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2010年1月29日

大庄屋上野家管理運営「KYO・ふるさと加佐」
地域の食材活かし米粉うどんメニュー始める
 西方寺の大庄屋上野家を管理運営するNPO法人KYO・ふるさと加佐(弓削寿理事長)は、地元加佐産の米を使った米粉うどんの提供を、2月4日から始める。また、地元で捕獲された猪を調理した煮込み米粉うどんも、冬季限定でメニューに加えた。これまで予約制での食事の提供のみだったが、地域の食材を活かした様々な食の開発に今後も力を入れ、気軽に立ち寄り食事を楽しめる場にしていきたいとする。  上野家は江戸時代後期から田辺藩の大庄屋を務めた旧家で、その一部茅葺きの母屋の座敷や庭園など昔ながらの民家の様子を伝えている。市が改修工事を行い、2005年に加佐交流拠点施設としてオープン、同NPO法人が地場産品を使った加工品の販売、蔵での作品展などに取り組んでいる。現在、年間の入場者は約6000人。  予約制で田舎料理の提供をしているが、見学者たちにいつでも昼食を取りながらゆっくり過ごしてもらおうと、昨年の一時期うどんを出していた。取り止めたその後も昼食の要望があったため、メニュー作りを検討。同施設で米粉パンを製造・販売していることから、同じ地元産の米を使ったいくつかの料理アイデアの中でうどんを作ることにした。  特産品担当スタッフらが昨年12月から試作を重ね、米粉70%、ジャガイモの粉30%を使った「彌一郎うどん」を完成させた。麺はきしめんのように平な形で、歯ごたえがありつつ食べやすい食感に。醤油を中心にした出汁に舞鶴かまぼこ、この時期は長谷地区のユズを香りづけに載せた。麺は専門の業者で製粉・製麺する。400円。  もう一品は猪と味噌を煮込んだうどん。地元の猟師が捕獲した猪の肉を米粉うどんの上に載せ、味噌と猪肉の旨みが出ている。煮込んでも麺は柔らかくならず、しっかりとしたこしを保っている。900円。3月までの冬限定のメニュー。  上野家マネージャーの布施直樹さん(36)は「いつでも立ち寄って食事ができる施設にすることで利用者を増やしたい。これを機会に米粉ケーキや玄米ポン菓子など、地元食材を使った食の開発もできれば」と話している。昼食の営業時間は午前11時半〜午後2時。水曜休み。
【問い合わせ】電話83・1300、上野家

写真=米粉を使ったうどん(左)と猪肉の煮込みうどん
八島商店街空き店舗「 ほっとハウス」開設3カ月
利用呼びかけ、市民や観光客らが集う場に
 NPO法人舞鶴市女性センターネットワークの会(伊庭節子理事長)が運営する、浜の八島商店街の空き店舗を活用したコミュニティスペース「ほっとハウス」が、開設から3カ月を迎えた。今後もPRに努めて利用を呼びかけ、市民や観光客らが集う場にしたいとしている。チャレンジショップでキャンペーンを行っている。  市民がつながる地域の拠点として、同会が昨年10月に開設した。得意な技を活かして店舗経営の体験ができるチャレンジショップ、食べ物の持ち込みもできるカフェ、親子がつどえる広場事業の3つの柱を据えた。食の地域ブランドの商品開発にも取り組んでいる。  チャレンジショップでは、手作りの作品などを籠などに入れて販売ができる「チャレンジボックス・かご」、壁面に作品を展示販売できる「チャレンジ壁」などのコーナーが設けられ、手作りのアクセサリーや野菜などが並ぶ。各種の講習会も開くことができ、これまでマイ箸づくりなど5講座を企画。親と子の広場にはチラシなどを見て平日でも訪れる親子もおり、利用が広がってきた。  食の地域ブラントでは、舞鶴かまぼこのすり身に刻んだ万願寺甘とうを入れて、アメリカンドッグのころもで揚げた「舞鶴かまぼこドッグ」(100円)、肉じゃがコロッケをパンにはさんだ「舞鶴肉じゃがコロッケドッグ」(250円)を開発した。舞鶴や呉など旧海軍4市のコロッケの4点セット(400円)も販売している。  同会副理事長の並川はるみさんは「まだまだPR不足で講座の受講生が集まらないケースもありましたが、まずは知ってもらうことが大切なのでぜひ現場を見てほしい」と話している。  チャレンジボックス・かご・壁のコーナーではチャレンジ登録した会員を対象に、月2000円の利用料を売上の20%(上限2000円)にするキャンペーンを3月末まで実施中。広告チラシを置いたり、予約注文の場としての利用やグループでの出店もできる。開店日は毎週月・水・金・土・日の午前10時〜午後4時。  チャレンジセミナー&意見交流会を30日、2月1日に開く。30日午前10時半から簡単な帳簿の付け方、1日午後1時から質問会。講師は松本和枝さん。参加費は一般500円(1回)。
【問い合わせ】電話62・1615、ほっとハウス

