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2014年7月29日

前向きに生きる姿学ぶ
市身障センターが学校へ出前講座
障害者自らの体験子供らに語る
派遣依頼増え昨年43件に
障害のマイナスイメージ払拭へ

 子供たちに障害を持つ人たちについて理解を深めてもらおうと、市身体障害者福祉センターが行なう学校への出前講座の派遣依頼が増えている。聴覚や肢体、視覚などの障害者が自らの体験を伝え、日常生活をサポートするボランティアが支援活動の実習も取り入れている。前向きに生きる障害者たちの話に子供たちも熱心に耳を傾け、障害への先入観を払拭している。
 同センターの出前講座は2009年から実施している。小学校を中心に1校4〜5回継続して訪問する。当初、1人の障害者だけで訪れていたが、様々な障害があることを知ってもらおうと、3、4人が担当することにした。4年前からはオストメイト(人工肛門)やペースメーカーを装着する人も加わった。言語障害がある人でも事前にセンター職員と打ち合わせ、原稿を作成してから訪問する。
 当事者だけでなく、その生活を支援するため点字や手話、要約筆記、ガイドヘルプなどでセンターを拠点に活動するボランティアグループも来校し、サポート方法を子供たちへの実習で指導している。
 障害学習への理解を進める教員が各校へ転勤するにしたがって依頼も増え、申し込みが殺到したため調整している。また、1年間の派遣終了後には講師を務めた人たちが課題を話し合い、次年度の講座内容の見直しを図ってきた。昨年は43件の依頼があった。
 7月14日には中筋小学校5年生108人の元を、聴覚障害の内藤和子さん、ペースメーカーを付ける鯵本ミツ子さん、脊柱管狭窄症の和高隼生さん、視覚障害の森下房江さんが訪れた。和高さんは移動手段として乗るハンドバイクを説明し、次第に視力を失った森下さんは外出が困難になったが、ハイキングに出掛けたりと気持ちを切り替えた体験を語り、児童たちも次々と質問した。
 5年生の伊藤千尋さんは「前向きな姿を見て私もそんな人になりたいと思いました。何か手伝うことがあればしたい」と感想を述べた。森下さんは「目が見えないことはどういう状態なのか、自分のこととして感じてもらえたと思います」と話した。
 同センター相談員の毛受(めんじょう)裕美さんは「児童たちはこれまで障害者は家から出ないといったマイナスのイメージを持っていたようですが、講座終了後には生活を楽しみ、自分たちにもできないことをしているというプラスのイメージに変わっていきます。講座を通して同じ人間として変わらないということを学んでもらえれば」と話している。出前講座の問い合わせは同センター(電話63・3008)。

写真=移動手段のハンドバイクの説明を和高さんから聞く中筋小児童たち



海フェスタ京都
秋篠宮ご夫妻来鶴 式典に出席
赤れんがパークなどを見学

 海フェスタ京都の記念式典が7月24日、浜の総合文化会館で開催され、秋篠宮ご夫妻が出席された。ご夫妻は式典後、浜のホテルマーレたかたであった記念祝賀会に出席し、北吸の赤れんがパーク、長浜の京大舞I水産実験所を訪問された。
 ご夫妻は前日に福知山市と宮津市、伊根町の観光名所などを視察され宮津市内に宿泊。この日の朝、北近畿タンゴ鉄道(KTR)の天橋立駅から特別車両「丹後くろまつ号」に乗車して舞I市を訪れた。
 式典で秋篠宮さまは「地元住民が一丸となって魅力ある観光地域づくりに取り組んでいる府北部地域で開催されますことは誠に意義深いものがあると思います。この催しを通して国民の海に対する関心が更に高まっていくことを願っております」とあいさつ。ステージでは海事関係功労者と全国中学生海の絵画コンクール金賞の表彰式、国重要無形民俗文化財「松尾寺の仏舞」などの披露が行われた。
 午後からは赤れんがパークで開催中の「海の総合展」を見学され、5号棟で神崎の湊十二社の船屋台や引き揚げ関連資料、4号棟2階で全国中学生海の絵画コンクールの作品などを鑑賞。金賞を受賞した大阪府の松原中3年・横山竜太郎さん(14)がご夫妻に作品を説明した。横山さんは「思っていたよりもお2人とも優しく、お話して緊張が和らいだ。紀子さまから『きれいですね』と言っていただきうれしかった」と話していた。
 この後、ご夫妻は京大舞鶴水産実験所で、所長の益田玲爾准教授(魚類心理学)から、ヒラメやカワハギに関する研究について説明を受けた。

