエントリーできる。日本アームレスリング連盟(JAWA)ランキング5位にまで上がった円満寺の会社員、泉政徒(まさと)さん(37)が、府北部で競技を普及させようと、若者らに呼びかけ3年前にチームを結成し、泉ビル内をトレーニング会場に練習をする。 府大会では、松本隼介さん(28)が60キロ級の右と左の両方で優勝▽泉さんが70キロ以下級で右と左で優勝▽山崎達也さん(21)が70キロ級で右と左で4位▽木多宏喜さん(21)が80キロ以下級の右と左で3位▽浜崎康成さん(24)が80キロ級の右で2位、左で4位▽古川修吾さん(31)が90キロ級の右で優勝、左で2位、90キロ超級の右で優勝、左で2位▽平田隆さん(37)が90キロ以下級の左で優勝、90キロ超級の左で優勝。 泉さんは「集まった時には対戦形式で実戦的な練習に取り組んでいる。実力のある体重の近いメンバーが練習相手になっているので、全員のレベルが上がってきた」と話していた。昨年の大会で優勝した80キロ級を含め3階級制覇した古川さんは「自分の体重(70キロ)より重いクラスに出るのは自信があるから。2本指で懸垂をしたり、練習器具を使って1本1本指を鍛えパワーもついた」と、全国大会にも意欲を見せる。 写真=チーム全体で実力をつけ活躍した選手たち |
振り込め詐欺防犯紙芝居「チョットまった!」 舞鶴平安レディースが下絵の色塗り作業 多発する振り込め詐欺の被害防止に紙芝居を活用しようと、舞鶴防犯推進委員協議会(瀧口國雄会長)の女性メンバーでつくる「舞鶴平安レディース」は8月24日、女布の城南会館で、振り込め詐欺対策用の防犯紙芝居の制作作業を行った。同レディースの防犯紙芝居は3作目で、メンバーらは下絵の色塗り作業に取り組んだ。 防犯紙芝居は「チョットまった!」の題名で、同協議会の公文名支部長の田中實さんが、京都府警の振り込め詐欺防止の広報ちらしを基に、12枚の絵と文章の紙芝居を作った。舞鶴に住む祖母から近所の住人が、振り込め詐欺の被害に遭いそうになった話を聞いた孫娘と両親、祖母の会話を中心に、「すぐに振り込まない、1人で振り込まない」との被害防止対策を呼びかける物語。 田中さんは、自身も振り込め詐欺の架空請求を受けた経験があり、「気が動転して被害に遭うところでした。時間をおいて誰かに相談すれば、被害は防げることを知ってほしいと思い、紙芝居の題名も『チョットまった!』にしました」と話す。 色塗り作業は、舞鶴平安レディース代表の竹内千枝子さんらが取り組んだ。田中さんの描いた画用紙(横22センチ、縦16センチ)の下絵に、アクリル絵の具6色を使い、筆で丁寧に色塗りを行い、裏面に文章を書き込んだ。竹内さんは「この紙芝居が振り込め詐欺防止に役立てればうれしい」と話していた。 同協議会では、紙芝居をDVDにして活用するほか、要請に応じて舞鶴平安レディースによる上演も行う。 写真=下絵に色を塗るメンバーら |
2008年8月22日 |
8月31日まで「ギャラリー・サンムーン」 遊び心一杯の「第1回efuto絵封筒展」 切手と封筒と絵を使った遊び心一杯の絵封筒を展示した「第1回efuto絵封筒展」が、浜のギャラリー・サンムーンで開かれている。切手の図柄からイメージを膨らませた絵が描かれた封筒は、受け取るたった1人を喜ばせようとの気持ちを込めた素敵な贈り物。切手と絵の思わぬ取り合わせは、ユーモアやアイデアに溢れる。市民らが文通した約200点が並ぶ。8月31日まで。 約50年前、イギリスの絵本作家が始めた遊びがきっかけになり広がった。日本では昨年夏、東京で初の全国規模の絵封筒展が開かれた。展覧会の開催にあたり、「絵封筒」の呼び名が付いた。 作品集『絵封筒をおくろう』(文化出版局)をきっかけに、市民らが3月から文通を始めた。サンムーン代表、佐藤保明さんも知人らと絵封筒を交わし、魅力を知ってほしいと展示を企画。