写真左=手作り品を販売するチャレンジかごのコーナー
写真右=舞鶴かまぼこや肉じゃがコロッケを使った食の地域ブランド商品
2010年1月26日

金色の輝きと外観で人を招く「天使のうんこ」
「運がつくように」森本町の「舞鶴巧芸」に展示
 森本町の織物・美術工芸業「舞鶴巧芸」に展示されている立体の造形作品が、金色の輝きとその外観で人を招き寄せている。市民2人が、「不景気な世の中に明るく面白く、ちょっと笑える話題をつくろう」と、譲り受けた作品に金箔を張って手を加えた。名付けて「天使のうんこ」。受験を控えた高校生やパチンコに向かう人たちが「運がつくように」と、ありがたい作品として手で触っている。さて、御利益は?  発案者は余部下の稲岡博さん(60)と同社の田中光さん(60)。約15年前に神戸市で起業した人が会社のシンボルにと、著名な造形作家に依頼し事務所に置いていた。その後、譲り受けた男性が自宅の改築で不要となり、仕事仲間の稲岡さんが次のもらい手の相談を受け、友人である田中さんに声を掛けた。  作品は高さ約80センチ、とぐろを巻いた3層の構造で1番下の直径は約80センチ。重さは約5キロ。外形は多面体。内側は多数の木の棒の骨組みによって支えられている。形を見た田中さんは「運の固まりのよう。上に金箔を貼ればさらに運が強くなる」と金箔を貼ることを提案。同社は西陣織の帯を作るため、金箔や螺鈿などの重ね貼りの仕事や、最近ではこの技術を活かして七宝かさね絵の観光土産品も作る。  今月中ごろ、2人が協力して3日間かけ、12〜15センチ四方の金箔約150枚を朱色の表面に貼った。金色から天使をイメージして名付け、「天使のうんこ」と染めた幟と天使のストラップ20個も作る気の入れよう。  外から見える場所に置いたところ、通学途中の高校生たちが携帯電話で撮影したり、受験生が田中さんに声を掛け、合格祈願にと触って行った。また、パチンコ店に出かける途中の市民も「勝負運、金運がつくように」と触れ、手についた金粉を体に撒いていく。  稲岡さんは「こんな面白いものを引き受けてくれるのは、田中さんしかいないと思った。みんなで運を分かち合えれば」、田中さんは「少しでも楽しい話題になればとの思い。触って元気になってもらうことで私たちも元気になれる」と話している。2人はイベントでの集客のための貸し出しなどのアイデアを語り合っていた。

