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NO.7 賛否両論!我が家の冬のベランダ事情   

 さて今回はタケウチの冬のベランダ事情についてのお話です。毎年冬になると、タケウチのベランダには家の洗濯物の横に様々な仕込み物がぶら下がります。家族にとってはこれはかなり迷惑極まりない話らしく、ぶら下がる物によっては、目を隠してベランダの前を通り過ぎるといった状況になっております。  かつてぶら下がったことのある品目をあげていきますと…「魚一夜干し系」「豚のベーコン」「豚の生ハム」「月桂樹」「鹿モモ肉の生ハム」「青首真鴨」「野生ウズラ」などなど。鹿モモ肉の生ハムまでは乾燥を目的とし、鴨・ウズラなどは熟成を目的として冬の寒風の中、シャツなんかと共にブラブラ〜ユラユラ〜している訳です。  月桂樹は別として、生ハムやベーコン、一夜干しなんかは我が家にも非常に好意的に受け入れられており、「出来上がりを味見!」という約束までさせられる始末なのですが、鴨や鹿などの野鳥獣は僕の事を「ひどい人間だ」と言わんばかりの目で見る始末。「そうか、よしわかった。出来上がりを見ていろよ。お前達がかわいそうだと思っているものがどれだけ美味しく尊い味わいなのか、料理人としてお前達に教えてやるぞ!」と意気込んで、毎日寒風の中、熟成具合や乾燥具合を確かめているのです。  そんなある日、いつものように鴨の熟成具合を確かめにベランダに行くと、ぶら下がった鴨に1羽1羽何か掛かっているではありませんか。さては洗濯物が風で飛んでひっかかったかと思ってよく見ると、明らかに人為的に掛けられた白いタオルのバリケード!このやろ〜、さては…と後ろを振り返ると、腕組みした我が相棒が(僕の奥さんのことですが、タケウチのサービス担当です)、「レストランのスタッフとしては許せるけど、毎日鴨のぶら下がった横で洗濯物を干す主婦としては我慢できません!よって目隠しさせて頂きました!」  ごもっともでございます。ドンとベランダの真ん中に陣取っていた鴨を隅っこの目立たない所へ移動させたのは言うまでもありません。そして完成した鹿の生ハムですが、それでダシをとったり何かを巻いて焼いたりしたお料理がお客様に大好評です。
 竹内さんのホームページアドレスはhttp://www3.ocn.ne.jp/~takechef/

写真=左から「鹿モモ肉の生ハム」「巨大カレイの一夜干し」「自家製ベーコン」です
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