サンムーンや舞鶴市民新聞社、市民らが届いたものを持ち寄った。2歳から70代までの約20人、画家の渡辺淳さんの作品も並ぶ。 頭を剃った裸の男性が徐々に服を着て、最後に野口英世の切手になる趣向は、パロディ一杯で笑いを誘う。鶴の切手を貼り民話のような世界を描いた封筒、五稜郭の切手をパイナップルの表皮の1ピースに使ったもの、人気キャラクターのリラックマを描いた小学生の作品など、どれも楽しく個性が光る。 絵手紙を指導し絵封筒も始めた丸山口町の北川節代さん(71)は「切手から絵や物語へと想像を膨らませて描きますが、形にとらわれずに自由な発想が面白い。楽しくってしかたありません」と話していた。時間は午前10時〜午後7時。入場無料。 【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン 写真=楽しさが伝わる絵封筒の数々 |
8月29〜31日、まいづる智恵蔵で 世界がもし100人の村だったらまつり 「世界がもし100人の村だったら」の再話をした作家、池田香代子さんを迎え、「世界がもし100人の村だったらまつり あなたもここに生きています」が8月29日〜同31日、北吸のまいづる智恵蔵で開かれる。池田さんが30日に話すほか、タイで織られた服の展示、ワークショップ、映画上映などを通し生き方を見つめ直す場になればとする。 29日に丹波市で池田さんが講演をすることから、同市の田端葉波さんが出身地の舞鶴の友人らに紹介し、企画が生まれた。舞鶴や綾部などの2、30代の市民有志でつくる「虹のしずく」の主催。 「グリム童話」の翻訳家でも知られる池田さんは、再話・日本語に訳し、2001年に出版。人口63億人の地球を100人の村にたとえ、富の偏在などを身近な問題として捉え直した。日本在留の難民の支援活動などもする。 講演は30日午後7時〜同9時。参加協力金500円(学生無料)。29日〜31日は、タイ・チェンマイの手織りのうさとの服展をする。地元作家のアート&クラフト展も同時開催。午前10時〜午後5時。 30日は絵を描くなどのワークショップ。定員20人程度。参加費が必要。31日午後2時からドキュメンタリー映画「ラダックから学ぶこと 懐かしい未来」を上映する。ヒマラヤ山脈西側のラダックの人々の暮らしを描いている。参加協力金500円。 【問い合わせ】電話080・1455・0873、田端さん 写真=8月30日に講演する池田さん |
2008年8月19日 |
8月23・24日にカボチャまつり、来場呼びかけ 野崎さん(行永東町)が自宅で展示販売 丹精込めて育てたユニークな形や色のカボチャを見てもらおうと、行永東町の主婦、野崎洋子さん(65)が、8月23日と24日、自宅でカボチャまつりを開催する。アボガドやスイカ、ミカンのような形のものなど、自然の造形の面白さが目を引く。暑い中でも毎日畑に出て、展示会に向け取り込み作業にいそしんでいる。来場を呼びかけている。入場無料。 観賞用のカボチャ作りは7年前から、面白い形のカボチャを家に飾ることが好きで始めた。いまでは青葉中学校近くの約10アールの畑に、観賞用80品種と食用10品種を農薬を使わずに栽培。野菜作りも30年以上のベテランで、珍しい地方野菜を無農薬で作り産直市場に出荷している。 自家採取した種と様々な品種の種が入った市販のものを購入し、4月下旬に種を蒔く。実が直接地面に接すると腐りやすくなるので、鉄パイプや竹で長さ25メートル、高さ1.7メートルの棚を5列作って、蔓を誘導する。すぐに蔓が伸びるため、毎日畑に出て1本1本蔓を離す手間のかかる世話をする。草取りの作業は、両足の関節炎で中腰ができず座りこんでこなす。 昨年は長雨の影響で腐り約100個しか出来なかったが、今年は夏の猛暑続きで例年並の約千個の収穫が見込めるという。