写真=とぐろを巻いた3層の形に金箔を張った作品と稲岡さん
京人形の職人の技結集「ひなまつり展」
1月31日までギャラリー・サンムーンで
 伝統工芸品となっている京人形の雛人形を展示したひなまつり展が、浜のギャラリー・サンムーンで開かれている。200年以上前の雛人形「親王飾り」が初公開されているほか、頭や髪付などの専門の職人たちが長年継承してきた熟練の技を見ることができる。来場者は一足早く華やいだ春の雰囲気を楽しんでいる。1月31日まで。  宮廷文化が華開いた京都は人形発祥の地といわれ、江戸時代に盛んに作られた雛人形もその製作の中心は京都で現在もその技術が受け継がれている。京人形は着付、手足、小道具など製作工程が分業化され、専門の職人たちの技が結集して出来上がる。  作品展では、京都市の家に伝わる文化2(1805)年に作られ、修復を終えて蘇った親王飾り、シルクの艶やかな髪が美しい市松人形、平安の京を思わせる衣装の雛人形など、会場は花が咲いたような華やぎに溢れている。陶芸家たちの動物雛や染色作家のタペストリー、端午の節句の作品も並ぶ。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン

写真=約200年前に作られた雛人形
2010年1月22日

グラウンド整備用の木製トンボ40本寄贈
城南中へ見守り続ける製材所を営む住民ら
 京田の城南中学校(福島治校長)に、校区内で製材所を経営する地域の住民が、見守り続けている部活動を応援しようと、グラウンド整備用の木製のトンボ40本を寄贈した。受け取った学校ではグラウンドで部活動をする野球部やソフトボール部の生徒たちが、紙やすりをかけた後にニスを塗る作業に取り組み、大切に使っていくことにしている。  城南中では国道27号に面した場所にグラウンドがあることから、運動部員たちの姿をよく市民たちも目にすることができる。学校近くで製材所を営む住民もそうした部活動の様子を見て、「クラブに頑張っている城南中に」と用具の寄付を申し出て、学校側の希望を聞いた上で、仕事の技術と用材を活かして木製のトンボを作った。  トンボは縦170センチ、横80センチ。学校では、大切に長期間使う気持ちを生徒たちに持ってもらうため、仕上げの作業を自分たちですることにした。野球部などの部員たちが、部活の合間に柄の部分に紙やすりをかけて持ちやすくした後、1本1本丁寧に刷毛でニスを塗ってピカピカにした。  野球部主将の郷田一博君(2年)は「とても扱いやすいトンボをたくさん作っていただきうれしい。大切に使わせていただきます」と今後の部活動への励みにしている。野球部顧問の水上知之教諭は「これまで使っていたトンボは鉄製で重く、土を掘ったようになり平らに地面をならすのが難しかった。地域の皆さんが生徒たちを見守っていただいていることに感謝しています」とお礼を述べていた。

写真=寄贈されたトンボにニスを塗る野球部の部員たち
伸び伸びとした発想、子らの独創的なアート輝く
倉梯幼稚園とさくら保育園に保育造形展入賞作並ぶ
 子供たちの絵画などを対象に、昨年11月に開かれた公募展「第1回保育造形展」(保育造形の会主催)で、特選や入選を受けた作品が、七条中町の倉梯幼稚園とさくら保育園で展示されている。タオルなど様々な素材で描かれ現代アートを思わせる作品には、子供たちの伸び伸びとした発想が溢れている。  世界的に活躍する具体美術協会の美術家たちを中心に、芦屋市と共同で1950年から「児童創作美術展」(童美展)が開かれ、子供たちの枠にはまらない独創的な創作活動を育てる展覧会として全国に知られた。58回と回数を重ねたが2008年に幕を閉じ、引き継ぐ形で保育造形展が開催された。  両園は、造形活動を通して子供たちの自主性と実践力を身につけてもらおうと、園児が画材からテーマまで自由に選ぶ創作に力を入れており、毎年童美展に応募し入選も多数受賞する。保育造形展でも幼稚園から入選49点、特選7点、保育園から入選21点、特選2点が選ばれた。  参観日に合わせて入選作を一堂に見てもらおうと展示した。すりぬかなどを絵の具に混ぜて紙に描き凹凸を出した「ボクまいごになっとん」、大きなシーツを画用紙替わりにした「龍」、多くのドングリを貼りつけた長細い「へび」など、個性的な作品が並んでいる。2月中旬ごろまで展示する。

