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2009年9月29日

子ら自分で釣った魚の標本づくり
10月17日からの「浮遊博物館」で展示
 アート活動の拠点として、赤れんが倉庫群の活用について提案する「まいづるRB」(NPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴、舞鶴市共催)は9月27日、長浜の京都大学舞鶴水産実験所で、魚の標本をつくるワークショップを開いた。アート・プロジェクトとして、10月17日から北吸の赤れんが倉庫7号館で開催する「浮遊博物館」の展示作品づくりの一環で、子供たちらが自分で釣った魚の標本づくりに取り組んだ。  ワークショップでは、前日の9月26日に千歳の親海公園で、魚釣りを行った。釣った魚の標本づくりには、魚釣りに引き続いて、小学生と保護者ら25人が参加。京都大学助教で農学博士の甲斐嘉晃さんが指導した。  参加者は、釣った魚の名前の図鑑調べ、体長10〜15センチのマアジやマイワシなどを発泡スチロールの上に置いて、背ビレや腹ビレなどにピンを刺し、標本にする前処理を行った。この後、甲斐さんが魚にホルマリンを塗布して、さらにホルマリン漬けにした。  新舞鶴小学校5年の野崎夕衣さんは「ヒレにピンを刺すのは難しかったけど、標本づくりはおもしろかった。標本が展示されたら見に行きたい」と話していた。  「浮遊博物館」は、美術作家の小山田徹さん=京都市在住=の監修で開かれ、9月12、13日の海辺をめぐる採集ワークショップで、拾い集めた漂着物など、海にかかわる物品が展示される。  10月12〜16日、同倉庫の展示作業のボランティアを募っている。
【問い合わせ】電話66・1096、同舞鶴

写真=魚の標本づくりに取り組む子供たち
府内で舞鶴が初、府北部での競技の普及めざす
舞鶴市体操協会が発足し10月には小学生大会
 府北部での体操競技の普及を目指し、舞鶴市体操協会(松本昭司会長)が設立され、9月26日、浜の市勤労者福祉センターで、関係者が集まり発足式と記念懇談会を開いた。10月25日の同協会主催の小学生大会の準備を進めている。  舞鶴市内では中筋体操教室が約30年間、子供たちに体操を指導し、最近はディナモ舞鶴スポーツクラブにも多くの子供たちが通っている。夏休み中には市教委主催の体操教室がここ3年間開かれ、競技に親しむ子供たちが増え、各小学校からも指導の依頼もある。  指導者や競技経験者たちで協会設立に向け準備をしてきた。発足式では協会理事長の高橋一郎さんが発足宣言をし、長年中筋体操教室で指導をする松本会長が「まだまだ府北部は選手と指導者が少ないが、将来京都や近畿大会へ羽ばたく選手を育てたい」とあいさつ。舞鶴市スポーツ協会の安達渉会長もお祝いに駆けつけた。小学生選手らを含む約30人が出席し、会食をしながら懇談した。  府内の市町村単位での体操協会は舞鶴が初という。11月には同志社大学体操部の練習に参加する。