写真=赤れんがパーク4号棟2階で全国中学生海の絵画コンクールの金賞を受賞した横山さん(左)の絵画を見る秋篠宮ご夫妻



2014年7月25日

あの日のこと忘れない
舞鶴空襲 追悼慰霊碑に334人692万円の募金
7月29日除幕式 市民から平和願うメッセージ

 1945年7月29日の舞鶴空襲で、犠牲となった勤労動員学徒と教師を追悼する慰霊碑の募金を呼びかけたところ、遺族や元学徒、市民たち334人から692万円が寄せられた。「あの日のことを忘れません」「二度と戦争を繰り返してはいけない」といった想いも添えられている。7月29日午前11時から余部上の共楽公園で、約60人が出席して除幕式が行なわれる。
 米軍は日本の都市49カ所に模擬原爆を投下した。舞鶴もその標的にされ、海軍工廠に5トン爆弾が落とされ、97人が亡くなった。翌日30日には艦載機による攻撃で83人が亡くなった。当時、舞鶴には約2万人の学生が勤労動員されており、舞鶴空襲で20人が犠牲となった。
 京都市にある洛北実務女学校の生徒だった橋本時代さんも工廠で作業中に爆撃を受け、失明をする大けがを負った。1977年から毎年、空襲の日に共楽公園の鎮魂碑を訪れ、旧友たちを慰霊してきた。昨年12月に84歳で亡くなる前に、空襲体験の記録集をまとめた舞鶴市民に、学徒の慰霊碑建立と費用の寄付の想いを伝えていた。
 市民たちが結成した建立委員会(戸祭武委員長)が600万円の募金を目標に、5月に計画を発表すると、寄付の動きは予想を越えて広がりを見せた。橋本さんの遺族、元学徒、戦争で家族を亡くした人、東京空襲の体験者、長年踊りのボランティアに務めてきた市民ら多くの人たちが、橋本さんの遺志に応えた。
 334人の内、3分の1の人が、式典の出欠を確認するはがきにメッセージを書いた。「私たち仲間のいのち、青春をうばった戦争を許すことはできない」「70年経っても決して忘れません。戦争のむなしさと平和の尊さを残された命ある限り語り継ぎたい」「この碑が平和の礎となることを願っています」と、碑に寄せる想いが込められている。
 同委員会事務局長の関本長三郎さん(70)が寄付者のほぼ全員に電話で聞き取りした中に、海軍工廠に勤務していた男性(99)から空襲体験を聞き、新しい目撃者を見つけることもできた。関本さんは「はるかに予想を越えた人数と寄付で感謝しています。体験者にとっては戦争は風化しておらず、まだまだ胸にしまっておられる想いがたくさんあることを知り、こうした声を集めなければという使命感が高まりました」と話していた。

写真=募金をした人から寄せられた多くのメッセージ



11選手インターハイ出場へ
東高ボート部 上位入賞目指す

 東舞鶴高校ボート部の11選手が、全国高校総体(インターハイ)の男子クォドルプルと女子クォドルプル、女子シングルスカルの3種目に出場する。ボート部のインターハイ出場は22年連続。上位を目指して全国の舞台で自分たちの力を試す。7月31日〜8月3日、山梨県の河口湖で開かれる。
 男子クォドルプルには小嶋勇智選手(3年)、河口海平選手(同)、古賀翔太選手(同)、東孝輔選手(2年)、茂籠(もろ)大稀選手(1年)が出場する。インターハイの府予選と近畿大会で優勝した。ベストタイムは3分10秒(コースは1キロ)。
 今春からこのメンバーでクルーを組む。最初はまっすぐ船を保つのが難しかったが、次第にバランスもとれ息も合い、全国でも上位を狙えるタイムを出した。キャプテンの小嶋君は「5人で漕げる最後の大会なので悔いの残らないレースをしたい」、河口君は「昨年のインターハイは6位だったので今年は優勝したい」と話していた。
 女子クォドルプルのメンバーは梶井遥可選手(3年)、小針奈々選手(同)、安達円香選手(同)、中筋あすか選手(同)、岸本友里選手(2年)。府予選で優勝して切符をつかんだ。ベストタイムは3分43秒。全員が初のインターハイ。
 キャプテンの梶井さんは「このメンバーと出る最後の試合なのでがんばりたい」、小針さんは「昨年はインターハイに行けなかったので、その悔しさも力にしてみんなで力を合わせてのぞみたい」、舵をとる中筋さんは「クルーを支える役割で緊張しますが、8位入賞を目指したい」と話している。
 女子シングルスカルには松崎成美選手(3年)が、府予選で優勝して初めて出場権を得た。「府予選では勝てる自信はありましたが、最後の夏に出場を決めることができうれしい。ベスト8を目指し1つでも上になれるようがんばりたい」と話している。
 監督の八木千尋教諭は「男子は表彰台を狙える。女子クォドルプルは入賞を、女子シングルスは決勝進出を目指してほしい」とエールを送る。