写真=豊かな発想で描かれた子供たちの絵=倉梯幼稚園で
2010年1月19日

朝来小、東京混声合唱団迎え校歌響かせる
文化庁舞台芸術体験事業で2月3日にコンサート
 朝来中の朝来小学校(畠中好野校長、児童227人)が、文化庁の舞台芸術体験事業を活用し、プロの東京混声合唱団(東京都新宿区)を迎え、2月3日にコンサートを開催する。この公演を前に1月14日、ソプラノ歌手などの団員たちが来校し、児童たちに校歌などの歌唱指導をした。本番でプロ歌手32人と一緒に歌声を響かせようと、児童たちは練習に励んでいる。  同事業は、ダンス、オペラなどのプロの公演を鑑賞するとともに、共演の機会も設けられており、出演団体が応募した各地の小中学校を巡回している。朝来小は合唱を希望し、本公演の共演の準備のためワークショップが開かれ、歌手から指導を受けた。  東京混声合唱団は1956年、東京芸術大学声楽科の卒業生たちで創設された日本を代表する合唱団。東京と大阪での定期演奏会、海外公演も多く高い評価を受けている。ラジオやテレビなどにも出演し、文化庁芸術祭大賞などを受ける。  この日はアルトやテノールなど歌手4人らが訪れ、日本の童謡「黄金虫」や世界最古のCMソング「フニクリ・フニクラ」などの曲で、特性のある声を重ねて歌を披露すると、豊かな声量に児童たちはびっくり。続いて共演予定の校歌と「歌よ ありがとう」の2曲で発声法を指導した。  出だしの部分は「息を吸って吐いて投げるように」、異なるリズムに合わせ「2拍子は行進して前に進む感じで」「習字のように大きな字を書くように」と、具体的なイメージを浮かべて声を出すことの大切さを教え、児童たちは何度も繰り返して歌った。教諭たちもその指導法をメモに取っていた。  5年生の森下元春君は「歌手の方は声がとてもきれいで響いていました。歌い方を教えてもらい、すこしうまくなったかもしれない。当日は大きな声を出して歌いたい」と話す。ソプラノ歌手の和田友子さんは「子供たちの声は伸びやかで前に届いていました。楽しんで合唱に取り組んで」と再会を楽しみにしている。

写真=合唱団員(左)から指導を受ける児童たち
舞鶴学童野球F・Tリーグで三笠少年野球ク
上級・下級とも制覇、最優秀選手賞には山崎選手
 舞鶴学童野球F・Tリーグ(竹田裕二会長)は2009年シーズンを終え、1月17日、溝尻の新舞鶴小学校で閉会式を行った。上級(6年生主体)、下級(5年生以下)の部をともに制覇した三笠少年野球クラブに、優勝杯などが贈られた。  同リーグは、上、下級ともに8チームが参加。各チームが1回戦の総当たりで優勝を争った。第9回目となる2009年シーズンは、上級は昨年3月、下級は同8月に開幕、台風による降雨や新型インフルエンザの影響で日程が延び、同12月まで熱戦を繰り広げた。  三笠少年野球クは、上級の部で7勝1敗、下級の部で7戦全勝の成績で優勝をした。上級の2位は5勝1敗1分の与保呂スポーツ少年団、3位は5勝2敗で並んだ志楽少年野球クラブと茜が丘ベースボールクラブ。下級の2位は5勝2敗の志楽少年野球ク・チャレンジャーズ、3位は4勝1敗2分の志楽少年野球ク・ルーキーズだった。  閉会式には、全チームの選手たちが参加。同リーグの渡辺真澄運営委員長が、三笠少年野球クに賞状と優勝杯を贈った。また、活躍した選手をたたえる個人選手表彰もあり、三笠少年野球クの山崎玄貴選手に最優秀選手賞、各チームの選手に優秀選手賞、敢闘賞を贈り、「ボールを追いかける熱い姿を見せてくれた。間もなく開幕するシーズンでもがんばって走る姿を続けてほしい」と励ました。
 優秀選手賞、敢闘賞を受賞した選手は、次の皆さん。
 ▽優秀選手賞=垣谷亮(与保呂スポ少)高見哲平(志楽少年野球ク)小林朋大(茜が丘ベースボールク)大中幹太(舞鶴東スポ少)上羽凌雅(南舞鶴スポ少)倉内堪矢(朝来少年野球ク)佐藤悠樹(八雲スポ少)▽敢闘賞=川野頌平、和田翔哉(三笠少年野球ク)畑和輝、窪田智樹(与保呂スポ少)新谷壮麻、荒木大晴、杉本正嗣(志楽少年野球ク)渡辺智乙、岸本基平(茜が丘ベースボールク)上村尚也、吉村太作(舞鶴東スポ少)吉田圭佑、桜井龍一郎、藤原匠真(南舞鶴スポ少)松本彩希(朝来少年野球ク)世傳智貴(八雲スポ少)