写真=協会発足のあいさつをする松本会長と出席者
2009年9月25日

デフリンピック台北で上田選手(日星高出身・東京富士大)
卓球女子団体・シングルスで銀メダル
 台湾で開かれた世界の聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック台北2009」がこのほど閉幕し、卓球競技で日星高校出身の上田萌選手(19)=東京富士大学2年=が、女子団体で銀、女子シングルスで銀と2つのメダルを獲得した。また、東舞鶴高校出身で兄の上田大輔選手(24)=大阪府立だいせん聴覚高等支援学校勤務=は、男子団体で4位入賞に大きく貢献した。  日程前半の女子団体戦は、準決勝でウクライナに3―0と快勝し、銀メダルが確定した。続く決勝で強豪の中国と戦った。上田選手は大会前から注目を集めて対戦チームに研究され、相手もエース級をぶつけてきた。自身も調子が上がらず実力を出し切れないまま敗れ、チームも目標の金メダルに手が届かなかった。  日程後半になり復調の兆しを見せ、シングルス準々決勝では現世界1位の中国選手と対戦。団体戦で負けた相手だったが、早い攻めでチャンスを作るプレーで崩し、4―1で圧倒した。ダブルスで金を取った中国選手との決勝は、善戦をしたものの3―4で敗れた。  男子は団体で3位決定戦で中国に敗れてメダルに届かなかったものの、戦前の予想を超える4位入賞を果たした。上田大輔選手は勝負所で活躍した。  萌選手は「まだまだ世界チャンピオンになれないことを実感しました。シングルスの決勝を振り返って練習に励み、4年後のアテネ大会でリベンジしたい」と話している。  日本代表コーチとして2人を見守った谷上宏樹さんは「萌選手は前半はプレーに迷いがあったが、後半は自分の力を出し切れた。金は取れなかったが新しいプレースタイルの手応えという収穫をつかんだ。大輔選手は団体四位入賞をした男子のMVP選手です」と今大会を振り返った。

写真左=卓球女子シングルスの銀メダルを手にする上田選手(日本ろうあ者卓球協会提供)
写真右=卓球男子団体4位入賞に大きく貢献した兄の大輔選手
八島商店街「チャレンジショップ 」10月16日オープン
開設へ改装作業 、応募者ら現地見学で夢膨らむ
 NPO法人舞鶴市女性センターネットワークの会(伊庭節子理事長)が、浜の八島商店街の空き店舗を活用したコミュニティスペースの開設に向け、チャレンジショップへの参加を検討している市民たちが、このほど改装中の店舗を見学した。スペースの名称も応募の中から「ほっとハウス」と決まり、10月16日のオープンに向け、会員たちが清掃や壁の塗り替え作業などに取り組んでいる。  まちを元気にしようと、地域の人や観光客の交流を生む場にと開設する。「チャレンジショップほっと」では、厨房やボックスをレンタルして食品の製造、作品などの販売▽教室の開催などに挑戦できる。「カフェほっと」では飲食の持ち込みができ、コーヒーなどを提供する。「親と子のひろばほっと」は20畳の部屋で親子が集える。  名称は市民から応募した数案を組み合わせて決定。また、チャレンジショップの希望者から要望を聴き、3パターンの料金の設定や駐車場の確保、土・日曜も営業するなどにした。改装中の店舗も見学し、「店の予定を表に表示を」などの意見を交わした。パソコンによるショッピングサイトの作成の教室、惣菜や天然酵母パンの製造販売などの希望が出ている。  業者の手で改装中だが、会員たちも自ら壁の塗装作業をしたり、協力者から不要な厨房施設や照明器具を譲り受け磨くなど汗を流している。今後もショップの希望者を募っている。
【問い合わせ】電話63・3305、市女性センター内

写真=NPO法人舞鶴市女性センターネットワークの会 理事(左)から厨房の説明を聞く市民ら
2009年9月18日

日本詩吟学院師範で舞鶴岳風会で今年100歳
現役指導者の植田さん(引土)、詩吟に打ち込む
 日本詩吟学院師範で舞鶴岳風会に所属する引土の植田誠治さん(99)が、同会の最年長として元気に34年間詩吟に打ち込んでいる。週1回の指導のほか年に2回の発表会にも出演している。腹から声を出す詩吟が健康法にもなっており、植田さんを見習って教わる人もいる。12月には100歳を迎える。  友人の誘いを受けて、1975年から岳風流を習い始めた。以前に父親の影響で20歳ごろから観世流の謡曲をしており声を出すのが好きだった。87年師範の免状を受け公民館などで指導を続けた。現在は引土教場で教える。  祖父から続く3代目の大工だった。戦前、28歳で旧満州に渡ってヤマトホテルで建物や備品の保守管理の仕事をした。徴兵を受けて台湾で終戦を迎えた。戦後は国鉄マンとして車両の修理を担当した。  大きな病気にかかったことはない。特に健康に気をつけているわけではなく、腹から声を出すことが体の健康に、漢文を覚えることが頭の体操になっている。もう1つの趣味の読書も意欲が衰えることなく、池波正太郎の時代小説を読破している。  好きな詩句は日露戦争を戦った乃木希典大将の「金州城下の作」。旧満州の風景を詠んだ内容が懐かしさを誘う。五年間指導を受ける小谷要一さん(70)は「植田さんを見て健康が維持できるならと始めました。いまだに声量は衰えず、私たちの見本の先生です」と話していた。  植田さんは「皆に助けてもらって好きなことをやってこられた。『倒れて後止まん』の心境で、元気な内はずっと続けたい」といつものように練習に励んでいる。