写真=インターハイに出場する男女11人の選手たち



2014年7月22日

引き揚げを全国の高校生へ
東高の荒木さんと坂口さん 研究大会で発表
米国での署名活動を報告
抑留体験者から聞き取りも

 アメリカで引き揚げの歴史を伝え、ユネスコ世界記憶遺産登録の署名活動をした東舞鶴高校の2年生2人が、8月7日、福井市で開かれる第51回全国国際教育研究大会・生徒研究発表の部で、その活動を述べることになった。引き揚げをさらに詳しく知るため、シベリア抑留を体験し、舞鶴引揚記念館で語り部活動をする原田二郎さん(89)=綾部市=から聞き取りもした。
 国際交流基金の「かけはしプロジェクト」で、東高の生徒12人が今年1月12日〜同25日、米国ロサンゼルスやヒューストンなどを訪れ、地元の高校生たちと交流。事前に舞鶴の引き揚げの歴史や抑留資料のユネスコ記憶遺産登録への取り組みなどを学び、米国で発表したほか、舞鶴市民たちが登録を応援するための署名活動に協力して、米国でも署名を集めた。
 研究大会に参加するのは、国際文化コースの荒木碧海さん(17)、人文科学コースの坂口瑠依さん(同)。発表テーマは「舞鶴引揚記念館〜ユネスコ記憶遺産登録署名活動を通じて〜」。米国で取り組んだ活動、記憶遺産候補に選ばれたことなどを紹介するパワーポイントを作成し、8分内で述べる。
 2人は、終戦時に旧満州からシベリアのハバロフスクへ抑留され、1949年に引き揚げてきた原田さんに、抑留中の食糧や生活、語り部活動への思いなどをインタビュー。原田さんから乏しい食糧と極寒で次々と仲間たちが死んでいったこと、引き揚げてきても続いた苦しい生活などを聞き、「戦争はあってならない。生きている間は戦争の悲惨さを子供たちに伝えていきたい」と答えていた。
 荒木さんは「原田さんから当時の様子を聞き、発表に説得力をもたせしっかりと伝えたい」、坂口さんは「米国でのプレゼンで学んだ時、知らないことがあったので、今回はさらに深めた発表にしたい」と意気込む。
 同記念館の山下美晴館長は「若い人たちが抑留や引き揚げで感じたことを、自ら発信していくことに意義がある。記念館としてもこうした取り組みが増えていくよう応援したい」と話していた。

写真=原田さんから抑留体験を聞く坂口さんと荒木さん(左から)



海フェスタ京都
「海の総合展」府北部の歴史
赤れんがパークで 海事団体らのブースも

 海フェスタ京都の東地区のメーンイベント「海の総合展」が、北吸の赤れんがパークで8月3日まで開催されている。5、4、3号棟を順路に府北部と海のつがなりを古代から現代までのストーリー仕立てで展示し、先人たちが海とともに歩んできた歴史や、海事産業関係者らが現在の地域と海の関わりを紹介している。
 5号棟は、現代の海への信仰がテーマの神崎の湊十二社祭礼行事の船屋台▽縄文期の丸木舟や裏入遺跡のジオラマ▽江戸〜明治期の北前船がテーマの奉納和船6隻や船絵馬▽明治〜昭和期の「軍都」舞Iを紹介する鎮守府庁舎のジオラマ、東郷平八郎の直筆の書、舞I海軍工廠資料、海軍の軍装▽昭和期の引き揚げ港舞Iを紹介する写真や引揚歓迎塔と桟橋の模型などの展示物を歴史を追って見ることができる。
 4号棟は、海と陸の輸送体系によってもたらされた恩恵をテーマに、全国の海事団体や企業らが31ブースで産業や港湾など地域の姿を紹介。モニター映像で舞鶴港からの出港や入港を疑似体験出来る操船シミュレーターや船舶模型、全国中学生海の絵画コンクール受賞作品などを展示している。
 3号棟は、丹後の貴重な出土品などの特別展示や市内の海事関連企業コーナー、旅行業界の団体らによる観光地紹介のブースなど。
 また、屋外には津波・水害対応型救命艇や、陸上設置型フラップゲート式防潮壁なども展示されている。
 午前9時〜午後5時。無料。
【問い合わせ】電話66・0028、海フェスタ実行委員会。