写真=上・下級ともリーグ制覇した三笠少年野球ク
2010年1月15日

舞鶴フットサルリーグ2009予選リーグ終え
初のシーズン9チーム参戦、順位決定戦の火ぶた切る
 舞鶴で初めて開幕した舞鶴フットサルリーグ(Mリーグ)2009が予選リーグを終えた。中学生から社会人までの男子でつくる9チームが、定期的に対戦することで競技レベルが上がった。1月15日から順位決定トーナメントが始まり、3月20日の決勝戦に向けピッチで熱いプレーを繰り広げる。また、競技の普及も進み来シーズンからはさらに多くのチームが参戦し、1部と2部制でスタートする。  フットサルは5人制の室内サッカー。11人制サッカーの3分の1の広さのピッチで、素早い状況判断や高い個人技が必要とされる。世界で活躍中の多くのプロサッカー選手が、ジュニア時代にフットサルを経験する。舞鶴でも「GILL FUTSAL CLUB」が元プロ選手を招いたり、ブラジルに遠征するなど指導に力を入れる。  府北部で試合の機会の少ないチームに出場の場を広げ、競技力の向上を目指そうと、舞鶴サッカー協会(舞鶴フットサル委員会)が昨年4月、ビギナー(初心者向け)クラスのMリーグを開幕。舞鶴や綾部などの社会人や中学生、職場仲間でのチームらが参加し、毎月1回、文化公園体育館を会場に総あたりで予選リーグを戦い、12月までの9節を終えオスプレイが一位になった。  同委員会の倉橋諭史副委員長は「定期的な対戦があることで選手たちのモチベーションも高くなり、他のチームの戦いを参考にするなどして戦術と技術が確実にレベルアップしている。来季から参加したいというチーもあり競技人口も増えています」と1年目の手応えを感じている。  予選リーグでの結果を元に対戦相手を決め、1月15日から3月20日までの日程で、順位決定トーナメントが開かれる。また、2月14日には東体育館で、十六チームによるバレンタインデーカップも開催する。出場チームを募っている。参加費1万円。  来シーズンは1部、2部ともに10チームからなるリーグ制をとる。3月21日には全てのチームが集まり、各部への登録を決める。
【問い合わせ】電話090・5672・5249、倉橋さん
 予選リーグでの2位以下の結果は次の通り。
 (2)GILL FUTSAL CLUB(3)BBK(4)ケッテルFC(5)FCルパン(6)楽蹴(7)PVC(8)FCスペランカー(9)Sanky・Monkey