写真=好きな詩句を歌う植田さん
舞鶴引揚記念館が俳句と短歌募る投句箱設置
平和のメッセージ発信、来年4月の八重ざくら観桜で発表
 舞鶴引揚記念館は、「引き揚げのまち・舞鶴」をテーマとした俳句と短歌を募るため、このほど同館内など3カ所に投句箱を設置した。来年4月の八重ざくら観桜で作品を発表する。  同館は今年、引揚記念公園にある八重桜を観る会で、初めて俳句と短歌を募り全国から379点の応募があったことから、文芸作品で平和へのメッセージを発信しようと、投句箱を常設することにした。  投句箱は同館、記念公園頂上、引揚復元桟橋に設置。投句箱に備え付けの応募用紙に記入して投函するか、郵送でも受け付ける。応募は来館した小学生以上ならだれでもできる。締め切りは来年2月28日。観桜賞なども決める。

写真=引揚記念公園頂上に設置された投句箱
2009年9月15日

約40年ぶりにに水車復活、地域のシンボルへ
杉山地区「ゴットン、ゴットン」と懐かしい音響く
 大杉の名水や棚田で知られる杉山地区で、地元住民やNPO法人名水の里杉山、府、市、府立北桑田高校(京都市)が協力し、約40年ぶりに水車を復活させた。完成した水車と小屋で11月、地域で収穫した米と蕎麦を精米・製粉するほか、名水で回す水車として村づくりのシンボルにしていく。「ゴットン、ゴットン」と懐かしい音が近く杉山に響きわたる。  青葉山中腹に位置する杉山では地域の活性化を目指し、NPOなどが中心になり、市民農園の開設や石窯によるパン作り、地元の酒米と名水による地酒づくりなどを行っている。約40年前には回っていた水車の復活も計画し、約1年前から関係機関と取り組んできた。  松を素材にした水車は直径3メートル、幅45センチ。設計は北桑田高校森林リサーチ科の3年生が担当し、製作は専門の大工が行った。小屋は面積約19平方メートル、生徒たちが材料を加工。9月11日〜13日にかけ生徒や地元の人らが協力して水車を組み立て、小屋も完成させた。総事業費は約300万円。  杉山区長で名水の里杉山理事長の松岡良啓さん(62)は「以前ここには3基の水車があった。水車精米は時間がかかるが、熱をもたずおいしいお米がつきあがる。名水で育てた水車米として販売をし、耕作地が増えることにもつながれば」と話し、精米以外にも発電に活用もと夢を広げている。  今後は水車に杵と以前使っていた臼を取り付け、11月の収穫祭で完成式を開いて使い始める。