写真=5号棟に展示されている神崎の湊十二社の船屋台



2014年7月18日









亀岡以北で唯一の硬式テニスクラブ
初心に戻り普及と育成へ
舞鶴グリーンテニスクラブ 創立30周年
クラブ出身7人全国大会で優勝

 倉谷の舞鶴グリーンテニスクラブが創立30周年を迎えた。自前のテニスコートを持つ硬式テニスクラブは、設立から現在も亀岡以北では唯一の存在。開設者でオーナーの寺内寿明さん(66)の熱血指導を受け、全国大会で日本一に輝いたクラブ出身の中高生ら7人が生まれた。クラブメンバーの約60人が7月12日、同クラブでの記念式典に出席し、30周年を祝った。
 大学時代に招かれた米国の家族がテニスをしていたのを見て始めたのがきっかけ。脱サラして1984年の35歳で府北部から日本一の選手を育てようとクラブを開設。最初は他のコートを借りながらの運営だったが、86年からいまの場所にコートを造成した。
 6歳〜16歳のジュニア、一般社会人も受け入れ、現在は1週間に約100人が地元舞鶴以外に小浜、豊岡などからも通っている。施設も徐々に手作りで整備し、土のコートが4面、室内コート2面を備える。照明も設置して夜間も練習できる。教え子でもある大滝直義さんが10年前からコーチを務めている。
 基本を大切にした指導の元、全国小学生テニス選手権で優勝した福井由佳・久美・恵さんの3姉妹をはじめ、クラブから強豪高校へ進学した石渡隆通さん、山中真央さん、寺内さんの長男の寿雄さんらが中高・大学でダブルスや団体などで日本一になった。
 寺内さんもシニアのアジア都市対抗戦で優勝し、10月にも韓国である同大会に5回目の出場をするなど現役を続ける。前向きな人柄とテニスで交友も広がり、カナダ・バンクーバーで日本から移住した男性と知り合い、数カ月に一度、同クラブでテニスを楽しむ人もいる。
 式典では前舞鶴市テニス協会会長の東章さん、社会人会員1号の岡昭二さん、ボランティアでコート整備を手伝う小森実さん、また全国大会や関西大会で活躍したクラブ出身の選手たちに、寺内さんが記念品を贈った。続いてプロ選手の右近憲三さん(ダンロップ)が祝辞を述べ、出席者たちは食事をしながら歓談した。
 寺内さんは「家族でできるテニスはいいなと思ってすぐ教わりました。テニスのおかげで、普段出会えない人たちと知り合うことができ、人の輪が広がった。これを節目に初心に戻ってこれからもテニスの普及に務めたい」と話していた。

写真左=30周年の式典に集まった参加者たち
写真右=全国や関西大会で活躍したクラブ出身者を紹介する寺内さん(左)











赤れんがパーク 観光案内の拠点に
2号棟 新・案内カウンター 3号棟 土産コーナー拡充

 「海フェスタ京都」(7月19日から8月3日)に向けて、北吸の赤れんがパーク2号棟のインフォメーションカウンターが7月11日に全面リニューアルされた。42インチの大型ディスプレーで観光名所を紹介し、案内板に遊覧船やまち歩きツアーなどの情報を掲載していく。
 舞I観光協会が、市、パーク、海の京都エリアの情報をまとめて紹介できるようにと、改修を行った。背景は白と黒を基調にし、カウンターには花の形をデザインしたフラワータイルが使われている。
 大型ディスプレーでは、パーク内のイベントやキッチンカーなどの飲食店情報も紹介し、案内板では、かまぼこづくり体験などの開催情報を掲載。予約の受け付けも一部行う。東側にはチラシなどを陳列する大型のインフォメーションスタンドも設置された。
 また、3号棟・智恵蔵1階のお土産コーナーも売り場面積が約1・5倍拡充された。舞Iの特産品やお菓子、自衛隊や海上保安庁のグッズに加え、天橋立のワインなども並び、府北部全域のお土産が販売される。
 舞I観光協会の齋藤友幸会長(64)は「赤れんがパークを、府北部の中心拠点となる施設にしていきたい」と話していた。

写真左=大型ディスプレーなどを設置し、リニューアルされた2号棟の案内カウンター
写真右=売り場面積が広くなった3号棟1階のお土産コーナー



2014年7月15日

不要眼鏡困っている人へ
市ターゲット・バードゴルフ協会 舞鶴LCへ寄贈
会員たち持ち寄りボックス一杯に

 不要になった眼鏡を開発途上国の人たちに使ってもらおうと、舞鶴市ターゲット・バードゴルフ協会(岡山恭治会長)が、回収に取り組む舞鶴ライオンズクラブ(一盛広樹会長)に協力し、会員たちが持ち寄った眼鏡とケースを寄贈した。
 開発途上国では眼科治療が十分に行なわれず、矯正レンズも入手しにくいため、仕事につけず勉強で不便なこともあり、貧困に追い込まれる現状がある。そのためライオンズクラブ国際協会が不要な眼鏡を回収し、オーストラリアのリサイクルセンターで洗浄などしてアフリカの人たちに贈っている。
 舞鶴ライオンズクラブでも2010年から取り組み、市内の公共施設など20カ所に回収箱を置いて協力を呼びかけ、同センターに発送してきた。しかし年々不要な眼鏡が少なくなっていることから、今年はクラブ員がメンバーとなっている同協会にも協力を依頼した。
 上安久の文化公園多目的グラウンドである毎週火、木、土、日曜日の練習日に箱を先月から置き、会員たちが持ち寄ってきた。ボックスが一杯になったことから、このほど同協会の波多野正信理事長が同クラブの小谷均第2副会長に贈った。
 波多野さんは「会員たちに積極的に協力してもらい、たくさん贈ることができて喜んでいます」と話していた。
 同クラブは引き続き各団体に協力を呼びかけている。
【問い合わせ】電話62・1102、同クラブ事務局