写真=最終節の予選リーグでプレーする選手たち
松本さんら女性3人がミニ着物、絵画、和紙人形
1月31日まで華やかに「新春 癒しの雅展」
 市内の女性3人による「新春 癒しの雅展」が、1月31日まで上安のゆっくり茶房「森のとけい」で開かれている。手作りのミニ着物と絵画と和紙人形が展示され、新春らしい華やいだ雰囲気に包まれている。入場無料。  出品者はミニ着物が松本淑恵さん=溝尻中町=、絵画が中野保子さん=福来=、和紙人形が大庭俊恵子さん=行永。今年のお正月に合わせて1年間かけて準備してきた。  和裁の仕立てをする松本さんは、残った布や古布を使って、本物の16分の1のサイズのミニ着物作りを楽しむ。本物と同じつくりをしており、青や赤などの色で花柄などが描かれた縮緬を振り袖などに仕上げた。  中野さんは20年来の友人の松本さんから布地に絵を描く依頼を受けたのを機会に、中断していた絵画を再び始めた。出品したアクリル画は、松陰で雪が積もる船を描いた「雪化粧」、由良川の木造船を描いた「朝霧」、また自己流にアレンジした盆栽も置いた。  大庭さんは和紙を使って平安貴族の男女、着物姿の女性、朝市で野菜を並べる女性などの作品を出品している。火曜休み。
【問い合わせ】電話76・1153、森のとけい

写真=絵画の中野さん(左)とミニ着物の松本さん
2010年1月12日

発展途上国の子らへポリオワクチンを!
医療機関などでエコキャップ運動に協力の輪
 アジアなどの発展途上国の子供たちにポリオワクチンを届けようと、NPO法人が取り組むエコキャップ運動への協力の輪が、市内の医療機関や学校などで広がっている。ペットボトルのキャップを回収して、売却益をワクチンの費用として寄付。病院内に設置された回収箱には勤務する職員だけでなく、外来患者や見舞いの人たちもキャップを持参する姿が見られる。  ポリオ(急性灰白髄炎症)は、ポリオウイスルによって発症する感染症。初期に風邪に似た症状が現れ、急速に足や腕が麻痺して動かなくなる。日本は1961年から予防接種が実施され、80年からは自然感染のポリオが根絶されたが、インドやアフガニスタンなどでは現在も常在し、WHO(世界保健機関)が根絶を目指している。  NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(東京都)が実施するエコキャップ運動に協力しようと、京都府保健医協会と京都小児科医会が府内の医療機関に呼びかけ、市内では舞鶴赤十字病院、舞鶴医療センター、舞鶴共済病院、中丹東保健所、小児科の開業医などが参加する。  各施設で集まったキャップは同協会に寄せられ、リサイクル業者に売却した収益金をNPO法人「エコキャップ推進協会」(横浜市)を通して同委員会に送っている。キャップ800個で20円になり、ワクチン1人分に相当する。昨年12月15日までに府下から同協会と同医会に寄せられたキャップは66万5560個に達した。  同赤十字病院では昨年6月から取り組み、庶務課前の廊下と待合ホールに回収箱を設置。最初は医師や看護師らが入れていたが、外来患者たちも袋に入れ、会計の窓口に持参するなど協力の輪が広がり、一時は約50キロ分を保管した。同病院庶務課は「口コミで患者さんたちの間にも広がり持ってきていただいています。今後も継続して取り組みたい」とする。  エコキャップ運動は全国の企業や学校、個人の間にも広がっている。舞鶴市内でも東舞鶴高校や海上自衛隊舞鶴総監部なども協力している。