写真=設置された木製の水車
ご当地自慢味巡り、全国のB級グルメ一堂に
9月26日に八島商店街周辺などでフェスタ
 B級グルメとも呼ばれる庶民の味を一堂に集めた「ご当地自慢グルメフェスタinまいづる」(同実行委員会主催)が9月26日、浜の八島商店街周辺などで開かれる。富士宮やきそばなど全国から11点、迎え撃つ地元舞鶴から肉じゃがなど5点が勢揃いし、味巡りを楽しめる。食を通してまちの賑わいを作りだす。  市外から出品するのは加古川かつめし(兵庫県)▽駒ケ根ソースかつ丼(長野県)▽浜松餃子(静岡県)▽すその水ギョーザ(同)▽静岡おでん(同)富士宮やきそば(同)▽各務原キムチ(岐阜県)▽黒石つゆやきそば(青森県)▽津山ホルモンうどん(岡山県)▽小倉発祥焼うどん(福岡県)▽肉じゃが(広島県)。  舞鶴からは肉じゃが▽海軍ビーフカツレツ丼▽海軍さんのカレー▽ホルモンうどん▽舞鶴だるま弁当。それぞれ200円〜500円で販売する。マイコムでは京のふるさと逸品コーナーを設け、舞鶴かまぼこ、舞鶴ちくわパン、肉じゃがポテト、農産品や加工品も販売する。時間は正午〜午後6時半。  また、東地区の三条、大門、七条、八島の各商店街、実業会加盟店で事前に買い物をした人に商店街ごとに5色に色分けしたシールを配布し、異なる色のシールを3つ集めてフェスタに持参し抽選で500人に当日会場で使える食事券(500円分とお土産など)を抽選でプレゼントする。
【問い合わせ】電話66・1024、実行委員会事務局

写真=グルメフェスタをPRするちらし
2009年9月11日

鉄のオブジェを工場で制作、綾部で展示も
カバの彫刻作品で知られる作家・松浦さん(城陽市 )
 カバの彫刻作品で知られる城陽市の立体造形作家、松浦つかささんが今夏、堂奥の金属加工業「酒井製作所」(酒井泰三さん経営)の工場で、重さ500キロもある鉄のオブジェ作品の制作に取り組んだ。鉄の加工にかけてはプロの酒井さんからアドバイスを受けるなどし、約1カ月半の間、作家と職人が鉄をはさんで共に刺激を受けた。綾部市の陶芸家、トレーシー・グラスさんが9月19日から開く作品展に展示される。  松浦さんは大阪天王寺公園に作品が設置されている。現在は綾部市奥上林の旧小学校校舎をアトリエに制作に励み、5月には舞鶴のサンムーンで作品展もした。鉄の大型作品のアイデアを約20年以上前から温めていたが、重い鉄を扱う場所がなく断念していた。そんな中、松浦さんに作品展への出品を依頼した友人のトレーシーさんが、自身在住する老富町出身で顔見知りの酒井さんに工場の一角を借りることを申し出た。  無機物から生命を感じさせることをテーマに、7月から鉄板を裁断したりプレスで曲げるなど、工場の工作機械も借りて作業を開始。ボルトで留めるあわせ穴の取り付けなどで、酒井さんから技術的なアドバイスを受けた。作品は長さ3メートル、高さ1.6メートル、幅80センチで、12のパーツからなる。分解して綾部のアトリエに持ち帰り、最後の仕上げをする。  酒井さんは「私の仕事は図面通りに作り、作家はイメージを形にするという違いがあり、同じ鉄が別物になっていくのが面白い。完成品を見に行きたい」と話す。松浦さんは「場所と道具をお借りしアドバイスも受けられ、本当にありがたいです。鉄の仕事は面白い」と制作を楽しんでいた。  作品展「炎のおかげ展」は、トレーシーさんの綾部在住20年と親友の崔華芬(チェ・ファブン)さんの7回忌に、同19日〜23日、綾部市とよさか町の交流プラザで開かれる。陶芸家の梶なゝ子さんや石橋裕史さん、現代アートの画家の嶋谷卓之さん、書・水墨画の娥影(ガ・エイ)さんら8人も作品を寄せる。入場無料。
【問い合わせ】電話0773・43・1236、綾部工業団地

写真=作品を前に制作者の松浦さん(右)とアドバイスする酒井さん
神崎浜で漂着物採集、海の環境考える
舞鶴海洋少年団がビーチコーミング
 舞鶴海洋少年団が海に親しむ活動の一環として、9月6日、神崎の神崎海水浴場で浜辺の漂着物を採集するビーチコーミングに取り組んだ。海から流れ着いたものを関心の向くまま拾い集め、人工物や自然物などに分類したり、集めた貝殻で鉛筆立てづくりをした。  ビーチコーミングは、興味に応じて漂着物を拾い集めたり、研究するもので各地の海辺で楽しまれている。同少年団もこの活動を通して海の環境を考えようと、団員11人と指導員4人が行った。  参加者たちは浜辺でペットボトルや海藻、空き缶などを回収し、ハングル文字の入った使い捨てライターや漁具などを捨てられた人工物▽小魚の遺体を海から来た物▽ドングリなどを陸から来た物に話し合いながら分類した。倉梯第二小学校6年の一ノ瀬陽奈さんは「集めた漂着物のうちのごみ類は、大人が出したごみがほとんどのように感じました」と話していた。