写真=眼鏡を手渡した市TBGの波多野理事長(右)



八千代館と福知山シネマで
ジブリヒロイン総選挙
36名からNo.1決める

 スタジオジブリ映画「思い出のマーニー」(米林宏昌監督)が7月19日から公開されるのを記念して、浜の舞鶴八千代館と福知山市の福知山シネマで、スタジオジブリの作品のヒロインのナンバー1を決めるSGH総選挙を実施する。投票を呼びかけている。
 ジブリ映画には印象的なヒロインを主人公にした作品が、いまでも人気を集めている。そのヒロインの中から1番好きなキャラクターを選んで投票してもらう。
 エントリーしているのは「ルパン三世 カリオストロの城」(1979年)のクラリス、「風の谷のナウシカ」(1984年)のナウシカ、「紅の豚」(1992年)のフィオ・ピッコロなど、22作品36名のキャラクター。
 総選挙の開催期間中(7月19日〜8月31日)、両館で上映中の映画(どんな作品でも可)を鑑賞した人に、投票用紙を配り、エントリーの中から3人までを選んで投票箱に入れる。結果発表は9月初旬予定。応募者の中から抽選で「思い出のマーニー」特製フォトフレームを5人、特製ボールペンを5人に贈る。
 八千代館ではジブリ映画、ゴジラ映画、ポケモン映画のポスター展も開いている。
【問い合わせ】電話62・3583、八千代館

写真=ジブリ映画のポスター展(八千代館で)



2014年7月11日

















頂点目指して熱き戦い
第25回市長旗全舞鶴少年野球大会
本社後援 8月3日舞鶴球場で開幕
少年7、学童上級14、下級12チーム

 第25回市長旗全舞鶴少年野球選手権大会(舞鶴野球連盟主催、舞鶴市民新聞社など後援)の組み合わせ抽選会が7月5日、伊佐津の西駅交流センターで開かれた。少年、学童上級、同下級の1回戦からの組み合わせが決まり、選手たちは「舞鶴の甲子園」で頂点を目指そうと闘志を燃やしている。8月3日、行永の舞鶴球場で開幕する。
 大会には少年の部(中学生)7、学童上級の部(小学6年生主体)14、同下級の部(同5年生以下)12の計33チームが出場する。各クラスの優勝チームには優勝旗(市長旗)と優勝杯(舞鶴市民新聞社杯)が贈られる。
 抽選会には各チームの選手、監督、保護者たちが出席。はじめに同連盟の千葉博正理事長が「野球ができることに感謝の気持ちを忘れることなく、ベストコンディションで臨んでほしい」とあいさつ。また、春にあった第43回中信杯全国京都学童軟式野球大会で優勝した福井少年野球クラブが8月6日〜10日の徳島大鳴門橋大会(鳴門市)に、3位の共楽少年野球クラブが8月1日〜5日の西日本学童軟式野球大会(久留米市)に、3人の女子選手が女子野球の全国大会に出場することが報告された。
 続いて各チームの主将が封筒に入ったくじを引き、組み合わせ表にチーム名が記載されていった。学童上級の部の抽選で1番くじを引いた福井少年野球クの奥野翔琉(かける)主将が、開会式で選手宣誓することが決まった。「優勝できるようがんばりたい」と意気込んでいた。
 8月3日午前8時に舞鶴球場で開会式があり、隣接する東舞鶴陸上競技場などで少年、学童上級の1、2回戦、8月9日に同球場で準決勝、決勝戦が行われる。同下級は8月24日に同競技場で1、2回戦、8月30日に準決勝、決勝がある。
 出場チームは次の通り。
 【少年の部】与保呂スポ少▽南舞鶴スポ少B▽中筋少年野球ク▽舞鶴東スポ少▽高野ドジャース▽鶴友ク▽南舞鶴スポ少A
 【学童上級の部】福井少年野球ク▽池内少年野球ク▽茜ヶ丘ベースボールク▽南舞鶴スポ少▽三笠少年野球ク▽共楽少年野球ク▽舞鶴東スポ少▽余内少年野球ク▽朝来少年野球ク▽中筋少年野球ク▽高野少年野球ク▽与保呂スポ少▽明倫ヘッピリーズ▽志楽少年野球クスポ少
 【学童下級の部】共楽少年野球ク▽舞鶴東スポ少▽朝来少年野球ク▽余内少年野球ク▽志楽少年野球クスポ少▽高野少年野球ク▽明倫ヘッピリーズ▽池内少年野球ク▽福井少年野球ク▽南舞鶴スポ少▽茜ヶ丘ベースボールク▽中筋少年野球ク