スイカやメロン模様、デコボコの形など様々。食用もオレンジと白、青の3色の「坊ちゃん」なども出来た。展示販売会は今年で5回目。観賞用・食用カボチャ(1個50〜200円程度)、野菜などを並べる。 野崎さんは「ユニークな形や色のカボチャを、作るのが楽しく、子供のようにかわいい。その上、毎年人に見ていただいて幸せです。これからも品種を増やしたい」と、汗をかきながら笑顔で畑に立っている。2日間とも午前9時〜午後6時。 【問い合わせ】電話63・0173、野崎さん 写真=手作りの棚で観賞用カボチャを育てる野崎さん |
尺八のジョン・海山さんを迎えコンサート 8月30日、市民会館で箏アンサンブル斗為巾 箏アンサンブル斗為巾(立道明美代表)の第18回コンサートが、8月30日午後6時半から北田辺の市民会館で開かれる。日本を代表する尺八奏者のジョン・海山・ネプチューンさんを特別ゲストに迎え、共演する。来場を呼びかけている。 生田流の沢井箏曲院教師の立道さんと指導する生徒たちが出演する。これまでギターやサックスなど、異なるジャンルの演奏家と共演し、枠にとらわれない音楽の挑戦を続けている。 ゲストのネプチューンさんは米国生まれ。1972年に尺八の音に魅せられ来日し、都山流師範となった。80年にはアルバム「BAMBOO」を発表し、第35回芸術祭優秀賞を受け各国で演奏を続け活躍している。入場料は前売り1000円。 【問い合わせ】電話62・2496、立道さん 写真=共演する尺八奏者のジョン・海山・ネプチューンさん |
2008年8月12日 |
「浮島丸事件」2人の追悼の想いを伝えたい 会事務局の品田さん(七日市)がまとめ本に 浮島丸事件の犠牲者の追悼事業を、中心になって長年取り組んできた故野田幹夫さんと須永安郎さん(83)=溝尻中町=の活動を記録に留めようと、浮島丸殉難者を追悼する会事務局で、市職員の品田茂さん(49)=七日市=が、2人から聞き取った内容を1冊の本にまとめ、高文研(東京都千代田区)から出版した。2人の追悼にかけた想いに引かれ、取材から六年がかりで完成させ、亡き野田さんに報告した。 終戦直後の1945年、日本で労働を強いられていた朝鮮人労働者と家族らを乗せた輸送船「浮島丸」が青森県を出て、朝鮮半島の釜山に向かう途中、8月24日に寄港した舞鶴港で爆沈をし、549人が亡くなった。 元中学校校長の野田さんは学徒動員を体験し、元市職員の須永さんはシベリア抑留から引き揚げてきた。約40年間、追悼事業を2人3脚で担い、追悼する会の会長、事務局長を務めた。野田さんは05年に78歳で亡くなり、須永さんは現在、同会顧問として助言を送る。 事件を題材にした映画の舞鶴ロケ(95年)で、品田さんは準備を手伝ったのを縁に2人を間近にした。淡々と公園の草引きをする姿に胸を熱くし、2人を長年追悼に関わらせている想いに触れるにつれ、活動を記録しようと気持ちを募らせた。 02年11月に聞き取りを始め、翌年に原稿用紙約五百枚にまとめた。出版社に出版を打診し一旦は断られたが、本の読み語り活動を広める「この本だいすきの会」代表の小松崎進さんが来鶴した際、出版社の紹介を約束し原稿を預かり、伝えたいとする品田さんの熱意に高文研が応えた。 題名は『爆沈・浮島丸 歴史の風化とたたかう』(四六判、206ページ、1680円)。野田さんが生徒間の喧嘩から朝鮮人への差別問題に突き当たり、対応を相談する中での須永さんとの出会い、集会の参加者が減り苦しい時期や映画化で広がりを見せた歩みなどを記した。近く全国の書店で販売される。 品田さんは「戦争を繰り返したくない想いが2人の原動力だった。『戦争を経験しただけでは戦争が分かったことにはならない。自分で考えなければ』との須永さんの話に、話し合いや学習こそが平和への想いを育むのだと改めて感じた。野田さんが元気な内に渡したかった」と話していた。 須永さんは「2人で歩いていると『浮島丸の用事ですね』とよく言われ、野田さんがいたからこそ続けられた。本はこれまでの活動が幅広く取り上げられてよく分かる。事件のことが多くの人に伝われば」と喜んでいた。 写真=故野田さんと須永さんの2人の活動をまとめた本と品田さん |