写真=浜で集めたものを分類する団員ら(舞鶴海洋少年団提供)
2009年9月8日

市指定・府の登録無形民俗文化財「 吉原の太刀振」
4年に1度、11月3日朝代神社奉納へ練習始まる
 市指定文化財と府の登録無形民俗文化財になっている吉原の太刀振(たちふり)を、11月3日の朝代神社秋季祭礼に奉納するのに向け、演じ手たちが吉原小学校体育館で練習に取り組んでいる。4年に1度演じられるもので、2人1組になって小太刀など8つの型を披露する。まつり子と呼ばれる男子の園児から社会人までが、保存会会員の指導できびきびとした動きを見せている。  吉原の太刀振は、関が原合戦時の田辺籠城戦で西軍に包囲された際、功のあった吉原の漁民に細川氏が許した武道の型を伝えたものが由来という。地元に残る同神社祭礼の飾り物の傘鉾には、寛政9(1797)年9月の墨書きがあり、歴史を伝えている。  昭和3年まで継続していたが、戦争が激化するのに合わせしばらく中断し、昭和29年に再開され4年に1度奉納されるようになった。当初は東吉原地区の長男のみで担っていたが、少子化で人の確保が難しくなったため、東西の吉原地区で行うようになり、さらに今年から匂崎地区の子供も参加している。  元まつり子の吉原太刀振保存会(嶋田勉会長)が伝承に努める。社会人が演じる大薙刀、10歳前後の少年が演じる小太刀など年齢別に八つの型で、まつり子の18人はそれぞれの指導者から、目線や足の立ち位置、棒を持つ手の場所など注意を受け練習に励む。  嶋田会長は「練習には吉原を出た元まつり子も応援に駆けつけてくれます。神社での奉納が終わり小学校の運動場で最後の演技をする時には、地元の人が拍手喝采で出迎え何度見てもいい光景です。祭りが地域を結ぶつけています」と話す。小薙刀を演じる城北中2年の橋本侑弥君は「4年前に見た小薙刀の演技に近づけるようにしたい」と練習する。11月3日に南田辺の舞鶴公園などで奉納する。

写真=保存会会員から指導を受けるまつり子たち
若浦中の体育祭に幟「舞え若鶴」が立つ
生徒たちにエール、PTAOB会が寄贈
 市内の中学校で一斉に体育祭が開催された六日、大波下の若浦中学校(瀬尾勝巳校長、171人)に、同校PTAOB会(川崎清四郎会長)が、幅1メートル、長さ11メートルの幟を贈り、生徒たちにエールを送った。  同校の歴代の校長や同窓会長、PTA会長でつくる同OB会は、生徒たちに中学校の思い出の1つにと、地元で子供が生まれた家庭で立てる風習がある幟の寄贈を決めた。幟には、校章と生徒たちから募った「舞え若鶴」の文字と学校名が、スクールカラーの紺地に白色で染め抜かれている。制作費は約20万円。  幟の贈呈式は、体育祭の昼休みに行われた。同校グラウンドの一角に、竹竿を支柱にして立てられた幟を前に、川崎会長から瀬尾校長に目録が手渡された。瀬尾校長は「毎年体育祭にこの幟を立て、若浦中のシンボルとして大切にしたい」と、感謝の言葉を述べた。