写真=組み合わせのくじを引く各チームの主将たち




















八島商店街 「行商人」はまっこ夜の市練り歩く
ファッション・パフォーマンス「Gyo-Show」

 浜の八島商店街の「はまっこ夜の市」で7月5日、「行商」をモチーフにした初のファッション・パフォーマンス「Gyo―Show」が披露され、舞Iや商店街にちなんだものを身にまとったパフォーマー7組がアーケード内を練り歩き、ファッションと見立てられたその姿に多くの人が見入った。
 八島アートポートを拠点に様々なアートプロジェクトを企画運営するtorindo(トリンド、森真理子代表)と市が主催し、監修を現代美術家の西尾美也さん(31)=奈良市=が務めた。
 西尾さんがケニア・ナイロビ滞在中に、日用品をたくさん身に付け渋滞中の車の間を縫って売り歩く「行商人」の姿がショーのように見えたことから着想。商店街が舞台のファッションショーのテーマとして、原型の「行商」を提案した。
 5月末からアートポートで4回行われた事前ワークショップには約30人が参加。服の延長として身体を展示台に見立てた様々なアイデアを持ち寄り、西尾さんの指導のもと具体的なデザイン画を描き、当日まで作品制作を行った。
 この日披露されたのは、規格外の万願寺甘とうを紐で繋いでドレスに仕立て、生産者が身にまとった「万願寺」▽売り子が入れる移動式屋台の「駄菓子屋」▽商店街の人らが提供したエピソード付き小物が箱の324マスに並ぶ「小さいモノ」▽八島堂薬局の殺虫スプレーを移動展示した「八島堂」▽丸二金物店の商品を吊した大きな金網を背負って歩く「マルニ」▽米袋を回転式でぶら下げ纏(まとい)のようにした「米袋」▽海水浴にちなみ体中に身に付けた「浮き輪」の7体。
 マイクパフォーマーの先導で7組は行商人に成りきって商店街を歩いた。行商を体感してもらおうと商品引換券も販売され、一部は空き店舗前で販売パフォーマンスも行い、子供たちが売り子の「駄菓子屋」などには多くの人だかりができた。売上は東北被災地支援へ募金された。
 東高美術部1年の日向花愛さんは「服を考えるのが好きで参加して、見方を変えるといろんな工夫ができることが学べたので美術部で活かしたい。たくさんの人に見てもらえてうれしかった」と話していた。
 作品は7月12、19日午後1時から同9時、アートポートと周辺で展示される。

写真=行商パフォーマーたち。左上から、「小さいモノ」「米袋」「マルニ」「万願寺」「浮き輪」「駄菓子屋」「八島堂」



2014年7月8日

2年連続で将棋全国大会へ
西高囲碁将棋部 予選突破目指す
女子団体戦で府大会優勝
次年度に繋げる対局を

 引土の西舞鶴高校の囲碁将棋部の女子3人が、このほど京都市内で行われた第50回全国高校将棋京都府選手権大会の団体戦で優勝し、2年連続で全国大会への出場を決めた。出場するのは、石井沙知さん(3年)、山中古都乃さん(同)、梅原爽加さん(1年)。3人は、7月27、28日に、茨城県水戸市の茨城県武道館で開かれる全国大会に向けて練習に励んでいる。
 石井さんと山中さんは連続出場で、石井さんは1年生の時も個人戦で出場しているため3年連続となった。1年生の梅原さんは府大会では個人戦に出場したが、参加者15人中6位と、同校出場者の中で一番成績が良かったため、全国大会のメンバーに抜擢された。
 府大会では、出場した3校で総当たり戦が行われ、洛北に2―1、強豪の嵯峨野に2―1で2勝し優勝を決めた。全国大会は予選リーグで4試合を戦い、3勝すると決勝トーナメントに進める。同校は昨年、惜しくも2勝で決勝進出を逃している。顧問の古川博也教諭は「昨年の経験に基づいてがんばってほしい。次年度に繋げてほしい」と語った。
 石井さんは「対局は最後まであきらめず、逆転を狙って戦いたい。全国大会は予選突破が目標」、山中さんは「府大会は昨年よりも苦しい状況で優勝でき、3人で戦う心強さをあらためて実感したので、全国でも勝ち進みたい」、梅原さんは「初めてで緊張するけど、がんばりたい」と話している。

写真=全国大会に出場する梅原さん、石井さん、山中さん(左から)











ギャラリー・サンムーン17周年記念
所蔵の日本昔話挿絵を初公開
藤田嗣治作品展 7月13日まで

 パリの画壇で活躍した画家の藤田嗣治(1886〜1968)が描いた日本昔噺の挿絵を紹介した作品展が、浜のギャラリー・サンムーンで開かれている。同画廊の17周年を記念し、オーナーの佐藤保明さんが所蔵するコレクションを初公開した。
 藤田といえば優雅な裸婦や猫をテーマとした作品で知られるが、パリ画壇で脚光を浴び始めたころの1923年、日本の伝説を紹介する版画集が、藤田による編集、訳、挿絵でパリで出版された。全13話の昔話が限定2100部で発行された。
 鬼女になった清姫の道成寺、鵺退治をした源頼政、亀にのった浦島太郎、母を背負う姥捨山の場面が、独特の流れるような細い線で描かれている。佐藤さんは「17年画廊を続けることができ信じられない気持ちです。美術館でも見られないような藤田の昔話の絵を見ていただき、文化への関心を高めてもらえれば」と話している。7月13日まで。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン

読者プレゼント
作品を1名に
海女の玉とり伝説挿絵


 開廊17周年を記念して佐藤さんの提供で、日本昔噺の作品の中から、香川県の海女の玉とり伝説の挿絵(2万2000円)を、1名にプレゼントする。希望者は郵便番号、住所、氏名、読者プレゼント「藤田作品」係と明記し、7月14日までに申し込みを。応募ははがき(あて先〒624―0905福来912―1 舞鶴市民新聞社)、FAX(77・1750)、eメール(maipress@topaz.ocn.ne.jp)で受け付けている。応募者多数の場合は抽選。当選者には後日連絡し、サンムーンで作品を引き渡す。

写真左=出品された挿絵
写真右=海女の玉とり伝説の挿絵



2014年7月4日

元気な試合見せるぞ
舞鶴剣道教室西道場 7月29日、全国大会へ
小学生5人 夢の舞台へ稽古に励む
集中力発揮し勝利

 舞鶴剣道教室西道場が、7月29日に東京都内の日本武道館で開かれる第49回全国青少年道場剣道大会の小学生の部に、初めて出場することが決まった。5人の選手たちは夢の全国の舞台に向け、気合を入れて元気に稽古に励んでいる。
 5月に京都市内であった京都府予選に出場。11ブロックに分かれ各ブロックの1位チームが全国への切符を手にする。西道場の選手は先鋒が森巧君(高野小3年)、次鋒が野元一道君(福井小5年)、中堅は神内柚希君(高野小5年)、副将は大槻清香(さやか)さん(同6年)、大将が神内真海(まひろ)さん(同)。
 3チームでリーグ戦を行い、2試合とも先鋒が全て引分け、次鋒と中堅、副将が全て勝ち、大将までいかずに決着がついた。選手たちは集中力を発揮して試合に臨んだ。
 主将の野元君は「みんなで協力してできたことがうれしかったです。全国では気迫を出してがんばりたい」と喜んでいた。道場長の坂康宏さん(54)は「試合で勝つことよりも、剣道を続けることを大切に指導しています。京都の代表として声を出して元気な剣道をして、全国の雰囲気を楽しんでほしい」と見守っている。
 西道場には小学生8人、中学生4人が所属し、毎週2回、城南中学校の武道場で指導者から教わる。生徒を募集している。

写真=出場する大槻さん、神内(柚)君、森君、野元君、神内(真)さん(左から)



東高剣道部
3年連続で近畿大会へ
男子団体 府予選ベスト8

 泉源寺の東舞鶴高校の剣道部男子が、6月に京都市内で開かれた第61回全国高等学校剣道大会京都府予選会の団体戦でベスト8に入り、近畿大会への出場を決めた。3年連続で11回目となる。
 府予選会に同部は、古川雅也選手(1年)▽山ア一弥選手(3年)▽西田紫音選手(同)▽長山真也選手(同)▽山下晋矢選手(2年)▽足立貴斗選手(1年)▽椋本燿介選手(同)で臨んだ。シード校だったため2回戦から登場し、洛西に4―1、3回戦で菟道に2―2からの代表戦で勝利。準々決勝で久御山に0―4で敗退した。
 顧問の荒谷剛教諭は「もっと上位をめざせたが十分に力を発揮できず結果が伴わなかった。府予選での悔しい気持ちを晴らせるよう、近畿大会では予選リーグを突破してほしい」と話す。
 主将の長山選手は「みんなの目標は同じで、良い環境で稽古ができている。予選会で出し切れなかった力を出し切って、決勝トーナメントを目指したい」と気合を込め練習に励む。
 近畿大会は7月11、12日、神戸市立中央体育館で開かれる。

写真=東高剣道部の男子部員たち



2014年7月1日









東高、テレビドキュ府1位
西高、アナウンスと朗読で
NHK全国放送コンテスト出場

 東舞鶴高校放送メディア部と西舞鶴高校放送部が、7月21日〜24日、東京都内で開かれる第61回NHK杯全国高校放送コンテストにそろって出場する。東高の部員たちは、終戦後に日米友好のシンボルとして共楽公園に植えられたアロハ桜を伝え、京都府大会のテレビドキュメント部門で1位に輝いた。西高の部員はアナウンス部門で2位、朗読部門で6位に入り全国の切符を勝ち取った。