盲学校舞鶴分校小学部5年、全盲の吉岡さん 8月17日に家族や教職員らとコンサート 南田辺の盲学校舞鶴分校で学ぶ小学部5年の吉岡千尋さん(11)=喜多=とその家族、教職員らが、一緒にコンサートに出演する。全盲の吉岡さんは音を聴いて覚えピアノを演奏するが、昨年のヘレン・ケラー記念音楽コンクールで2位の実力を持つ。その才能と共演する機会をと、同校の林悦雄副校長(57)が企画した。8月17日の市政記念館での演奏に向け、練習に取り組んでいる。 生まれつき無眼球症で両目が見えないが、幼児のころから音楽をよく聴き、5歳でピアノを始めた。鍵盤の位置を覚え、2、3度同じ曲を聴いただけで音を覚えてしまい、演奏することができる。クラシックから歌謡曲まで多くの曲を暗譜している。 昨年秋、東京ヘレン・ケラー協会主催の第57回ヘレン・ケラー記念音楽コンクールのピアノ自由曲の部に出場、モーツァルト「ピアノソナタ第10番」を演奏し2位に入った。2年生でも出場し奨励賞を受けた。同コンクールは音楽家を志す盲学生の登竜門とされ、世界的に活躍する演奏家を送りだしている。 2年前に同校に赴任した林副校長は、自身も都山流尺八師範の演奏家。学校の休憩時間には吉岡さんと演奏することもあるが、尺八の音を聴いてすぐさま合わせてくれる才能を肌で感じ、多くの人に吉岡さんの演奏を聴いてほしいと思った。 吉岡さんの両親と教職員らの協力も得て、総勢18人で演奏会を開く。2位の受賞曲のピアノ独奏をはじめ、林さんとの合奏、吉岡さんと父の光浩さん(45)のギターの合奏、母の和美さん(40)と教職員らが合唱などを奏でる。分校で演奏や指導をしたポップスグループのリーダー、高阪勝己さん=大津市=も共演したいと駆けつける。 吉岡さんは「初めてのコンサートに向け、いま楽しくワクワクしながら弾いています」、林さんも「ちーちゃんと楽しいコラボレーションをしたい」と話していた。演奏は午後2時から。入場無料。 【問い合わせ】電話75・1094、分校の林さん 写真=ピアノを弾く吉岡さんと歌の練習をする母親、教職員ら |
2008年8月8日 |
全国小・中学生箏曲コンクールで泉さん(白糸中3年) 難解な曲に挑戦して「中学生個人の部」2位の銀賞 白糸中学校三年生の泉ひかりさん(15)=小倉=が、このほど広島県福山市で開かれた「第26回全国小・中学生箏曲コンクール」の中学生個人の部で、難解な曲に挑戦して2位の銀賞を受賞した。昨年の最優秀賞を含めると、小・中時代に5回出場し、4度にわたって3位以上の評価を受け、その実力を発揮した。来年はさらにレベルが上がる高校生の部で挑戦したい、と意欲を見せている。 同コンクールは流派を越えて新しい才能を育てることを目的にし、将来プロを目指す子供たちが出場するレベルの高いことでも知られる。生田流の沢井箏曲院教師で、箏アンサンブル斗為巾を主宰する立道明美さん=矢之助町=は、コンクールを通しての成長を願って、指導する子供たちに挑戦を勧めている。 昨年、泉さんは難易度の高い曲「鳥のように」を演奏して最優秀賞に輝いたため、今年はさらに難しい曲をと立道さんが「甦る五つの歌」を選曲し、昨年11月から2人3脚で練習を始めた。この曲はプロがリサイタルで演奏する大作で、高度な技術だけでなく芸術性も問われる。 予選に23人が出場し、本選は11人が進んだ。指を軽やかに速く動かせる才能を持つ泉さんにとっても、「弾くのに精一杯。まずは予選通過を目標にしていたのでうれしかった」という。本選では最初にミスをしたが立ち直って弾き切った。「2位の結果にびっくりした。難しい曲を演奏でき自信につながりました」と振り返る。 立道さんは「今年は一段とレベルの高い演奏が続出し、その中でバランスよく弾けたことが評価を受けました。大きな舞台で自分の一番いい所が出せるのが、ひかりちゃんの魅力」と話していた。 写真=「来年は高校生の部で挑戦したい」と話す泉さん |