写真=患者らからも寄せられた多くのペットボトルのキャップ=舞鶴赤十字病院で
ダウン症児写真展「あなたと出会えた奇跡」
1月15〜24日、「ほのぼの屋」展示ホールで
 ダウン症への理解を深めてもらおうと、ダウン症の子供たちの笑顔や日常を撮影した写真展「あなたと出会えた奇跡」が、1月15日から同24日まで、大波下のカフェレストラン「ほのぼの屋」展示ホールで開かれる。同17日にはオルゴールコンサートもある。  染色体の異常で起きるダウン症は、知的発達の遅れや心疾患などの合併症を伴う先天性のものだが、家族の関わりや医療などの専門家のサポートで子供の成長を促すことができ、各分野で活躍している人もいる。  写真展は、与謝野町の岸本真弓さんらダウン症の子供を持つ母親3人でつくる「ダウン症をもっと知ってもらおぅ!」の会の主催。昨年、宮津市内の万町ギャラリーで開催した際、ほのぼの屋シェフの糸井和夫さんが訪れたのが縁で、舞鶴でも開くことにした。ダウン症の子供を持つ家族から写真の提供を呼びかけ、寄せられた43点とダウン症を説明したパネルを展示する。入場無料。水曜日と第3火曜日は休み。  オルゴールコンサートは17日午後2時半から同店特設ホールで。京都市内でオゴール専門店を開き演奏活動をする宮尾紀代子さん、若年性パーキンソン病を発症し現在は京都市立幼稚園で教育相談をする辻井裕美さんが出演する。入場は800円(障害者、小学生以下は無料)。来場は事前に予約を。
【問い合わせ】電話66・7711、ほのぼの屋

写真=笑顔を見せるダウン症の子供(「ダウン症をもっと知ってもらおぅ!」の会提供)
2010年1月8日

西日本地区第1回中高生「中国知識」コンクール
日星高の西田君(1年)が優秀賞 に
 日星高校1年の西田聡君(16)=公文名=がこのほど、京都市の立命館大学衣笠キャンパスで開催された西日本地区第1回中高生「中国知識」コンクールに出場、2位の成績で優秀賞に輝いた。  同コンクールは、中国大阪総領事館、立命館孔子学院主催。中国語を学ぶ中・高校生を対象に、中国の文化の理解や知識の習得の機会を提供して、学習の励みにしてもらうことを目的に開催された。西日本地区から中学生2人と西田君ら高校生10人が出場した。  出場者には、事前に中国の歴史、地理、文化、経済など多岐にわたる問題を掲載した中国語の冊子「中国クイズ」が届けられ、これを参考に学習。コンクールは、口頭試問形式で行われた。  中国語で問題が出題され、出場者が日本語で回答すれば基準点、スクリーンに映る出題を見て中国語で回答すれば基準点の50%増、出題を聞いただけで中国語で回答すれば100%増の計算で、高得点者が勝ち抜く方法で進められた。  小学生から中国語の勉強を続け、中国に短期留学したこともある西田君は、「黄河の別名は?」「中国の国歌の作詞・作曲者は誰?」などの問題を聞いて中国語で回答。最後に五人が残り、「中国クイズ」の発展問題が出題され、問題が不得意な分野だったことが響いて、惜しくも最優秀賞に次ぐ優秀賞となった。  西田君は「歴史の長い中国を理解することは、難しことが分かり、さらに学習意欲がわいた。機会があれば、また挑戦したい」と話していた。

写真=優秀賞の賞状を手にした西田君
「2010年年賀状展」アイデア凝らし寅年描く
1月10日までギャラリーサンムーン、創作陶人形展も
 2010年年賀状展が浜のギャラリー・サンムーンで開かれている。寅年にちなみ、福を招いている虎を描いた絵手紙や絵封筒など、ギャラリーに届いたものや市民が持参した年賀状が新春を飾っている。1月10日まで。  新春企画として昨年に続いて2回目。同画廊代表の佐藤保明さんと交流のある陶芸家や美術家たちが自作を年賀はがきにしたり、アイデアを凝らした版画や写真、イラストで新年のあいさつを送った。また、絵手紙の愛好家たちが協力し、子供が描いた虎、愛嬌のある笑顔の虎、凧揚げの風景、中国古代文字の絵手紙などを寄せた。  絵封筒のコーナーでは、獅子舞を踊る虎やお正月らしい題材を描いたものが並んだ。昨年の1年間に交流した作品も展示されている。吉永尚子さんの創作陶人形展も10日まで。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン

写真=展示されている作家や市民が寄せた年賀状
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