倉橋さんと奥森さんアロハ桜で平和伝える

 府大会は6月14、15日、宇治市の京都文教大学などで開催され、府内の45校、約600人が、ラジオドキュメントなど11部門に出場。番組のテーマ選び、編集、アナウンス技術などが審査された。
 東高3年の倉橋咲子さん(17)と奥森彩加さん(同)は、映像番組「さくらコネクト〜Peace&Aloha」を制作。同校で英語を指導するALTのアメリカ人オレン・ヒースさんが、アロハ桜について調べ授業で紹介する姿などを通じて、アロハ桜の歴史と平和の大切さを伝えた。
 終戦後、舞鶴に駐留した米軍兵士の日系2世、高木藤雄さんが荒廃の中にある市民の復興と平和を願ってソメイヨシノの苗木を自費で購入し、舞鶴に贈った。高木さんは1949年11月に急な転属が決まったが、舞鶴を離れる前に東舞鶴駅で出会った日系兵士たちに植樹を依頼した。
 役割分担した2人は英語でヒースさんにインタビュー、同公園で花見をする市民の声を集めるなどし、8分の作品にまとめた。2人は昨年、KTRをテーマに番組を作り、同部門で全国に出場している。
 倉橋さんと奥森さんは「優勝の発表を聞きとてもうれしかった。高木さんが桜に託した想いを引き継ぎ、平和と友好のアロハ桜をたくさんの人に知ってもらえれば」と話している。全国大会では決勝進出を目指す。

中野君、技術職員の心情と感謝を込めて

 西高3年の中野洋君(17)がアナウンス部門で出場する。府大会では校内の施設や環境整備を担当する学校技術職員である男性の、縁の下の力持ちの仕事を1分半の原稿にまとめ発表した。
 蛍光灯がつかない時には交換してくれ、寒い冬には壊れたストーブをすぐに修理してくれるなど、「西高の隠れた『萬屋』」と紹介する。その一方、ポイ捨てのごみや割れて放置されたままのガラスに腹を立て、挨拶を返してくれる生徒が少ないことを悲しく思っていることも聞いた。
 「私達は、榊原さんのこんな苦労に支えられて学校生活を送っています。今度出会った時には、挨拶に一言、添えてみてください。『いつもありがとう』と」と結んだ。中野君は「全国に行く目標は達成できましたが、1位になれず気持ちは複雑。全国の決勝に残れるようがんばりたい」と意気込みを見せている。

永本君は作者の意図や情景を読み解く

 西高3年の永本智士君(17)は朗読部門で出場する。府大会では5つの課題の中から三浦しをんの小説「神去なあなあ日常」を選び、クライマックスの一節を読み上げた。作品は高校を卒業したばかりの男子が三重県の山奥で林業につくが、山仕事をする村人や雄大な自然に触れて成長していく物語。映画化され全国で今年公開された。
 他の部員やOBたちに聴いてもらってアドバイスを受け、作者の意図や情景、作中人物の感情を伝えることに気をつけて練習した。府大会の決勝では今作のほか、鎌田實の「がんばらない」の課題も読んだ。持ち前の声量の大きさを活かした。
 永本君は「緊張しましたが最後の大会で全国に行きたいと臨み、発表後はやり切ったと思いました。全国では自分自身楽しみながら発表したい」と話していた。

写真左=出品した映像を手にする奥森さん(左)と倉橋さん
写真右=出場を決めた永本君(左)と中野君



torindoアートスクール
7月6日、赤れんが配水池公開
「時間旅行博物館」の参加者募集

 国指定重要文化財の旧海軍水道施設、北吸の赤れんが配水池(旧北吸浄水場第1配水池)が7月6日、特別一般公開される。昨秋、同所で実験的に行われたアートプロジェクト「時間旅行博物館(タイムトラベルミュージアム)」を、今年も一般社団法人torindo(トリンド・森真理子代表)が、市と主催で開催する。2年目の今年は参加者と一緒に「博物館」を作り上げていくため、同日に説明会も行う。
 同プロジェクトは、現代美術家・北澤潤さん(26)=東京都=の発案。昨年は配水池内の高さ5・6メートルの導水壁に、1900年からの舞Iの過去の写真や民具、子供たちや市民らが描いた3000年までの未来の絵日記の展示など、歩きながら過去・現在・未来の時間旅行が楽しめる空間として配水池を公開した。
 今年は、来年2月まで全10回の「時間旅行学芸員スクール」を開講。北田辺の郷土資料館を訪れて舞Iの過去と現在を比較したり、北吸の赤れんがパーク4号棟を拠点に、未来の展示や企画、運営などを考え、「学芸員」たちが作り上げた「時間旅行博物館」を10、11月に公開する。公開後も活動を振り返ったり、伝えて行く方法などを考え、継続した展開を目指す。
 7月6日の一般公開は午後1時から同4時半。北澤さんによる説明会は午後1時半から。無料。スクールは要登録。定員30人。 【問い合わせ】電話080・2411・0790、トリンド

写真=昨年の時間旅行博物館(北澤潤八雲事務所提供、撮影:伊藤友二)



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