舞鶴市小学生水泳大会で282人が力泳 背泳ぎ男子50メートル越後選手(中筋)が大会新で優勝 第33回舞鶴市小学生水泳大会(市小学校体育連盟主催)が8月6日、上安久の文化公園プールであり、男子50メートル背泳ぎで、越後智行選手(中筋)が34秒26の大会新記録で優勝した。 大会には、市内20校から282人が出場して、男子9、女子10種目で優勝を争った。選手たちは水しぶきをあげて力泳した。 結果は次の通り。 【男子】クロール25メートル=(1)眞下浩一(中筋)16秒98(2)中野開(同)(3)甲斐亮太郎(新舞鶴) ▽同50メートル=(1)木村典嗣(明倫)37秒25(2)材木優太(高野)(3)馬越康如(新舞鶴) ▽同100メートル=(1)淡井智昭(池内)1分7秒65(2)和田泰知(明倫)(3)嵯峨根稜太(中筋) ▽平泳ぎ25メートル=(1)嵯峨根幹雄(中筋)23秒48(2)村上興平(明倫)(3)木本裕章(倉梯第二) ▽同50メートル=(1)佐織歩(中筋)43秒62(2)保田大輔(倉梯第二)(3)橋本光司(余内) ▽同100メートル=(1)片山涼介(倉梯第二)1分33秒93(2)馬場康太朗(中筋)(3)田中佑樹(高野) ▽背泳ぎ25メートル=(1)丸谷浩史(高野)21秒36(2)田中慎太郎(中舞鶴)(3)山下拓磨(八雲) ▽同50メートル=(1)越後智行(中筋)34秒26=大会新(2)宮代優雅(倉梯第二)(3)木原裕貴(余内) ▽200メートルリレー=(1)中筋A(馬場康太朗、佐織歩、眞下浩一、越後智行)2分23秒45(2)明倫A(西田紫音、木村典嗣、真柄颯、和田泰知)(3)倉梯第二A(宮代優雅、前田勇人、保田大輔、片山涼介) 【女子】クロール25メートル=(1)加藤史菜(福井)17秒29(2)井上渚(吉原)(3)迫田彩有里(八雲) ▽同50メートル=(1)五十嵐千沙(中筋)34秒03(2)松本和香(高野)(3)東茉樹(新舞鶴) ▽同100メートル=(1)稲本真巳(新舞鶴)1分16秒63(2)境谷悠依奈(同)(3)石田朱里(中舞鶴) ▽平泳ぎ25メートル=(1)大平記華(三笠)22秒47(2)山下萌加(吉原)(3)浦川絢未(中筋) ▽同五十メートル=(1)古井彩(中筋)48秒78(2)松本睦月(中舞鶴)(3)西尾夕夏子(与保呂) ▽同100メートル=(1)中西志織(与保呂)1分37秒41(2)水上紀香(倉梯)(3)林那奈(中舞鶴) ▽背泳ぎ25メートル=(1)後守遥(福井)19秒04(2)山口佳奈(倉梯)(3)安本空(新舞鶴) ▽同50メートル=(1)谷実乃里(大浦)52秒20(2)瀬野実咲(新舞鶴)(3)波多野千夏(池内) ▽同100メートル=(1)森若菜(志楽)1分16秒17(2)平林世羅(中筋)(3)山口恵莉香(倉梯) ▽200メートルリレー=(1)中筋A(古井彩、吉岡美保、五十嵐千沙、平林世羅)2分34秒98(2)倉梯(山口恵莉香、阪口華、山口佳奈、水上紀香)(3)新舞鶴A(東茉樹、境谷悠依奈、樋口果歩、稲本真巳) 写真=男子50メートル背泳ぎ決勝のスタート |
2008年8月5日 |