写真=校庭の一角に立てられた幟
2009年9月4日

デフリンピック出場の上田兄妹と谷上コーチに
一条卓球ク、日の丸にメッセージを寄せ書き
 9月5日から台湾で開かれる世界の聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック」に、卓球日本代表として出場する舞鶴出身の上田大輔選手(24)と上田萌選手(19)、コーチを務める日星高校卓球部監督の谷上宏樹教諭(33)を応援しようと、3人が所属し指導を受けた一条卓球クラブ(小畑喜生代表)が、日の丸の大きな旗にメッセージを寄せ書きし3人に贈った。クラブで培った「のびのび卓球でプレーを」とメンバーたちがエールを込めている。  東舞鶴高校出身の大輔選手=大阪府立だいせん聴覚高等支援学校勤務=、日星高校出身の萌選手=東京富士大学2年=は、団体・ダブルス・シングルス・混合ダブルスの4種目に出場する。萌選手は日本選手団の主将も務める。  感音性難聴でほぼ両耳が聴こえない2人は、一条卓球クラブで卓球を始めた。大輔さんが4歳、萌さんが5歳。小畑代表は、大輔さんに入部前に友達を作ることや卓球を楽しむことをアドバイス。萌さんにはサーブを指導し、小学6年で全日本選手権ホープスの部でベスト8に。  兄妹はハンディを練習で克服し、独特の感覚をつかんで健聴者と互角に対戦し、中・高校時代にインターハイなどにも出場した。中・高校の卓球部で活動しながら小畑代表にも指導を受けた。谷上コーチも小・中校時に同クラブに通った。  寄せ書きには子供から社会人までの約50人が、「金メダルを目指してがんばれ」「のびのびと力いっぱい楽しんでプレーを」などを書き、谷上コーチへ届けた。白糸中1年の内藤沙織さんは「一度高校生の萌選手と対戦し、年下の私にも手を抜かずに試合をしてくれました。先輩たちは私の憧れ。4種目でメダルの獲得を」と応援する。  小畑代表は「大輔選手は卓球を止めたいという時期もありましたが、粘り強さが今のプレーに実っています。萌選手は待ち時間でも素振りをするなど、練習の集中力が飛び抜けていました。プレッシャーのかかる場面で自分の力を出す一条ののびのび卓球を台湾でも発揮してほしい」と話す。卓球競技は9月6日から始まる。

写真=寄せ書きした日の丸の旗とクラブ員たち
ジュニアの部で舞鶴選抜が部優勝
舞鶴LC杯少年サッカー大会で
 第16回舞鶴ライオンズクラブ杯少年サッカー大会(舞鶴ライオンズクラブ主催)が、8月30日、伊佐津の西運動広場で行われ、ジュニアの部(小学生)は舞鶴選抜、ジュニアユースの部(中学生)は福知山選抜が優勝した。  青少年の健全育成を目的に、同クラブが舞鶴、福知山、綾部、宮津市の小、中学生のサッカーチームを招待して開催している大会。4市のジュニア、ジュニアユースの代表チームが、リーグ戦で優勝を争った。  ジュニアの舞鶴選抜は、福知山と0―0で引き分けたが、綾部を1―0、宮津を8―0で破り、2勝1分け(勝ち点7)で優勝した。ジュニアユースの福知山選抜も、2勝1分け(勝ち点7)で優勝した。  試合後の表彰式では、舞鶴ライオンズクラブの大滝隆信会長が、舞鶴選抜、福知山選抜にライオンズクラブ杯を贈り、選手1人1人の胸に優勝メダルをかけた。
 結果は次の通り。
 ▽ジュニアの部=(1)舞鶴選抜(2)綾部SC(3)下六サッカースポ少(福知山)(4)宮津サッカースポ少
 ▽ジュニアユースの部=(1)福知山選抜(2)綾部フリーゲン・フースバルク(3)宮津ジュニアユース(4)舞鶴選抜