浮島丸事件・殉難の碑建立から30周年 8月23日、韓国伝統舞踊家ら慰霊と平和願い舞う 浮島丸事件の犠牲者を追悼する殉難の碑建立から30周年を迎える今年、浮島丸殉難者を追悼する会(余江勝彦会長)は、韓国伝統舞踊家の金一志(キム・イルチ)さん(41)=京都市在住=らを迎え8月23日、北田辺の市民会館で舞踊公演を開催する。朝鮮半島に帰る途中で亡くなった人たちの慰霊と平和を願って舞う。翌日の追悼集会でも下佐波賀の碑前で祈りを捧げる。来場を呼びかけている。 事件は終戦直後の1945(昭和20)年8月24日に起きた。青森県下北半島で労働を強いられていた朝鮮人労働者と家族らを乗せた輸送船「浮島丸」が、朝鮮半島の釜山に向かう途中に寄港した舞鶴湾で爆沈し、549人が死亡した。市民らが追悼を続け、78年に現場近くの地に市民の募金や府・市の補助で、殉難の碑が建立された。 韓国で生まれた金さんは小学1年生から伝統舞踊を始め、18歳で語学留学のため来日した後も、両国を往復して人間国宝の舞踊家に師事。96年には京都市内でプロ集団「金一志韓国伝統芸術院」を設立し、各地で公演活動を行う。ソウルでの「大韓民国国楽コンクール」で大賞の長官賞を受けた。 知人から事件のことを知り、昨年の追悼集会で初めて鎮魂の祈りを込めて踊り、「亡くなった人たちの思いが胸に刺さった。2度と戦争を繰り返してはいけない」と感じた。今年の碑建立30周年にあたっても、文化を通して平和を発信し相互理解を深めたいと、公演の協力を申し出た。金さんと、同芸術院で学ぶ在日3、4世や日本人ら9人が出演し、伝統舞踊や創作舞を披露する。 金さんは「平和は1人1人が思わないと実現できない。公演が若い世代にも事件をもっと知ってもらい、心に何か伝える機会になれば。追悼を続けて下さる市民への感謝の気持ちも込めて舞いたい」と話していた。 会場では民族衣装の展示・試着、韓国の面の展示、韓国伝統芸能サムルノリの体験コーナーも設ける。公演は午後7時から。大人1000円、高校生以下500円。チケットは市民会館などで発売中。 【問い合わせ】電話63・2539、余江さん 写真=「僧舞」を舞う金一志さん |
本社など後援「市長旗全舞鶴少年野球」 球児の夏開幕、少年・学童上級でベスト4決まる 第19回市長旗全舞鶴少年野球選手権大会(舞鶴野球連盟主催、舞鶴市民新聞社など後援)は8月3日、行永の舞鶴球場で開幕した。開会式に続いて、少年の部と学童上級の部の1、2回戦が行われ、それぞれベスト4が決まった。 開会式では、学童上級と同下級の部の各14チーム、少年の部13チームの計41チーム、総勢約500人の球児たちが、日焼けした顔に闘志をみなぎらせて堂々の入場行進。国旗、市旗、舞鶴野球連盟旗を掲揚した後、前回優勝の学童上級と同下級の部の福井少年野球ク、少年の部の舞鶴東スポ少Aから市長旗、舞鶴市民新聞社杯が返還され、レプリカが授与された。 舞鶴野球連盟の倉橋貢会長が「暑さに負けず、しっかりプレーしてほしい。選手の皆さんの健闘を期待します」とあいさつ。斎藤彰市長は「苦しく辛い練習で培った成果を精一杯発揮してください」と激励した。 中筋少年野球クの新宮大雅主将が「全力投球、全力疾走、フルスイングでプレーすることを誓います」と選手宣誓。斎藤市長の始球式で熱戦の幕を開けた。 大会第1日は、同球場と青葉中学校グラウンドで少年の部の1、2回戦、東舞鶴公園陸上競技場で学童上級の部の1、2回戦が行われ、ベスト4が決まった。両部の準決勝、決勝戦は同10日、舞鶴球場で行われる。学童下級の部は同9日、東舞鶴公園陸上競技場で1、2回戦、同24日に中舞鶴市民グラウンドで準決勝、決勝戦が行われる。 結果は次の通り。 