写真=舞鶴選抜(手前)の選手に優勝メダルが贈られた
2009年9月1日

愛のメッセージを板に描こう!出品呼びかけ
知ろう館活用協が舞鶴かま板『絵と文字』大賞創設
 舞鶴かまぼこ知ろう館活用協議会は、舞鶴かまぼこの新たな魅力づくりにと、「舞鶴かま板『絵と文字』大賞」を創設した。舞鶴かまぼこの板に愛をテーマにした絵と文字を描いてもらう企画。11月15日に大賞などの受賞者を発表し、応募作品は伊佐津の西駅交流センターに展示する。出品を呼びかけている。  舞鶴蒲鉾協同組合(高野真一代表理事)は、西駅前の京都交通待合所の一角に舞鶴かまぼこの歴史や製法を紹介する資料館を設置したのを機に、市内で唯一の地域ブランドの舞鶴かまぼこにもっと市民に親しんでもらう取り組みを検討しようと、市民グループや行政などに呼びかけ同協議会を設けた。  第1弾の活動として、かまぼこ板に絵と文字を描くコンテストを実施する。作品のテーマは「愛」。かまぼこに限定する必要はなく、家族や友人、趣味などに対する愛を表現する。大賞(1人)には賞金3万円と舞鶴かまぼこセットなど、特別賞(2人)は賞金1万円など、幼児・小・中・高校生の部のスクール賞を設ける。かまぼこの日の11月15日に審査結果を発表。作品は同組合ホームページ上で紹介し、同センターで作品展も開く。  板は舞鶴かまぼこの身を剥がした板に限る。画材は何でもよく、多少の彫刻も可。板をつなげたものは不可。応募は1人1点で締め切りは10月23日(消印有効)。作品を解説した文章を添えて、板の裏面に住所、氏名、年齢、性別、連絡先の記入を。応募先は〒624―0914 下安久1013―11 舞鶴蒲鉾協同組合 かま板「絵と文字」大賞係(電話75・0865)。

写真=舞鶴かまぼこと板に描いた作品の一例
本社など後援「市長旗全舞鶴少年野球」
少年の部で与保呂スポ少A、5年ぶり4回目の優勝
 第20回市長旗全舞鶴少年野球選手権大会(舞鶴野球連盟主催、舞鶴市民新聞社など後援)は、8月29日、伊佐津の西運動広場で、少年の部の準決勝、決勝戦が行われ、与保呂スポーツ少年団Aが5年ぶり4回目の優勝を果たした。  決勝戦は、準決勝で高野ドジャースを破った与保呂スポ少Aと、中筋少年野球クAに競り勝った舞星野球クが対戦。与保呂スポ少Aは、2回に一挙8点を奪う猛攻を見せ、舞星野球クの反撃を3点に抑えて勝った。  試合後、表彰式が行われ、舞鶴野球連盟の倉橋貢会長が、優勝した与保呂スポ少Aに市長旗と舞鶴市民新聞社杯、準優勝の舞星野球クに準優勝盾を授与。「雨で日程が変更となり、今日も小雨の中の試合となったが、両チームとも気力で跳ねのけた素晴らしい試合だった」と、健闘をたたえた。  学童下級の部の1、2回戦は、8月30日、余部下の市民グラウンドで行われ、ベスト4が決まった。学童上級の部は9月5日、同下級の部は9月12日、行永の東舞鶴公園陸上競技場で準決勝、決勝戦を行う。
 少年の部の準決勝、決勝戦と学童下級の部の1、2回戦の結果は次の通り。
 【少年の部】準決勝=与保呂スポ少A3―0高野ドジャース、舞星野球ク2―1中筋少年野球クA▽決勝=与保呂スポ少A8―3舞星野球ク
 【学童下級の部】1回戦=高野少年野球ク3―2明倫ヘッピリーズ、中筋少年野球ク11―3朝来少年野球ク、池内少年野球ク4―1舞鶴東スポ少、余内少年野球ク13―1南舞鶴スポ少B、与保呂スポ少7―2茜が丘ベースボールク、福井少年野球ク6―6志楽少年野球ク(福井の抽選勝ち)▽2回戦=南舞鶴スポ少A3―2高野少年野球ク、池内少年野球ク6―1中筋少年野球ク、余内少年野球ク5―2三笠少年野球ク、福井少年野球ク20―0与保呂スポ少

写真=少年の部で優勝した与保呂スポ少Aチーム
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