【少年の部】1回戦=舞鶴東スポ少A9―1鶴友クC、中筋少年野球ク6―2鶴友クA、舞星野球ク1―0南舞鶴スポ少B、南舞鶴スポ少A6―1高野ドジャース、志楽シャークス3―1舞鶴東スポ少B▽2回戦=舞鶴東スポ少A9―2与保呂スポ少A、中筋少年野球ク5―0舞星野球ク、南舞鶴スポ少A3―0鶴友クB、志楽シャークス4―2与保呂スポ少B 【学童上級の部】1回戦=朝来少年野球ク8―5与保呂スポ少、舞鶴東スポ少5―3池内少年野球ク、南舞鶴スポ少19―1三笠少年野球ク、明倫ヘッピリーズ10―1高野少年野球ク、志楽少年野球ク5―4志楽ドリームズ、余内少年野球ク6―4茜が丘ベースボールク▽2回戦=中筋少年野球ク11―1朝来少年野球ク、南舞鶴スポ少13―4舞鶴東スポ少、明倫ヘッピリーズ18―3余内少年野球ク、志楽少年野球ク2―1福井少年野球ク 写真=開会式で選手宣誓する中筋少年野球クの新宮主将 |
2008年8月1日 |
SKY大学修了・安達さんら市民22人が手作り 市へ記念事業記念品の亀ストラップ1500個 府主催のSKY大学を修了した市民らが、引揚最終船の入港50周年と引揚記念館の開館20周年に合わせ、亀ストラップ1500個を手作りし、記念事業の記念品として使ってほしいと、7月29日、市に寄贈した。市は9月6、7日に開催する記念事業で来場者に配布したいとする。 府などが高齢者に生涯学習の機会をと、毎年SKY大学を開催。平成18年度修了の伊佐津の安達一重さん(82)らが、市内の小学校教員で元市議の故田端ハナさんや婦人会が引き揚げ者を温かく出迎えたことから、今年の記念事業で来場者に温もりを伝える手作り品を贈ろうと呼びかけ、市民22人で亀のストラップづくりをした。 長寿を祈念して5円玉を手芸用のひものリリアンでつつみ、3カ月かかって1500個を完成させた。この日は11人が市役所を訪れ、受け取った斎藤彰市長は「田端さんの思いを皆さんが引き継がれた記念品を来場者に手渡したい」とお礼を述べた。 安達さんは「最初は500個のつもりがだんだんに増えました。田端さんのように心の持てなしができればと思いつくりました」、明倫小学校で田端さんの教え子だった南田辺の小島君栄さん(86)は「出迎えの活動をされている田端先生を覚えています。その当時を思い出しながら心を込めて仕上げました」と話していた。 写真=斎藤市長に亀ストラップを届けた安達さんら |
子育て支援「ママーズカフェ 10番」オープン 親子連れの来店者に限定、市商工観光センター2階に 子育て支援をキーコンセンプトに、親子連れの来店者に限定した喫茶店「ママーズカフェ 10番」がこのほど、浜の市商工観光センター2階にオープンした。保育士のスタッフが常駐し遊び場も備えており、府北部では初めてとなる会員制システムの店で、親子の交流の場にもなればとしている。 市内でホテルなどを経営する「アルスタ」(櫻木竜社長)が、今年1月に同センター一階に喫茶店を開業したのに続き出店。同社では幼児を持つ若いフタッフがいるが、飲食店に入っても一般客に気兼ねした経験などがあり、市内に子供連れでもゆっくり食事ができる場所を作ることにした。 事前に会員登録した親子連れのみ入店できるシステムで、会員の対象は幼児から12歳(小学校6年)までの子供を持っている人。会員と一緒であれば非会員でも入店できる。店舗は約200平方メートル、内遊び場は約24平方メートル。オムツ室と授乳室も備える。6席のテーブル10卓のほか、カウンター席もある。手作りの生パスタを使ったスパゲティー、サンドイッチ、ドリンクなどを提供する。 櫻木社長は「親子連れでも安心して食事をしていただけます。気晴らしに公園へ出掛ける感覚で母親、子供同士が友達になれる場になれば」と話していた。営業は平日午前10時〜午後8時、土・日・祝日は午後8時まで。入会費は100円。遊び場使用料は200円(2時間まで。延長は30分ごとに50円)。 【問い合わせ】電話66・6300、同店 写真=子供の遊び場を備えた店内 |
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